今回のブログでわかること(要約)

「肩がこると目の奥まで痛くなる」「頭痛が続き、仕事や子育てに集中できない」とお悩みではありませんか。

目の奥の痛みをともなう頭痛には、早めに病院で検査を受けたほうがよいものもあります。一方で、長時間のデスクワークや姿勢のくずれによって、首や肩へ負担がかかっているケースもあります。

今回は、病院の検査では異常が見つからなかったものの、目の奥の痛みをともなう頭痛と肩こりが続いていた30代女性の症例をご紹介します。

結論

目の奥が痛い頭痛は、脳や目の病気が原因の場合もありますが、病院で異常が見つからない場合は、長時間のデスクワークや姿勢のくずれによって首や肩へ負担が集中していることも少なくありません。

今回ご紹介する30代女性も、身体全体のバランスを整えながら姿勢を見直したことで、約2か月・6回の施術で肩こりと目の奥の痛みをともなう頭痛が改善しました。

目の奥の痛みと肩こりに悩んでいた30代女性

今回ご紹介するSさんは、事務職として働く30代女性です。

毎日パソコンを使う時間が長く、ご自宅では3歳のお子さんを育てながら、仕事と家庭を両立されていました。

社会人になってから慢性的な肩こりがありましたが、「仕事柄しかたがない」と考え、我慢していたそうです。

ところが約1年前から、肩こりだけでなく、目の奥が痛むような頭痛まで起こるようになりました。

仕事中にパソコンを見ることがつらくなり、帰宅後はお子さんと遊ぶ元気が残っていない日も増えていきました。

大きな病気ではないかと心配になり、脳外科などを受診しましたが、検査では異常が見つかりませんでした。

「肩こりからきている症状でしょう」と説明を受け、筋肉をゆるめる薬も処方されました。しかし、症状に大きな変化はなく、知り合いから当院の話を聞いて来院されました。

検査で分かった首への負担

当院では、肩こりや頭痛がある場合でも、首や肩だけを見ることはありません。

姿勢や首の動き、背骨、肩甲骨、骨盤など、身体全体の状態を確認します。

Sさんには、次のような特徴が見られました。

  • 長時間、同じ姿勢で仕事をしている
  • 頭が身体より前へ出ている
  • 首や肩甲骨の動きが少ない
  • 身体全体のバランスがくずれている

特に気になったのは、頭を支える首への負担でした。

頭の重さは、ボウリングの球ほどあるといわれています。頭が身体の上に乗っていれば、首や背中などで重さを分けて支えられます。

しかし、顔が前へ出た姿勢が続くと、首だけに仕事が集まりやすくなります。

たとえるなら、数人で運ぶはずの荷物を、一人だけで持ち続けているような状態です。首が疲れて動きにくくなると、肩こりだけでなく、頭痛や目の奥の痛みにつながる場合があります。

もちろん、すべての頭痛が首や肩から起こるわけではありません。ただし、病院で異常が見つからず、デスクワークとともに症状が強くなる場合は、姿勢や首への負担を確認することも大切です。

