
今回のブログでわかること(要約)
「なぜか左側の腰ばかり痛くなる」「デスクワークをしていると、午後から腰がつらくなる」とお悩みではありませんか?
腰痛は、痛みを感じている腰だけに原因があるとは限りません。
長い時間おなじ姿勢で過ごすことや、足を組むクセ、運動不足、仕事や家事による疲れなど、いくつもの要素が重なっている場合があります。
今回ご紹介するのは、長年左側の腰痛をくり返していた40代女性Rさんです。
デスクワークにくわえて家事もあり、趣味のママさんバレーまで休まなければならないほど腰痛が悪化していました。
当院では身体全体の状態と生活習慣を確認しながら施術を行い、座り方や仕事中の休憩、運動前後の準備なども見直していただきました。
その結果、約1か月・5回の施術で左側の腰痛が大きく改善し、ママさんバレーにも復帰されています。
私自身も以前、腰痛で仕事をするのがつらかった経験があります。
腰痛が続くと「また痛くなるのでは」と不安になりますよね。
今回はRさんの症例をもとに、左側にくり返す腰痛について、できるだけわかりやすくお話しします。
※施術による変化や改善までの期間には個人差があります。
- 1. 今回のブログでわかること(要約)
- 2. 左側の腰痛が続き、ママさんバレーまで休んでいた40代女性
- 3. 私自身も腰痛を経験したからこそ感じること
- 4. 左側だけ腰が痛くなる原因は一つとは限りません
- 5. デスクワークでは「良い姿勢」より動くことを意識
- 6. ママさんバレーの前後にも身体を整える時間を
- 7. 忙しい毎日に腹式呼吸も取り入れました
- 8. 約1か月・5回の施術で左側の腰痛が大きく改善
- 9. まとめ|左側の腰痛をくり返すなら腰以外にも目を向けてみましょう
- 10. 左側の腰痛についてよくある質問
- 10.1. Q1.なぜ左側だけ腰が痛くなるのでしょうか?
- 10.2. Q2.デスクワークは腰痛の原因になりますか?
- 10.3. Q3.腰痛があっても運動して大丈夫ですか?
- 10.4. Q4.左側の腰痛は内臓が原因の場合もありますか?
- 10.5. Q5.どれくらい通えば腰痛は良くなりますか?
- 11. 参考文献
左側の腰痛が続き、ママさんバレーまで休んでいた40代女性
こんにちは。鹿児島市玉里団地の坂元台整骨院、院長の児玉寛武です。
Rさんはパソコンを使う事務のお仕事をされている40代女性です。
以前から腰痛がありましたが、痛くなるのはいつも左側でした。

つらくなると湿布を貼ったり、コルセットを着けたりして、「少し待てば良くなるだろう」と過ごしていたそうです。
ところが今回は、なかなか痛みが引きません。
ご主人に腰をマッサージしてもらっても変わらず、長年続けているママさんバレーも休むようになりました。
仕事だけでなく、楽しみにしていた趣味までできなくなるのはつらいものです。
Rさんも「また思いきりバレーがしたい」との思いで、ご主人の紹介により当院へ来院されました。
私自身も腰痛を経験したからこそ感じること

私自身も過去に、仕事中の腰痛でつらい思いをした経験があります。
腰が痛くても仕事は待ってくれません。
患者さんの施術をしながら、「次に動いたときにまた痛くならないかな」と腰を気にしていた時期もありました。
腰痛は、痛みそのものだけが問題ではありません。
仕事や家事に集中できなかったり、出かけるのがおっくうになったり、好きな運動を控えたりと、少しずつ生活の楽しみまで奪ってしまうことがあります。
だからこそ当院では、「腰だけを見る」のではなく、腰痛によって何ができなくなっているのかまで伺うことを大切にしています。
左側だけ腰が痛くなる原因は一つとは限りません

Rさんのお話を詳しく伺うと、いくつか気になる生活習慣がありました。
仕事では長い時間パソコンに向かっています。
座っているときには足を組むことが多く、自宅では横座りをするクセもありました。
また、週に数回ママさんバレーをしていましたが、ウォーミングアップや運動後のクールダウンはあまり行っていませんでした。
身体を確認すると、腰だけでなく股関節や骨盤まわりの動きにも左右差がみられました。
ただし、「足を組んだから左側の腰痛になった」と一つの原因に決めつけることはできません。
腰痛は、身体の状態、活動量、仕事、睡眠、ストレスなど、さまざまな要素がかかわります。WHOの慢性腰痛ガイドラインでも、その人を取り巻く複数の要素を考えながら対応することが大切だとされています。
家にたとえるなら、一本の柱だけを見るのではなく、床や壁、柱を含めて家全体を確認するようなイメージです。
当院でも左腰だけにとらわれず、Rさんの身体全体と毎日の過ごし方を確認しました。
デスクワークでは「良い姿勢」より動くことを意識
Rさんに最初に見直していただいたのが、仕事中の過ごし方です。
「腰痛にならないように、ずっと背筋を伸ばさなければ」と考える必要はありません。
むしろ大切なのは、おなじ姿勢を長く続けすぎないことです。
近年のオフィスワーカーを対象とした研究でも、座る時間だけでなく、休憩の少なさや静止した座り方などを含めて考える必要性が報告されています。
そこでRさんには、30分ほどを目安に一度立ち上がり、軽く身体を伸ばしてから座り直していただきました。

