今回のブログでわかること(要約文)

腰部脊柱管狭窄症による腰痛や足のしびれは、年齢だけが原因ではなく、身体の使い方や姿勢のクセ、筋肉や関節への負担が関係していることがあります。今回ご紹介する80代男性の患者様も、長年の腰痛によって100メートル以上歩くことが難しく、趣味の釣りまで諦めかけていました。しかし、施術だけに頼るのではなく、身体の状態に合わせた施術と日常生活でのセルフケアに継続して取り組むことで改善につながりました。このブログでは、腰部脊柱管狭窄症とはどのような状態なのか、なぜ症状が起こるのか、そして改善のために実際に取り組んだ施術やセルフケアについて詳しく解説します。

腰部脊柱管狭窄症からくるつらい腰痛にお困りではありませんか?

こんにちは、鹿児島市玉里団地で坂元台整骨院を開院しております、院長の児玉寛武です。

以下のようなことにお困りではありませんか?

「動き出しの時に特に腰の痛みがつらい」

「しばらく歩いていると、足腰の痛みで立ち止まってしまうが、歩ける距離がどんどん短くなってきている」

「腰痛だけでなく、脚へのしびれまで出てつらい」

このようなお悩みがあるときは、今回のブログがお役に立てるかもしれません。

つらい腰痛にお困りだったYさんの来院に至るまでの経緯

Yさんは5年ほど前から、慢性的につらい腰痛に悩まされてつらい思いをしておりました。

だんだんと歩ける距離も短くなり、100メートル以上は休憩なしでは歩けなくなってしまったそうです。

以前は病院で数ヶ月間リハビリを受診していたそうですが、なかなかよくならずに、趣味である釣りにも行くことができなくなって途方に暮れていたそうです。

とてもおつらい状況であったとお察しします。

病院では「腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)からくる腰の痛みであるとの診断を受けていたそうです。

今回は知り合いの方からの口コミで当院に来院することとなりました。

腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)とはどんな疾患なの?

腰部脊柱管狭窄症は、簡単に言うと「神経の通り道が狭くなって、神経が圧迫されることで痛みやしびれが出る状態」です。

背骨の中には、神経が通るトンネルのような空間があります。これを「脊柱管」と言います。

年齢を重ねたり、姿勢のクセ、長年の負担などによって、骨や靭帯が少しずつ厚くなったり変形したりすると、このトンネルがだんだん狭くなります。

イメージとしては、「高速道路で工事が始まり、車線が狭くなって渋滞している状態」に近いです。

本来スムーズに流れていた神経が、狭くなった場所で圧迫されることで、「腰の痛み」「お尻や脚のしびれ」「長く歩けない」「少し休むとまた歩ける」といった症状が出てきます。

特に立っている時や歩いているときは、背筋が伸びることで脊柱管がさらに狭くなりやすく、神経への圧迫が強くなるため症状が出やすくなります。

逆に、前かがみになると脊柱管が少し広がるため、楽になる人が多いのも特徴です。

例えるなら、通勤時間帯の満員電車のような状態です。

車内に余裕がある時はスムーズに動けますが、人が増えすぎると身動きが取りづらくなります。

腰の神経も同じで、神経の周囲に余裕がなくなることで、少し歩いただけでも腰や足に痛みやしびれが出やすくなります。

少し座って休むとまた動けるようになるのは、混雑した車内から一度降りて身体を休めるイメージに近いかもしれません。

私の見立て

Yさんのお身体の状態を、問診・検査を通じて診させていただきました。

私が特に気になったのがYさんのお身体のゆがみでした。

骨盤が捻れた状態で、身体が右側に傾いて猫背姿勢になっておりました。

このような状態で日常生活を送っていたのは大変おつらい状況だったと思います。

当院の考え方では、腰部脊柱管狭窄症には、「身体のバランスや筋肉の緊張、関節の動きの悪さが関係しているタイプ」や「神経そのものが強く圧迫され、構造的な変形がかなり進んでいるタイプ」などがあると考えています。

前者は、身体の使い方や筋肉・関節の状態を整えることで神経への負担が減り、症状が軽くなることがあります。

一方で後者は「少し歩くだけで強い痛みやしびれが出る」「脚の力が入りにくい」「排尿・排便の異常がある」など、神経障害が強く出ているケースでは、私たちの行う徒手療法だけでは改善が難しいことがあります。

今回のYさんの場合は前者の方に該当すると判断いたしましたので、施術をすることにいたしました。

施術の経過

初回、施術内容といたしましては遠絡療法(東洋医学的なアプローチ)で全身の血流の循環を上げる施術を行なった後に、カイロプラクティック(整体)で身体のバランスを整えて、神経の流れも活性化させるように施しました。

