
今回のブログでわかること(要約)
「姿勢を正そうと腰を伸ばすと痛い」という腰痛に悩んでいた40代女性Sさん。約1ヶ月たっても症状が変わらず、仕事にも支障が出るようになったことから当院へ来院されました。
お身体の状態と日常生活を確認していくと、骨盤や首のバランスに加え、いつも左半身を下にして寝ることや、床で横座りをする習慣が身体への負担につながっている可能性が考えられました。
そこで、お身体に負担の少ないカイロプラクティックによる施術とともに、寝方や座り方などの生活習慣も見直していただきました。その結果、約7週間・6回の施術で腰痛が改善し、支障が出ていた仕事にも問題なく取り組めるようになりました。
今回はSさんの症例をもとに、姿勢を正すと腰が痛む場合に考えられることや、普段の寝方・座り方を見直す大切さについてご紹介します。
※施術の結果や改善までの期間には個人差があります。
腰痛に悩むSさんが来院に至るまでの経緯
こんにちは、鹿児島市玉里団地で坂元台整骨院を開業しております、院長の児玉寛武です。
今回は姿勢を正すと痛む腰痛にお悩みだった40代女性(以下Sさん)が、改善に至るまでの症例をご紹介したいと思います。
姿勢を正すと腰は逆に痛まないのでは?と疑問に思う方もいるかもしれません。
なぜSさんがそのようなお身体の状態になってしまったのか?原因も含めて詳しく解説していきますので、ぜひ最後までお読みいただけますと幸いです。
Sさんは昼間はパートをしながら子育てをしており、日々忙しく過ごされていました。
ところが当院に来院される1ヶ月ほど前から、姿勢を正そうと腰を伸ばすと、腰に痛みが走るようになってきました。
そのうち自然に治るだろうと思っていたそうですが、なかなか痛みも変わらずに仕事にも支障が出てきたため、当院のホームページを見て来院することになりました。
仕事や子育てをしつつ、腰を気にしながら生活する毎日は、想像以上にご負担が大きいことと思います。
私の見立て|Sさんの腰痛の原因について

まずは問診でSさんのお身体のことについてや、日常生活についていろいろとお話を聞かせていただきました。
その後、各種検査でお身体の状態をていねいに診ていきました。
当院独自の検査が終わり、Sさんのお身体には主に骨盤のゆがみと頸椎(首の骨)のゆがみ、この2箇所に大きな問題が見られました。
なぜこようなお身体の状態になってしまったのか?根本的な原因を探るために、問診でのお話と検査で分かったお身体の状態をすり合わせて判断していきました。
そうすると、「普段は枕をしないで左半身を下にして必ず毎日寝ている」「自宅では床で横座りをしている」この2点が大きな原因ではないかと思われました。
意外に思われる方も多いかもしれませんが、寝方が原因で腰痛を引き起こす方は経験上、わりと多いように感じます。
Sさんには「施術でゆがみを整えて、今までの寝方や横座りを改善していけば良くなっていきますよ」とお伝えさせていただきました。
これまで本当にお辛かったことと思います。
施術の経過|Sさんの改善に至るまで

Sさんには、はじめの3週間は1週間おきに来院していただきました。
4回目来院時に、お身体の状態が良くなってきていたので「次回は2週間後に来てください」とお伝えしました。
6回目来院時にはお身体の状態もほぼ回復していたため月1回の、メンテナンスに移行することになりました。
お身体の回復に合わせて、施術間隔を徐々に広げていきながら様子を見ていくのが当院の施術スタイルになります。
施術内容としては、お身体に負担の少ないカイロプラクティックを用いて必要な箇所に必要な刺激だけを加えるようにして、お身体のゆがみを調整させていただきました。
Sさんは約7週間・施術回数6回で腰痛が改善した症例になります。
Sさんのお喜びの声

「痛みのない生活がこんなにありがたいのかと、健康の大切さを認識しました」とSさんは嬉しそうに報告してくださりました。
支障の出ていたお仕事にも問題なく取り組めているそうです。
痛みのその先にある「患者さんがその痛みによって、日常生活で諦めていることや困っていること」が解消された報告を受けた時が私は一番幸せを感じる瞬間です。
Sさんは日常生活の改善にも取り組んで腰痛解消につながりました
Sさんはただ当院の施術を受け続けて腰痛が改善したわけではありません。
今までの左半身を下にして寝ていたのを、仰向けで入眠の際は寝ていただきました。

また、自宅で床ではいつも横座りをしていたのを正座やあぐら、もしくはイスに座るようにしていただいて実践されました。
お身体が良くなるためには、原因を見つけ出して、素早く方向転換して、目標に向かって歩き出さなければなりません。
そのためには、今回のSさんのように生活習慣を改め直さなければならないこともあります。
「良薬口に苦し」です。
Sさんも慣れないうちは大変だったかもしれません。
でも、今ではその生活習慣が定着して快適な毎日を過ごせているとのことでなによりです。
まとめ|姿勢を正すと痛む腰痛は、普段の寝方や座り方も見直してみましょう

今回ご紹介した40代女性Sさんは、姿勢を正そうと腰を伸ばすと痛みが出る状態が約1ヶ月続き、仕事にも支障が出るようになったことから当院へ来院されました。
お身体を詳しく確認すると、骨盤や頸椎(首の骨)のバランスに気になる部分があり、さらに日常生活では、いつも左半身を下にして寝る習慣や、床で横座りをする習慣がありました。
そこで、お身体に負担の少ないカイロプラクティックによる施術と並行して、寝方や座り方など普段の生活習慣も見直していただきました。その結果、Sさんは約7週間・6回の施術で腰痛が改善し、支障が出ていたお仕事にも問題なく取り組めるようになりました。
今回の症例を通して改めて感じるのは、腰痛では「痛い腰だけを見る」のではなく、なぜ腰へ負担がかかっているのかを日常生活まで含めて考えることが大切だということです。
毎日の何気ない寝方や座り方は、一回一回は小さな負担でも、それが長く続けば身体の状態に影響する可能性があります。
「姿勢を正そうとすると腰が痛い」「腰を伸ばすのがつらい」「施術を受けても腰痛をくり返している」という方は、一度ご自身の寝方や座り方、普段の身体の使い方にも目を向けてみてはいかがでしょうか。
坂元台整骨院では、腰だけを見るのではなく、お仕事や子育て、睡眠時の姿勢、座り方などもお聞きしながら、その方の生活のなかに隠れている身体への負担を一緒に探すことを大切にしています。
腰痛が続いて日常生活やお仕事に支障が出ている方は、無理を続けずお気軽にご相談ください。
参考文献
- Hartvigsen J, et al. What low back pain is and why we need to pay attention. Lancet. 2018.
- Foster NE, et al. Prevention and treatment of low back pain: evidence, challenges, and promising directions.Lancet. 2018.
- George SZ, et al. Interventions for the Management of Acute and Chronic Low Back Pain: Revision 2021. J Orthop Sports Phys Ther. 2021.
- Saini Y, et al. Relationship Between Sleep Posture and Low Back Pain: A Systematic Review. Musculoskeletal Care. 2025.
- World Health Organization. WHO guideline for non-surgical management of chronic primary low back pain in adults in primary and community care settings. 2023.


