
今回のブログでわかること【要約】
「肩こりだけでなく、肩甲骨の内側までズキッと痛む」
「長時間パソコンをしていると、首から背中がつらくなる」
そんな症状でお困りではありませんか?
今回ご紹介するのは、事務職として働く50代男性Oさんです。
社会人になってから左側の肩こりが続いていましたが、半年前から左の肩甲骨の内側に鋭い背中の痛みを感じるようになりました。
整形外科ではレントゲン検査を受け、「ストレートネックになっていますね」と説明を受けました。湿布と痛み止めで経過をみましたが、症状はなかなか変わりませんでした。
坂元台整骨院では、持参されたレントゲン画像も参考にしながら身体全体を検査しました。そして、施術だけでなく仕事中の姿勢や生活習慣も見直していただき、約8週間・7回の施術で肩こりと背中の痛みが大幅に改善しました。
今回はOさんの症例をもとに、肩こりと肩甲骨まわりの背中の痛みについてわかりやすくご紹介します。
※施術の結果や改善までの期間には個人差があります。
- 1. 今回のブログでわかること【要約】
- 2. 社会人になってから左側の肩こりに悩んでいた50代男性
- 3. 整形外科では「ストレートネック」と言われました
- 4. レントゲン画像と身体の検査から原因を考えました
- 5. 頭が前へ出ると首や肩への負担が増えやすくなります
- 6. 肩甲骨の内側の鋭い痛みは首が関係することもあります
- 7. 坂元台整骨院では肩だけでなく背骨全体を確認しました
- 8. 「施術を受けるだけ」にしないことも大切にしました
- 9. 8週間・7回で肩こりと背中の痛みが大幅に改善
- 10. まとめ|肩こりと背中の痛みが続くなら首や姿勢も確認してみましょう
- 11. 肩こり・背中の痛みについてよくある質問【FAQ】
- 11.1. Q1.肩こりで肩甲骨の内側まで痛くなることはありますか?
- 11.2. Q2.ストレートネックになると必ず肩こりになりますか?
- 11.3. Q3.デスクワークでは、どんなことに気をつければよいですか?
- 11.4. Q4.肩甲骨の痛みがあるときは整骨院へ行ってもよいですか?
- 11.5. Q5.何回くらいで肩こりはよくなりますか?
- 12. 参考文献
社会人になってから左側の肩こりに悩んでいた50代男性
Oさんは、デスクワーク中心の事務職をされています。
社会人になってから、ずっと気になっていたのが左側の肩こりでした。
肩がつらくても仕事は休めません。
「肩こりとは長いつきあいになるのかな」と半ばあきらめながら、仕事を続けていたそうです。
ところが半年前から、今までとは違う症状があらわれました。
左の肩甲骨の内側に、ズキッと鋭い痛みが走るようになったのです。
パソコンに向かっていても痛みが気になり、仕事へ集中できない日が増えていきました。
長年の肩こりだけなら我慢できても、今までにない痛みが出てくると心配になりますよね。
Oさんも不安になり、まず整形外科を受診されました。
整形外科では「ストレートネック」と言われました

整形外科ではレントゲン撮影を受け、「ストレートネックになっていますね」と説明を受けました。
ストレートネックとは、横から見たときに本来ある首のゆるやかなカーブが少なくなっている状態を指す一般的な呼び方です。
湿布と痛み止めを処方され、しばらく経過をみました。
しかし、Oさんが気にしていた肩こりと肩甲骨内側の痛みは、思うようには変わりませんでした。
そんなとき、当院へ通われていた同じ会社の方から坂元台整骨院を紹介され、来院されました。
レントゲン画像と身体の検査から原因を考えました

Oさんは整形外科で撮影したレントゲン画像をスマートフォンに保存されていたため、参考資料として見せていただきました。
坂元台整骨院で取り入れているパーマー系カイロプラクティックでは、姿勢や身体の検査に加えて、医療機関で撮影されたレントゲン画像がある場合には、施術方針を考えるための参考情報のひとつとして活用しています。
ただし、整骨院で画像診断をおこなうわけではありません。診断は医師がおこなうものです。
Oさんの場合は、画像と身体の検査、長時間のデスクワークという生活背景などをあわせて考えました。
そこで気になったのが、頭が身体より前へ出た姿勢です。
頭が前へ出ると首や肩への負担が増えやすくなります

人の頭にはそれなりの重さがあります。
頭をボウリングの球にたとえてみましょう。
ボウリングの球を身体の近くで持つ場合と、腕を伸ばして前方で持つ場合では、腕や肩に感じる負担が大きく変わります。
首もまったく同じではありませんが、頭が身体より前へ出た姿勢が長く続くと、首や肩まわりの筋肉は頭を支えるために働き続けます。
Oさんは毎日、長い時間パソコンへ向かっていました。
こうした身体への負担が、長年続いていた左側の肩こりにかかわっていた可能性があると考えました。
肩甲骨の内側の鋭い痛みは首が関係することもあります
もうひとつ気になったのが、左の肩甲骨内側に出ていた鋭い背中の痛みです。
首から出る神経は、肩や腕などと関係しています。そのため、首の神経が刺激を受ける状態では、首だけではなく肩甲骨周辺などに痛みを感じる場合があります。
Oさんについても、首まわりの状態が肩甲骨内側の症状に影響している可能性を考えました。
ただし、肩甲骨の内側が痛いからといって、必ず神経が圧迫されているとは限りません。
筋肉や関節など、ほかにもさまざまな原因があります。
また、胸の痛みや息苦しさ、冷や汗などをともなう場合は、整骨院ではなく医療機関での確認を優先することが大切です。
坂元台整骨院では肩だけでなく背骨全体を確認しました

