
今回のブログでわかること【要約】
「ぎっくり腰が治っても、しばらくするとまた繰り返す」
「腰痛予防で筋トレやストレッチをしているのに、なぜ良くならないのだろう」
何度もぎっくり腰を経験すると、「また仕事中に痛くなったら」と不安になりますよね。
ぎっくり腰を繰り返す場合、筋力不足だけが原因とは限りません。長時間のデスクワーク、身体を動かす時間の少なさ、腰や股関節の動き、ストレスなど、いくつもの要因が重なっていることがあります。
今回は、慢性的な腰痛があり、ぎっくり腰を繰り返していた40代男性Nさんの症例をご紹介します。
当院での施術と生活習慣の見直しを続けた結果、約6週間・7回の施術で腰痛が大幅に改善しました。
※施術による変化や必要な期間には個人差があります。
ぎっくり腰を何度も繰り返していた40代男性
Nさんは、デスクワーク中心のお仕事をされている40代男性です。
長い会議も多く、座っている時間が続くほど腰がつらくなっていました。
さらに以前からぎっくり腰を繰り返していたため、「また急に痛くなるのでは」と心配されていました。
Nさんは何も対策していなかったわけではありません。
腰痛を予防するために筋トレやストレッチにも取り組み、病院や整骨院、整体院にも通っていました。

それでも腰痛を繰り返していたのです。
一生懸命に対策しているのに変わらなければ、「何をすればいいのだろう」と悩んでしまいますよね。
Nさんは、ぎっくり腰を繰り返す身体を変えたいと考え、知人の紹介で坂元台整骨院へ来院されました。
ぎっくり腰を繰り返す原因は筋力不足だけではありません
「腰が弱いから、もっと筋肉をつけたほうがいい」
ぎっくり腰を経験すると、そのように考える方も多いのではないでしょうか。
もちろん、適度な運動は腰痛対策として大切です。
しかし、腰痛には一つだけではなく、さまざまな要因が関係します。
たとえば車のタイヤを想像してください。
空気圧だけ調整しても、運転のしかたや道路の状態などに問題があれば、タイヤにはまた負担がかかります。
身体も似ています。
筋肉だけ鍛えても、毎日何時間も座りっぱなしで、腰や股関節をほとんど動かさなければ、同じところへ負担が重なってしまいます。
そのため、筋トレだけではなく「普段どのように身体を使っているのか」まで見直すことが大切です。
Nさんの腰痛で気になったのは長時間の座り姿勢
Nさんのお話を聞き、身体を確認すると、腰だけではなく股関節や骨盤まわりの動きもかたくなっていました。
さらに、背中が丸くなり、頭が前へ出やすい姿勢もみられました。
特に気になったのが、仕事中の過ごし方です。
デスクワークや長い会議では、身体をほとんど動かさない時間が続いていました。

「良い姿勢でずっと座れば大丈夫」と思われるかもしれません。
しかし、大切なのは完ぺきな姿勢を何時間も保つことではなく、同じ姿勢を長く続けすぎないことです。
そこで当院では、腰だけを強くもむのではなく、背骨や骨盤、股関節などの動き、姿勢や普段の身体の使い方まで確認しながら施術を行いました。
そして、Nさんには仕事中の習慣も変えていただきました。
このような状態でお仕事を続けなければならなかったことは、本当に大変だったと思います。
ぎっくり腰を繰り返さないために取り組んだ3つの対策
1.30分を目安に一度立ち上がる

Nさんには、デスクワークや会議で座る時間が長くなったら、30分ほどを目安に一度身体を動かしてもらいました。
立ち上がって軽く背中を伸ばし、また座り直すだけでもかまいません。
また、足を組んでいることに気づいたら戻す、両足を床につける、パソコン画面を見やすい高さへ調整するなど、仕事をじゃましない範囲から始めてもらいました。
大切なのは「30分」を絶対に守ることではありません。
会議中など立てない場面もありますから、できるときに姿勢を変えて、身体を動かすことを優先しましょう。
2.特別な運動よりも毎日の歩く量を増やす
忙しい40代男性に「毎日1時間運動してください」と言っても、なかなか続きませんよね。
そこでNさんには、生活のなかで歩く時間を増やしてもらいました。
エレベーターではなく階段を使う、近い場所なら歩いて行くなど、できる範囲で十分です。

