
「腰痛がひどくなるとお尻から脚にかけてしびれまで出てくる」
「腰痛のせいで家事・育児・仕事がつらい」
「どこに行ってもなかなか腰痛が良くならない」
このような症状でお悩みの方はこの度のブログがお役に立てるかもしれません。
病院に行っても治らなかった坐骨神経痛をともなう腰痛の治し方について解説します。

こんにちは、鹿児島市玉里団地で坂元台整骨院を開業しております、院長の児玉寛武です。
この度のブログでは、坐骨神経痛をともなうつらい腰痛にお悩みだったデスクワークのお仕事に従事している40代女性患者さん(以下Tさん)が実際に腰痛を解消した事例について書いております。
当院での施術とともに、日常生活で腰痛を解消させるための取り組みを並行して続けたことにより、坐骨神経痛をともなうつらい腰痛が解消された事例になります。
実際の臨床の場面なども詳しくブログにまとめていますので、もしつらい腰痛にお悩みでしたらこのブログ内容がお役に立てると考えています。
ぜひ最後までお読みいただけますと幸いです。
マッサージやストレッチも効果のなかったTさんの腰痛の原因について

Tさんは会社員としてデスクワーク中心のお仕事をして働いていました。忙しい職場で、責任ある立場にもなり日々多くのストレスを感じていたそうです。
また、小学生のお子さんも二人いて、スポーツ少年団に所属しており、休みの日はそちらのお世話で忙しくしていたとのことです。
30代になったあたりから腰痛を感じるようになり、病院も受診したそうですが「特に異常なし」とのことでシップと痛み止めを処方されましたが、改善は見られなかったそうです。ですので、自分でストレッチしてみたり、マッサージを受けに行ったりしたそうですが、そこでも改善はしなかったそうです。とてもつらかったことと思います。
半年ほど前から腰痛だけでなく、お尻から太ももの後ろにかけてのしびれまで出てきだしたので不安になり、知人の紹介で当院に受診する運びとなりました。
普段の日常生活の不良姿勢

問診でこのようなお話を伺った後、Nさんのお身体を検査させていただきました。すると、毎日長時間デスクワークで座りっぱなしの影響で腰から股関節、骨盤周囲の筋肉や関節の動きがかなり硬くなっており、背中が猫背ぎみで頭も前方へ突き出すような姿勢になっていました。
このような腰から股関節、骨盤周囲の筋肉は呼吸の働きを司る横隔膜と繋がっています。さらにNさんのような猫背姿勢になってしまうとより、横隔膜の機能を阻害してしまい呼吸が浅くなってしまうという悪循環に陥ってしまいます。

人間の身体は血の流れによって全身の筋肉や内臓、脳などといった組織に栄養と酸素を送り届けています。
腰や股関節、骨盤周囲の筋肉や関節が硬くなると血の循環が悪くなり、酸素や栄養を腰まわりの筋肉に送り届ける量は減ってしまいます。

すると、血の巡りが悪くなることで、筋肉や関節の動きはさらに硬くなってしまい、悪循環に陥ってしまいます。
人はこの酸素や栄養が常に全身へ行き届くことで良い状態を保つことができているのです。
特に、仕事柄座りっぱなしが多かったTさんは、腰や股関節などへの負荷は通常よりどうしても大きくなってしまいます。そのような状態が続いたことにより腰痛が悪化していったのです。
しかし、仕事や家事をしていて座りっぱなしになったり立ちっぱなしになるのは仕方のないことだとおもいます。
ストレス

Tさんは職場でも責任ある立場になり、激務をこなしていました。
またお子さんのスポーツ少年団の方で休みの日は忙しく活動し、気苦労も多かったそうです。
人の身体は肉体的または精神的なストレスを受けると、筋肉を緊張させる自律神経(交感神経)の働きが活発になります。そのため、腰周辺の筋肉が緊張して腰痛が起きます。通常の疲労は休息や睡眠で解消できますが、精神的なストレスが重なると休息や睡眠も不完全なものになります。疲労が慢性化するように、腰痛もまた慢性化していってしまいます。
しかし、責任ある仕事を任されて、我が子のために一生懸命活動していると気苦労が増えるのは無理もないことです。
Tさんが取り組んだ日常生活での対策・予防法
腹式呼吸を取り入れる
腹式呼吸の主な効能として、
・自律神経の働きを整えて、リラックス効果や免疫力アップなどが期待できる
・浅い呼吸が改善される
・横隔膜がしっかり動くことで、血流改善につながる
・体幹のインナーマッスルが鍛えられることにより姿勢が安定する
など腰痛解消に良い影響を与えてくれます。
やり方としては鼻からゆっくりと息を吸いこみ、おへその下に空気を溜めていくイメージでお腹を膨らませます。そして口からゆっくりと息を吐き出し、お腹をへこませます。この時、吸う時の倍くらいの時間をかけるつもりで吐くのがポイントです。
これを朝、昼、夜に各5回ずつ行います。