Oさんには、骨盤から首まで背骨全体を確認しました。
検査で反応がみられた4か所を中心に、身体の状態に合わせて調整していきました。
肩こりだから肩だけをもむ。
背中が痛いから肩甲骨だけをほぐす。
当院では、必ずしもそうした考え方だけで施術を組み立てません。
たとえるなら、家の一部分に負担が出ているときに、その場所だけを見るのではなく、土台や柱まで確認するようなイメージです。
なぜ左肩や背中へ負担が集まっているのか。
身体全体を確認しながら施術を進めました。
「施術を受けるだけ」にしないことも大切にしました
Oさんには最初の段階で、「施術だけでなく、普段の身体の使い方もいっしょに変えていきましょう」とお伝えしました。
一週間に一度施術を受けても、仕事では何十時間も座っています。
だからこそ、施術以外の時間をどう過ごすかも大切です。
Oさんには、まず長時間同じ姿勢を続けないことをお願いしました。
30分ほどを目安に一度立ち上がり、軽く身体を伸ばしてから座り直します。

また、パソコン画面が低すぎる場合は目線に近づけ、頭だけを前へ突き出さないように気をつけてもらいました。
「一日中、正しい姿勢でいなければ」と気負う必要はありません。
姿勢がくずれたことに気づいたら、一度戻す。
その小さな積み重ねを続けていただきました。
8週間・7回で肩こりと背中の痛みが大幅に改善
施術と生活習慣の見直しを並行して続けると、Oさんの症状は少しずつ変わっていきました。
そして、約8週間・7回の施術で、長年の左側の肩こりと肩甲骨内側の背中の痛みが大幅に改善しました。
現在は月1回程度のメンテナンスを続け、良い状態を保っています。
何よりうれしかったのが、「背中の痛みを気にせず、仕事に集中できるようになりました」と喜んでくださったことです。

私自身も、その姿を見てうれしく思いました。
今回の症例を通して改めて感じたのは、施術者だけががんばるのではなく、患者さん自身が日常生活を少しずつ変えていくことも大切だということです。
Oさんが仕事中の姿勢や身体の動かし方を意識してくださったことも、良い変化につながったと考えています。
まとめ|肩こりと背中の痛みが続くなら首や姿勢も確認してみましょう

肩こりに加えて、肩甲骨の内側まで痛くなると、「背中の筋肉がこっているだけかな?」と思うかもしれません。
しかし、肩甲骨まわりの痛みには、首や背骨、姿勢、長時間のデスクワークなどが関係する場合もあります。
坂元台整骨院では、痛い場所だけを見るのではなく、なぜ負担が続いているのかを身体全体から考えることを大切にしています。
「長年、片側の肩こりが続いている」
「肩甲骨の内側まで痛くなってきた」
「湿布や痛み止めだけでは、なかなか変わらない」
そんなお悩みがありましたら、一度ご相談ください。
仕事をがんばりながらでも続けられる方法を、いっしょに考えていきましょう。
肩こり・背中の痛みについてよくある質問【FAQ】

Q1.肩こりで肩甲骨の内側まで痛くなることはありますか?
あります。首や肩まわりの筋肉、関節などが関係する場合があります。また、首から出る神経への刺激によって肩甲骨周辺に痛みを感じるケースもあるため、症状に合わせた確認が大切です。
Q2.ストレートネックになると必ず肩こりになりますか?
必ず肩こりになるわけではありません。姿勢の特徴だけで症状の原因を決めることはできないため、仕事環境や身体の動きなども含めて考える必要があります。
Q3.デスクワークでは、どんなことに気をつければよいですか?
長時間同じ姿勢を続けないことが大切です。30分ほどを目安に一度立ち上がり、身体を軽く動かしてから座り直してみてください。
Q4.肩甲骨の痛みがあるときは整骨院へ行ってもよいですか?
筋肉や関節などが関係する症状はご相談いただけます。ただし、突然の強い痛み、胸痛、息苦しさ、発熱、手足の強いしびれや筋力低下などがある場合は、まず医療機関を受診してください。
Q5.何回くらいで肩こりはよくなりますか?
症状の期間や身体の状態によって異なります。Oさんは8週間・7回で大幅な改善がみられましたが、すべての方が同じ経過になるわけではありません。
参考文献
- 日本整形外科学会「肩こり」
- 日本整形外科学会「頚椎症」
- Cohen SP. Epidemiology, Diagnosis, and Treatment of Neck Pain. Mayo Clinic Proceedings. 2015.
- Blanpied PR, et al. Neck Pain: Revision 2017 Clinical Practice Guidelines. Journal of Orthopaedic & Sports Physical Therapy. 2017.
- World Health Organization. WHO guidelines on physical activity and sedentary behaviour. 2020.
※本記事は実際の症例をもとに作成しています。施術による変化や改善までの期間には個人差があります。
(監修 柔道整復師 児玉寛武)