ウォーキングは特別な器具が必要なく、慢性腰痛がある方でも取り入れやすい運動のひとつです。
腰が痛いからと必要以上に身体を動かさなくなるのではなく、無理のない範囲で動く習慣をつくっていきます。
3.仕事の合間にゆっくり呼吸する
Nさんは、仕事によるストレスも感じていました。
そこで、仕事の合間にゆっくり呼吸する時間をつくってもらいました。

鼻から3秒ほどかけて吸い、6秒ほどかけてゆっくり吐きます。
呼吸法だけでぎっくり腰を予防できるわけではありません。
ただし、ゆっくりした呼吸はストレスや緊張をやわらげる方法として取り入れやすいため、忙しい仕事の合間にもおすすめしています。
約6週間・7回で慢性的な腰痛が大幅に改善

Nさんには約6週間で7回の施術を受けていただきました。
同時に、仕事中にこまめに立つことや歩く習慣、ゆっくりした呼吸なども続けてもらいました。
施術を重ねるにつれて腰のつらさは少しずつ減り、約6週間後には、長年悩んでいた慢性的な腰痛が大幅に改善しました。
Nさんからは、「1回施術してもらうだけで全然良くなりました。痛い時には我慢せず、すぐみてもらった方がいいと思うようになりました」とのお声もいただいています。
痛みが減ったことはもちろん、「またぎっくり腰になるかもしれない」という不安が少なくなり、快適に過ごせるようになったことを私もうれしく思います。
※ご本人の感想であり、施術の結果を保証するものではありません。
繰り返すぎっくり腰でも病院を受診したほうがよい場合
ぎっくり腰のような強い痛みでも、別の病気がかくれている場合があります。
足に強いしびれや力の入りにくさがある、排尿や排便に異常がある、発熱をともなう、大きな転倒や事故のあとから痛む、安静にしていても強い痛みが続く場合などは、まず医療機関へご相談ください。
「いつものぎっくり腰だから」と決めつけないことも大切です。
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まとめ|ぎっくり腰を繰り返すなら毎日の過ごし方も見直しましょう

ぎっくり腰を繰り返す場合、「筋肉が足りないから」と筋トレだけを続けても、なかなか変わらないことがあります。
Nさんの場合も、長時間のデスクワークや身体を動かす時間の少なさ、腰や股関節の動きなど、いくつもの部分を確認する必要がありました。
「ぎっくり腰を何度も繰り返している」
「デスクワークや会議のあとに腰がつらい」
「筋トレやストレッチをしているのに腰痛が続く」
鹿児島市で同じようなお悩みがありましたら、坂元台整骨院へご相談ください。
痛む腰だけを見るのではなく、身体の動きや仕事中の姿勢、生活習慣までていねいに確認し、一人ひとりに合った改善方法を一緒に考えていきます。
参考文献
1.日本整形外科学会・日本腰痛学会 編
『腰痛診療ガイドライン2019 改訂第2版』
→ 腰痛の評価や治療、日常生活での対応についてまとめられています。
2.Maher C, Underwood M, Buchbinder R.
Non-specific low back pain. Lancet. 2017.
→ 腰痛には身体面だけでなく、さまざまな要因が関係することを解説しています。
3.Steffens D, et al.
Prevention of Low Back Pain: A Systematic Review and Meta-analysis. JAMA Internal Medicine. 2016.
→ 運動などが腰痛の予防に役立つ可能性を検討したシステマティックレビューです。
4.Pocovi NC, et al.
Effectiveness and cost-effectiveness of an individualised, progressive walking and education intervention for the prevention of low back pain recurrence in Australia (WalkBack). Lancet. 2024.
→ 個別に調整したウォーキングと教育プログラムが、腰痛の再発までの期間を延ばしたことが報告されています。
5.Fincham GW, et al.
Effect of breathwork on stress and mental health: A meta-analysis of randomised-controlled trials. Scientific Reports. 2023.
→ 呼吸法がストレスや不安をやわらげる可能性について検討されています。
(監修 柔道整復師 児玉寛武)