30分に1回は座り直しをして姿勢をリセット

仕事や運転で同じ座り姿勢が続く際、30分に一回は座り直しをします。
人間、座りはじめのうちはいい姿勢でいることができても、時間が経ってくるとだんだん背中が猫背ぎみになり頭も前方へ突き出すような姿勢になっていくことが多いです。
ですので、30分に1回立ち上がって背筋を伸ばしから座り直しをします。そうすることで偏りはじめた姿勢をリセットできます。その時、気をつけておくべきこととして、
・両足裏を均等につけて座ったり、立ったりしましょう。もし足を組んでいるのに気がついた時は、戻すようにするとさらに良くなります。
・少しみぞおちを前に突き出すように背中を伸ばして座ります。(反り腰ならないように腰でなくみぞおちを少し突き出すイメージ)
・まっすぐ立ったり座ったりすることを意識して、片側に体重をかけて立ったり座ったりしていたら、まっすぐに戻すといいです。
・スマホやパソコンは目線の高さに合わせて見るようにします。
まずはできる範囲からで構いませんので、これらの事項を実践してみてください。
不良姿勢により負担のかかり続けているポイントを分散することができ、腰痛が解消していく可能性が高まります。

基本的にゆがんだ骨格を正しい位置に調整しても、今まで長いこと悪い位置にあった骨格は、特にはじめのうちはその悪い位置にまた戻ろうとします。脳が「その収まりのいい悪い位置」を記憶しているからです。これは今までの悪習慣を施術後も続けていると余計に戻りやすいです。
そのため、今まで続けていた生活習慣を改めつつ、ゆがみが元に戻り切る前に施術していく工程を積み重ねていくことが早期回復には必須になります。
私たち治療家としては「ゆがみが戻り切る前のタイミングを見極めて施術をする」ことが大事なポイントとなります。だから「治療計画」というのは大事なのです。
なるべく歩く

日頃から仕事や家事に追われている方は、なかなかまとまった運動時間も取れないと思います。ですので、「エレベーターがあっても階段を使う」「近くのお店の買い物は車でなく徒歩で行く」など日常生活のついでになるべく歩いていただくようにしてもらいました。
歩行を増やすことで筋肉や関節に刺激が入り、血流も良くなります。日頃座り姿勢が多くて足のむくみやすい方にも有効です。
また運動は自律神経の働きを整えるのにとても効果的ですのでおすすめします。
施術後に注意していただいたこと

Jさんには施術後、下記のようなことをお伝えしました。
・施術した日はその後、アルコールやカフェイン(コーヒーなど)の刺激物の摂取を控えていただくといいです
・施術した日のお風呂はシャワー程度にしていただくといいです
・施術した日の後は激しい運動などは控えて、早めに寝ていただくといいです
施術後は刺激がたくさん入るようなことは控えて、早めに寝ていただくことで睡眠中に施術の効果による回復が促されていきます。
ですのでお身体の不調にお悩みの方は特に、「しっかり寝る」ことが重要になります。また、私は施術で「しっかり寝れる身体に調整する」ことを目的に治療しています。「寝れば治る身体」にしていくことが治療家としてとても大切なことであると私は考えています。
子供達は基本的にどんなに疲れた日でも、一晩ぐっすり寝たら翌日はもう元気ピンピンしていますよね。
子供の時のような身体を取り戻せたら、仕事や家事・育児にも毎日元気に取り組めることでしょう。
坐骨神経痛をともなう腰痛にお悩みだった40代女性患者様の声

お名前 T・Kさん 年齢40代
施術期間2ヶ月 施術回数7回
Qどのような症状、お悩みでご来院されましたか?
腰痛 おしりから太ももにかけてのしびれ
Q実際に施術を受けられていかがでしたか?
長年つらかった腰痛がウソのようによくなりました。
しびれもなくなり、仕事や家事も問題なくできています。
今は月に一度のペースでメンテナンスをしていただいてます。
いつも助かってます。ありがとうございます。
・施術内容としては骨格のゆがみを整える治療と、東洋医学的なアプローチにより自律神経の働きを整える治療を行いました。
来院当初は苦痛に顔をゆがめながら来ていましたが、現在は笑顔でお話しされることが多くなり、私としても嬉しく思います。
どこに行っても腰痛が良くならない...そんな時はご相談ください。

今回のご紹介した方法を毎日実践していただくことで、腰痛が解消される可能性があります。お悩みの方はぜひ実践してみてください。
しかし、1ヶ月以上実践を継続してもなかなかつらい腰痛が解消されない時は他にも原因が考えられるかもしれません。
腰痛でお困りで不安な方は、当院の公式LINEやお電話でご相談も承っております。お気軽にご相談ください。
当院の公式LINEはこちらから(24時間かんたんWEB予約機能付き)
このブログが腰痛でお悩みの方のお役に立てれば幸いです。
最後までブログをお読みいただきありがとうございました。
※この記事は、実際の患者様の改善事例をもとに作成しております。効果には個人差がありますので、ご了承ください。
【参考文献】
・日本整形外科学会「腰痛診療ガイドライン2019」南江堂
・日本ペインクリニック学会「慢性疼痛治療ガイドライン」真興交易医書出版部
・厚生労働省 e-ヘルスネット「腰痛対策」「身体活動・運動」
・日本理学療法士協会「腰痛に対する理学療法ガイドライン」
・WHO Guidelines on physical activity and sedentary behav
iour(2020)
・National Institute of Neurological Disorders and Stroke Low Back Pain Fact Sheet
・American College of Physicians Noninvasive Treatments for Acute, Subacute, and Chronic Low Back Pain(Annals of Internal Medicine, 2017)
・National Institute for Health and Care Excellence Low back pain and sciatica in over 16s: assessment and management(NICE Guideline NG59)
・Cochrane Collaboration Exercise therapy for chronic low back pain(Systematic Review)
(監修 柔道整復師 児玉寛武)


