
今回のブログでわかること(要約)
「肩こりだけでなく、同じ側の腕まで痛くなってきた」とお悩みではありませんか?
今回ご紹介するのは、長年の右側の肩こりに加えて、半年ほど前から右腕にも痛みが出るようになった50代女性Uさんの症例です。
身体を詳しく確認し、普段の生活についてお話を伺うと、毎日のようにソファの肘掛けへ頭を乗せて横になる習慣があり、首へ繰り返し負担がかかっていました。
そこで、頸椎(首の骨)を中心に身体全体のバランスを整える施術を行い、あわせて首に負担をかけていた生活習慣も見直していただきました。
その結果、7週間・5回の施術で右側の肩こりと右腕の痛みは大幅に改善し、以前のように家事や子育てにも取り組めるようになりました。
この記事では、Uさんの症例をもとに、肩こりと腕の痛みの関係や、症状につながっていた生活習慣、当院で行った施術と改善までの経過についてご紹介します。
※施術の効果や改善までの期間には個人差があります。
この記事を書いた人

坂元台整骨院(鹿児島県鹿児島市)院長 児玉 寛武
カイロプラクティック・遠絡療法(東洋医学的アプローチ)を用いて、体の不調の「本当の原因」を全身から見極める施術を行っています。鹿児島市を中心に、地域の皆さまの健康をサポートしています。
- 1. 今回のブログでわかること(要約)
- 1.1. この記事を書いた人
- 2. 右側の肩こりに悩むUさんが来院に至るまでの経緯
- 3. 私の見立て|Uさんの肩こりとそれに伴う腕の痛みの原因について
- 4. 施術の経過|Uさんの改善に至るまで
- 5. Uさんは日常生活の改善にも取り組んで症状改善につながりました
- 6. まとめ|肩こりだけでなく普段の生活習慣にも目を向けることが大切です
- 7. 右側の肩こりや腕の痛みについてよくある質問
- 7.1. Q1. 肩こりが原因で腕まで痛くなることはありますか?
- 7.2. Q2. 片側だけ肩こりがひどくなるのはなぜですか?
- 7.3. Q3.. 肩こりは肩を揉めば良くなりますか?
- 7.4. Q4. . 肩こりや腕の痛みを繰り返さないために大切なことは何ですか?
右側の肩こりに悩むUさんが来院に至るまでの経緯
こんにちは、鹿児島市玉里団地で坂元台整骨院を開業しております、院長の児玉寛武です。
今回は右側の肩こりから右腕の痛みまで引き起こしていた50代女性(以下Uさん)が、改善に至るまでの症例をご紹介したいと思います。
Uさんは普段、昼間は立ち仕事のパートを週に4~5日ほど入っており、家事と子育てを両立しながら日々忙しく生活しておりました。
20代の頃から肩こりはありましたが、それが普通になっていて今まで特に治療やマッサージなども受けることなく、今日まで来ていたそうです。
ところが半年ほど前から右側の肩こりだけではなく、右腕の方にも痛みが出てくるようになりました。
しばらくしたらそのうち治るだろうと思っていたら、全然状態が変わらなかったため心配になり、近所のマッサージ店に行ったそうです。

マッサージをしっかりと受けるのは初めてだったそうですが、翌日のもみ返しがひどくてとてもつらかったそうです。
マッサージを受けるのは怖いとのことで、マッサージ以外の治療を提供している坂元台整骨院に知り合いの紹介で来院することになりました。
毎日の生活の中で痛みを抱えて過ごされるのは、大変なことだと思います。
私の見立て|Uさんの肩こりとそれに伴う腕の痛みの原因について
まずは問診でUさんからいろいろとお話を聞かせていただきました。
すると、肩こりから腕の痛みまで出るようになってから家事や子育てに支障が出てきてしまったということでした。
もちろん痛みがあることによる不快感をどうにかしたいということも当然あるのですが、そのことによって家事や育児に力を注げなくなってしまっていることにUさんは罪悪感を感じていらっしゃいました。
本当は家族のためにしてあげたいことがあるのに、痛みによって思うように動けないのは、もどかしいお気持ちもおありだったことと思います。
また、検査でUさんのお身体を詳しく検査してみたところ頸椎(首の骨)に大きな問題(ゆがみ)が見られました。
なぜこのようなゆがみ方をしているのだろう?と気になりましたので、もう少し詳しく日常生活についてUさんからお話を伺いました。
すると普段夕方に30分ほどゆっくりできる時間があるそうで、その時間はいつも自宅リビングのソファに横向きになり、テレビを見ながら肘掛けの部分に頭を乗せてお昼寝をしていたそうです。

お話を聞いた限りでは、肘掛けはそれなりの高さですので30分でも毎日同じ向きでそのような体勢をとっていたら首には大きな負担がかかっていたと思います。
背骨の中を通っている神経が頸椎(首の骨)から出ると腕から指先に向かって神経は伸びています。
頸椎(首の骨)にゆがみなどのトラブルが起きて神経の通り道が狭くなり、神経に圧迫が起きたりすると、腕や指などに痛みやしびれなどが出る場合があります。

今回のUさんは、毎日ソファの肘掛けに頭を乗せて同じ向きで寝ていたことにより頸椎(首の骨)にゆがみが生じて、それが原因で首から出ている神経が圧迫を受けて腕にも痛みが出ていたケースであると思われました。
実際に頸椎(首の骨)を無理のないソフトな調整を加えますと腕の症状も改善されました。腕の方は施術でいっさい触っておりません。
施術の経過|Uさんの改善に至るまで