私自身、長年カイロプラクティックを学ぶ中でも、首の機能が向上したことで、目の奥の痛みをともなう頭痛が改善した症例や報告を数多く見てきました。

身体全体を整え、日常の姿勢も見直しました

Sさんの場合、首への負担が強くなっていましたが、原因は首だけにあるわけではありませんでした。

骨盤の傾きや背骨の動き、肩甲骨のかたさなどが重なり、首が頑張り続けている状態でした。

私は患者さんへ、「首は悪者ではなく、一番頑張っている場所かもしれません」とお伝えすることがあります。

そこで、首だけを強くもむのではなく、ソフトなカイロプラクティックで身体全体のバランスを整え、首へ集まっていた負担を減らしていきました。

ボキボキするような強い施術ではなく、身体への負担が少ない方法で、首や肩甲骨が動きやすい状態を目指しました。

また、仕事中には次の点を意識していただきました。

  • 30分に一度は立ち上がる
  • 軽く身体を動かしてから座り直す
  • おしりの下にある坐骨で座る

大切なのは、完ぺきな姿勢を長時間続けることではありません。同じ姿勢を続けず、こまめに身体を動かすことです。

私自身も会社員だった頃、長時間のパソコン作業による肩こりと頭痛に悩んでいました。

ひどい日は仕事が終わっても頭が重く、休日まで疲れが残っていたため、「肩こりくらい」と我慢するつらさはよく分かります。

だからこそ、無理な運動を増やすのではなく、忙しい方でも続けやすい小さな工夫をお伝えするようにしています。

約2か月・6回の施術で症状が落ち着きました

施術を続けるうちに、Sさんから「肩が軽くなった」「仕事が終わったあとの疲れが減った」といったお話を聞けるようになりました。

3回目頃から、目の奥の痛みをともなう頭痛の回数も少しずつ減っていきました。

そして約2か月、6回の施術を終える頃には、肩こりや頭痛はほとんど気にならない状態になりました。

「帰ってから子どもと遊ぶことが、つらくなくなりました」

という言葉をいただけたことが、私にとってもうれしい出来事でした。

現在は、よい状態を保つために月1回のメンテナンスを続け、仕事や子育てを元気に過ごされています。

※施術による経過には個人差があり、すべての方が同じように改善するとは限りません。

目の奥が痛い頭痛で病院を受診したほうがよい場合

目の奥が痛む頭痛には、脳や目などの病気が関係している場合もあります。

次のような症状があるときは、肩こりと決めつけず、早めに医療機関を受診してください。

  • 突然、経験したことがない激しい頭痛が起きた
  • 手足のしびれや力の入りにくさがある
  • ろれつが回らない
  • 意識がもうろうとする
  • 見えにくさや視野の異常がある
  • 発熱や強い吐き気をともなう

まず病院で必要な検査を受けることが大切です。そのうえで異常が見つからず、肩こりや姿勢のくずれが気になる場合は、身体全体の状態を確認することも選択肢の一つです。

関連記事はこちらから⬇️

危険な頭痛の見分け方|すぐ病院に行くべき症状(レッドフラッグ)を解説

今回のブログでわかること(要約) 危険な頭痛には、 突然起こる激しい頭痛 高熱や首の硬直を伴う頭痛 手足の麻痺やろれつが回らない頭痛 時間とともに悪化する頭痛 など…

まとめ

目の奥の痛みをともなう頭痛は、長時間のデスクワークや姿勢のくずれによって、首や肩へ負担が集まることで起こる場合があります。

今回のSさんも、首だけでなく身体全体のバランスを整え、仕事中の座り方や過ごし方を見直したことで、約2か月・6回の施術で症状が落ち着きました。

「病院では異常がないと言われたけれど、頭痛が続いている」

「肩こりがひどくなると、目の奥まで痛くなる」

そのようなお悩みがありましたら、一人で我慢せずにご相談ください。

坂元台整骨院では、症状が出ている場所だけでなく、姿勢や身体全体の動きを確認し、お一人おひとりに合わせた施術をご提案しています。

ご相談・ご予約はこちらから

肩こりの治療に関する症状別ページはこちらからご覧になれます

頭痛の治療に関する症状別ページはこちらからご覧になれます

よくある質問(FAQ)

Q. 目の奥が痛い頭痛は肩こりから起こりますか?

長時間のデスクワークなどで首や肩へ負担がかかり、目の奥の痛みをともなう頭痛につながる場合があります。ただし、脳や目の病気が関係することもあるため、強い症状や急な変化がある場合は病院を受診してください。

Q. 病院で異常なしと言われても頭痛が続くことはありますか?

画像検査などで異常が見つからなくても、姿勢のくずれや首・肩まわりへの負担によって症状が続くケースがあります。症状が続く場合は、専門家へ相談したうえで、姿勢や身体の使い方を見直すことも大切です。

Q. 整体で目の奥の痛みや頭痛は改善しますか?

姿勢や首・肩への負担が関係している場合は、身体のバランスを整えることで症状が軽くなる可能性があります。ただし、原因や経過には個人差があり、すべての頭痛が施術の対象になるわけではありません。

Q. デスクワーク中にできる対策はありますか?

30分を目安に一度立ち上がり、軽く身体を動かしてから座り直しましょう。おしりの坐骨で座り、頭が前へ出すぎないように意識することも、首や肩の負担を減らすポイントです。

参考文献

(監修 柔道整復師 児玉寛武)