はじめの1ヶ月は1週間に2回のペースで施術を行いました。

2ヶ月目は1週間に1回、3ヶ月目・4ヶ月目・5ヶ月目が2週間に1回、6ヶ月目から8ヶ月目が3週間に1回のペースで施術を行いました。

状態が大分安定したところで、9ヶ月目からは状態を維持するための1ヶ月に1回のメンテナンス通院へと切り替えていきました。

Yさんのような長年、時間をかけて形成された症状はお時間はかかりますが、無事に改善し、喜んでいる姿を見ているとこちらとしても嬉しく思いました。

しかし、ただ施術を受けただけでYさんは改善したわけではありません。

普段の日常生活で気をつけておくべきことをいくつかお伝えして、Yさんは真面目に取り組みました。

このようなセルフケアの取り組みが症状を改善させるためには必須になってきます。

歯医者で治療しても、毎日の歯磨きをしなければ、また虫歯になりやすいですよね。

身体も同じで、施術だけでなく、日常のセルフケアが改善を支える大切な土台になります。

腰部脊柱管狭窄症からくる腰の痛みにお困りだったYさんが取り組んだセルフストレッチ

Yさんには自宅で取り組んでいただきたいストレッチをいくつかご紹介しました。

太ももの裏を伸ばすストレッチ

イスに腰掛けた状態でストレッチしたい方の脚を出して、身体を前方へ倒していき太ももの裏を伸ばしながら20~30秒キープします。

左右交互に3回ずつしていただきました。

お尻の筋肉を伸ばすストレッチ

イスに腰掛けた状態で脚を四の字に組んでいただいて、背筋を伸ばしながら前方に倒していきます。

この状態で20~30秒キープします。

こちらも左右3回ずつ交互にいていただきました。

身体が硬かったり、膝が悪くて組めない方は無理してやる必要はございませんので、とばしてください。

手を頭の上で組んで身体を横に倒すストレッチ

手を頭の上で組んでいただいた状態で身体を横に倒していき、身体の側面を20~30秒かけて伸ばしていきます。

左右3回ずつ交互にしていただきました。

お腹から脚の前面にかけて伸ばすストレッチ

転倒しないように壁に手をついた状態で片足を前に出して、背筋を伸ばしながら身体を下方に下げていきます。

この状態で20~30秒キープして伸ばします。

左右3回ずつ交互にしていただきました。

全てのストレッチに共通の注意事項として、「痛みを我慢して伸ばさない」「反動をつけて伸ばさない」「呼吸を止めない」「なるべく身体が温まっているときに行う」「症状が悪化する場合は中止する」といったことがあげられます。

腰部脊柱管狭窄症からくる腰の痛みにお困りだった80代男性患者様の声

患者様の声【坂元台整骨院について】6

お名前 武義久さん 年齢80代 男性

施術期間 8ヶ月 施術回数22回

Qどのような症状、お悩みでご来院されましたか?

腰の痛み有り

Q実際に施術を受けられていかがでしたか?

何年も腰の痛みに悩まされ、好きな釣りにも行けず諦めかけていた頃、散髪屋さん(ローズ)で坂元台整骨院の噂を聞き、週2回の治療を受けるようになり、痛みも軽減され、月に2回程度の釣りにも行けるようになり大変感謝しております。

まだ治療は受けておりますが、88歳でまた元気が出たような気がしています。

どこに行っても腰痛が良くならない...そんな時はご相談ください。

今回のYさんは当院での施術と日々のセルフケアに真面目に取り組んで、長年の症状を解消させることができました。

当院では施術者が施術だけを提供し、患者さんは施術だけを受けておけば身体は自然と良くなっていくとは考えておりません。

なぜなら、日常生活での過ごし方に慢性的な症状の原因があることがほとんどだからです。

そこを変えていかない限りは、施術で一時的に良くなったとしても、また時間が経つと元に戻ってしまいます。

そうならないためにも当院では患者さんのお話をよく聞きながら、二人三脚で原因の解明と解決策を作りあげて実践していただくことで、お喜びの声を多数いただいております。

「良薬は口に苦し」で最初のうちは日常生活の見直し、実践は大変かもしれません。

しかし、継続していくうちに自然と慣れて、それが当たり前になっていきますのでご安心ください。

腰痛でお困りで不安な方は、当院の公式LINEやお電話でご相談も承っております。お気軽にご相談ください。

このブログが腰痛でお悩みの方のお役に立てれば幸いです。

最後までブログをお読みいただきありがとうございました。

※この記事は、実際の患者様の改善事例をもとに作成しております。効果には個人差がありますので、ご了承ください。

腰痛の治療について詳しい当院の考え方や施術内容については、こちらの腰痛の治療ページでも詳しく解説しております。

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腰痛の治療  | 鹿児島市の坂元台整骨院

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参考文献

  1. Kawakami M, et al. (2023)
    Japanese Orthopaedic Association clinical practice guidelines on the management of lumbar spinal stenosis, 2021
    Spine Surgery and Related Research
    https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35597732/
  2. Bussières A, et al. (2021)
    Non-Surgical Interventions for Lumbar Spinal Stenosis Leading To Neurogenic Claudication
    Journal of Pain
    https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33857615/
  3. Comer C, et al. (2023)
    Exercise treatments for lumbar spinal stenosis: A systematic review and intervention component analysis
    BMJ Open
    https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC10829420/
  4. Macedo LG, et al. (2013)
    Physical Therapy Interventions for Degenerative Lumbar Spinal Stenosis
    Physical Therapy
    https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC3870489/
  5. Murphy DR, et al. (2003)
    Manual therapy for lumbar spinal stenosis: A comprehensive physical therapy approach
    Journal of Manipulative and Physiological Therapeutics
    https://www.researchgate.net/publication/10867907_Manual_therapy_for_lumbar_spinal_stenosis_A_comprehensive_physical_therapy_approach

(監修 柔道整復師 児玉寛武)