Uさんへの施術はお身体への負担の少ないカイロプラクティックという手技を用いて行いました。
骨盤から背骨にかけて検査で問題のあった3箇所に施術しました。
今回の症状の一番の原因(メジャー)と思われた首の施術をメインに必要な場所に必要な分だけの施術をしました。
必要以上に触ると逆に治りが悪くなることが多いので、検査に基づいて導き出されたポイントだけを施術します。
2回目来院時にお話を聞くと、初回の施術後は眠気とだるさが後から出てきてその日は朝までぐっすり眠れたそうです。
このような、施術後に出てくる身体へのさまざまな反応のことを「好転反応」と私たちの業界ではよく言います。
このような反応が出ることはあらかじめ初回の来院時にお伝えしておりましたので、Uさんは安心してその日も寝ることができたようです。
このような反応が出るのは、今まで活動していなかった神経が働き出して、自分自身で身体を治そうとするときに出てくる反応ですので、ご安心していただけたらと思います。
そして3回目の来院時には「腕の痛みがかなりラクになってきました」と表情が明るくなってきておりました。
5回目の治療終了時にはほとんど症状も気にならないとのことで、メンテナスの方へ移行して、現在は月に一回のメンテナンスでよう状態を保っています。
今回のUさんは、施術期間7週間・施術回数5回で大幅に改善した症例になります。
家事や子育てにも以前のように取り組めるようになって喜んでいる姿を見れて、私も嬉しかったです。
Uさんは日常生活の改善にも取り組んで症状改善につながりました
Uさんはただ当院の施術を受けて症状が改善したわけではありません。
夕方にソファに横になる習慣をやめていただきました。
長いこと身についた習慣をやめることは、はじめのうちは大変かもしれません。
でもUさんは身体を良くして、また「家事や子育てに力を注ぎたい」との思いで生活習慣の改善に取り組んでいただきました。
施術をいくら頑張っても症状の原因となっていることを続けていたら、また元に戻ってしまいますよね。
虫歯の治療をしても、毎日歯磨きしていなかったらまた虫歯になってしまうのと同じことです。
Uさんが生活習慣の改善に取り組まれたことは、本当に素晴らしいです。
このようなご自身での普段の取り組みもあって、今回の早期改善につながったのだと思います。
まとめ|肩こりだけでなく普段の生活習慣にも目を向けることが大切です
今回は、長年の右側の肩こりに加えて右腕の痛みに悩んでいた50代女性Uさんの症例をご紹介しました。
Uさんの場合、毎日のようにソファの肘掛けに頭を乗せて横になる習慣があり、首に繰り返し負担がかかっていました。
身体を検査すると頸椎(首の骨)に問題がみられたため、首を中心に必要な部分へ施術を行い、あわせて普段の過ごし方も見直していただきました。
その結果、7週間・5回の施術で右側の肩こりと右腕の痛みは大幅に改善し、以前のように家事や子育てにも取り組めるようになりました。

肩こりがなかなか良くならないときは、つらい肩だけに原因があるとは限りません。
毎日の何気ない姿勢や身体の使い方が、知らないうちに首や肩へ負担をかけ続けていることもあります。
特に肩こりだけでなく腕の痛みやしびれまで出ている場合は、まず医療機関で原因を確認することも大切です。
そのうえで大きな異常が見つからず症状が続いている場合には、首を含めた身体全体の状態や、普段の生活習慣まで一度見直してみるとよいかもしれません。
※施術の効果や改善までの期間には個人差があります。
右側の肩こりや腕の痛みについてよくある質問

Q1. 肩こりが原因で腕まで痛くなることはありますか?
肩こりがあるから必ず腕まで痛くなるわけではありません。
ただし、首から出ている神経は肩や腕、手の方へ伸びているため、頸椎周辺で神経が刺激を受けると、首や肩だけでなく腕に痛みやしびれなどを感じることがあります。
肩だけを揉んでもなかなか良くならない場合は、首を含めて身体の状態を確認することが大切です。
Q2. 片側だけ肩こりがひどくなるのはなぜですか?
普段の姿勢や身体の使い方によって、左右どちらか一方へ負担が偏っていることがあります。
今回のUさんのように、いつも同じ向きで横になる、片側に体重をかける、同じ手ばかり使うなど、何気ない生活習慣が積み重なっている場合もあります。
片側だけ肩こりを繰り返す場合は、普段どのような姿勢をとっているか振り返ってみることも大切です。
Q3.. 肩こりは肩を揉めば良くなりますか?
肩を揉むことで一時的に楽になる方もいますが、すべての肩こりが肩そのものに原因があるとは限りません。
首への負担や姿勢、身体の使い方などが関係している場合には、つらい場所だけではなく身体全体を確認することが重要だと当院では考えています。
Q4. . 肩こりや腕の痛みを繰り返さないために大切なことは何ですか?
施術だけでなく、症状につながっている可能性のある生活習慣を見直すことも大切です。
長時間同じ姿勢を続けない、首を不自然に傾けた状態で寝ない、スマートフォンを見るときに長時間うつむかないなど、日常生活の中で首や肩へかかる負担を減らしていきましょう。
今回のUさんも、施術とあわせてソファの肘掛けに頭を乗せて横になる習慣をやめたことが、良い状態を維持するうえで大切な取り組みになりました。
参考文献
- Blanpied PR, et al. J Orthop Sports Phys Ther. 2017;47(7):A1-A83.
- Childress MA, Becker BA. Am Fam Physician. 2016;93(9):746-754.
- North American Spine Society. Diagnosis and Treatment of Cervical Radiculopathy from Degenerative Disorders.
- American Academy of Orthopaedic Surgeons. Cervical Radiculopathy (Pinched Nerve).