足を組んでいることに気づいたら戻す。それくらいからで十分です。
完璧な姿勢をめざすより、こまめに姿勢を変える習慣をつくっていきました。
ママさんバレーの前後にも身体を整える時間を
Rさんにとって、ママさんバレーは大切な楽しみです。
腰痛があるからといって、好きな運動をずっとあきらめる必要はありません。
症状が落ち着いてからは、バレー前に軽く身体を動かし、終わったあとにも無理のない範囲で身体を整える時間をつくっていただきました。

冷えたエンジンをいきなり全開にしないのと同じです。
身体にも少しずつ「これから動きますよ」と準備する時間をつくることで、運動へ入りやすくなります。
忙しい毎日に腹式呼吸も取り入れました

仕事、家事、運動と毎日忙しいRさんには、起床時や就寝前の腹式呼吸もお伝えしました。
鼻から3秒ほど息を吸い、お腹をふくらませます。
そして、口から6秒ほどかけてゆっくり吐きます。
「3秒吸って6秒吐く」というように、吐く時間を少し長めにするのがポイントです。
腹式呼吸だけで腰痛を治すという意味ではありません。
忙しい一日の中で、身体の力を抜き、ゆっくり呼吸する時間をつくるためのセルフケアとして取り入れていただきました。
約1か月・5回の施術で左側の腰痛が大きく改善

Rさんには、身体全体の状態を確認しながら施術を行いました。
同時に、仕事中にこまめに立つ、足を組み続けない、バレー前後に身体を動かすといった生活習慣も続けていただきました。
初回施術の翌日には、「腰の痛みがかなり楽になった」とご報告いただきました。
そして、約1か月・5回の施術で左側の腰痛は大きく改善。
休んでいたママさんバレーにも復帰し、全力でプレーしても腰を気にせず楽しめるようになりました。
仕事や家事も以前のように行えるようになり、「もっと早く来ればよかった」と喜んでいただけたことが印象に残っています。
好きなことをもう一度楽しめるようになった姿を見ることは、施術者としてもうれしい瞬間です。
※経過や施術による変化には個人差があります。
まとめ|左側の腰痛をくり返すなら腰以外にも目を向けてみましょう

左側ばかり腰が痛むと、「左腰の筋肉が悪いのかな」と考えてしまいがちです。
しかし、腰痛は一つの原因だけで説明できないことも少なくありません。
デスクワークでのおなじ姿勢、身体の使い方、運動量、疲れやストレスなども含めて考えることが大切です。
WHOのガイドラインでも、慢性腰痛には教育やセルフケア、運動などを含め、その人に合わせて複数の方法を組み合わせる考え方が示されています。
私自身も腰痛を経験しているからこそ、「腰が痛くない生活」だけでなく、仕事や趣味を腰の不安なく楽しめるところまで戻ってほしいと思っています。
鹿児島市で左側の腰痛が続いている方、デスクワークをすると腰がつらくなる方は、坂元台整骨院へお気軽にご相談ください。
左側の腰痛についてよくある質問

Q1.なぜ左側だけ腰が痛くなるのでしょうか?
原因は一つではありません。身体の使い方や仕事、運動、過去のけがなど、いくつかの要素が関係する場合があります。左側だけ痛むからといって、左腰だけに原因があるとは限りません。
Q2.デスクワークは腰痛の原因になりますか?
「座っているだけで腰痛になる」とは言い切れません。ただし、長時間ほとんど姿勢を変えないことや休憩が少ないことなどは、腰痛との関連が報告されています。こまめに立って身体を動かすことをおすすめします。
Q3.腰痛があっても運動して大丈夫ですか?
症状によります。慢性的な腰痛では適度な運動がすすめられる場合がありますが、強い痛みや脚のしびれ・筋力低下などがある場合は、まず医療機関で身体の状態を確認してください。
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Q4.左側の腰痛は内臓が原因の場合もありますか?
あります。発熱、血尿、腹痛、吐き気などをともなう場合や、安静にしていても強く痛む場合などは、筋肉や関節以外の病気も考える必要があります。いつもと違う痛みを感じた場合は医療機関へ相談してください。
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Q5.どれくらい通えば腰痛は良くなりますか?
症状や生活環境によって異なります。今回のRさんは約1か月・5回でしたが、すべての方が同じ経過になるわけではありません。当院では初回に身体の状態を確認したうえで、通院の目安をご説明しています。
参考文献
1.World Health Organization. WHO guideline for non-surgical management of chronic primary low back pain in adults. 2023.
慢性腰痛について、運動、セルフケア、身体的・心理的な要素などを含め、その人に合わせて総合的に対応する重要性がまとめられています。
WHO「慢性腰痛の非外科的管理ガイドライン」
2.World Health Organization. Low back pain.
腰痛の世界的な状況や、腰痛に対する基本的な考え方をまとめたWHOの資料です。
WHO「Low back pain」
3.Low back pain and sitting time, posture and behavior in office workers: A scoping review. 2025.
オフィスワーカーの座位時間、姿勢、休憩や座り方と腰痛との関連を検討したレビューです。長時間ほとんど動かない座り方や休憩の少なさなどを考えるうえで参考になります。
PubMed「Low back pain and sitting time, posture and behavior in office workers」
(監修 柔道整復師 児玉寛武)


