今回のブログでわかること(要約)

肩こりから頭痛や吐き気が続くと、「仕事に集中できない」「趣味を楽しめない」とお悩みになる方も少なくありません。今回ご紹介するのは、デスクワーク中心のお仕事をされている30代女性の症例です。マッサージや鍼灸院、整体院へ通っても改善せず、半ば諦めかけていましたが、ご家族の紹介で当院へ来院されました。身体全体のバランスを整える施術と、日常生活での姿勢や呼吸の見直しを続けた結果、約2ヶ月・6回の施術で肩こりからくる頭痛や吐き気が大幅に改善し、趣味だった読書も再び楽しめるようになりました。このブログでは、改善までの経過と当院の考え方をご紹介します。

このようなお悩みはありませんか?

「肩こりがひどくなると頭痛や吐き気まで起こる」

「デスクワークを続けるのがつらい」

「マッサージを受けても数日で元に戻ってしまう」

「鍼灸院や整体院へ通ったが改善しない」

「頭痛のせいで趣味や休日を楽しめない」

「痛み止めに頼る生活から抜け出したい」

このようなお悩みがある方は、今回の症例がお役に立てるかもしれません。

30代女性・デスクワーク中心のお仕事をされている患者様について

こんにちは。

鹿児島市玉里団地で坂元台整骨院を開業しております、院長の児玉寛武です。

今回ご紹介する患者様は、鹿児島市在住の30代女性です。

お仕事はデスクワークが中心で、一日中パソコンに向かうことが多く、仕事が終わる頃には肩や首が重く感じる日が続いていました。

もともと読書が趣味で、休日にはゆっくり本を読む時間を楽しみにされていました。

しかし、肩こりが徐々に悪化すると、頭痛や吐き気まで起こるようになり、「本を開いてもすぐにつらくなってしまう」と悩まれていました。

「仕事が終わる頃には頭が締め付けられるように痛くなる。」

「肩こりだけなら我慢できるけれど、吐き気まで出てくるのがつらい。」

そんな状態が続いていたそうです。

改善したいという思いから、これまでマッサージや鍼灸院、整体院にも通われましたが、その場では楽になるものの、数日すると元に戻ってしまうことの繰り返しでした。

「この肩こりとはずっと付き合っていくしかないのかな…」

そのように半ば諦めかけていた頃、ご家族から当院をご紹介いただき、ご来院くださいました。

初回のカウンセリングでは、「もう一度、頭痛や吐き気を気にせず読書を楽しめるようになりたい」というお気持ちを話してくださいました。

私は、そのお気持ちに応えられるよう、肩だけではなく身体全体の状態を詳しく確認しながら施術を進めることにしました。

なぜ肩こりから頭痛や吐き気が起こってしまったのでしょうか?

肩こりから頭痛や吐き気が起こる原因は、一つだけではありません。

もちろん、頭痛や吐き気には脳や内科の病気が隠れている場合もあります。そのため、突然の激しい頭痛や発熱、手足の麻痺などを伴う場合は、まず医療機関を受診することが大切です。

詳しくはこちらに掲載しておりますのでご確認ください。

⬇️

危険な頭痛の見分け方|すぐ病院に行くべき症状(レッドフラッグ)を解説

今回のブログでわかること(要約) 危険な頭痛には、 突然起こる激しい頭痛 高熱や首の硬直を伴う頭痛 手足の麻痺やろれつが回らない頭痛 時間とともに悪化する頭痛 など…

一方で、今回の患者様のように、長時間のデスクワークや姿勢の乱れによって首や肩へ負担がかかり、その結果として頭痛や吐き気につながるケースも少なくありません。これを緊張型頭痛と言います。

詳しくは当院の頭痛の治療の症例別ページにも記載しておりますのでご確認ください。

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頭痛(偏頭痛・緊張型頭痛・自律神経の乱れ)の治療 | 鹿児島市の坂元台整骨院

このようなお悩みはありませんか?頭痛薬を手放したいけれどできない吐き気も伴う頭痛があり、生活に支障が出てきている頭痛のつらさを周りの人に理解してもらえない頭痛…

人の頭の重さは約4〜6kgあるといわれています。

これは、大きめのスイカやボウリングの球ほどの重さです。

本来であれば、その重さを首や肩、背中など身体全体でバランスよく支えています。

しかし、長時間パソコンに向かい続けたり、前かがみの姿勢が続いたりすると、頭が少しずつ前へ出てしまいます。

すると、本来は身体全体で支えるはずの負担が首や肩へ集中し、筋肉が緊張した状態が続いてしまいます。

例えるなら、リュックサックを背負っているときはそれほど重く感じなくても、同じ荷物を腕を伸ばしたまま前で持ち続けると、すぐに腕が疲れてしまいますよね。

首や肩も同じで、頭が前へ出るほど筋肉は休むことなく頭を支え続けなければならず、その負担が積み重なることで肩こりから頭痛や吐き気を引き起こすことがあります。

今回の患者様も、毎日パソコン作業を続けることで首や肩への負担が少しずつ蓄積し、不調が慢性化していたと考えられました。

なぜマッサージや鍼灸院、整体院へ通っても改善しなかったのでしょうか?

患者様はこれまで、マッサージや鍼灸院、整体院などで施術を受けられていました。

施術直後は肩が軽くなることもあったそうですが、その状態は数日しか続かず、仕事を続けると再び肩こりや頭痛、吐き気が現れてしまうということを繰り返していました。

もちろん、マッサージや鍼灸などにもそれぞれ良い面があります。

しかし、肩こりから頭痛や吐き気が繰り返し起こる場合は、痛みがある場所だけをケアするだけでは十分ではないこともあります。

そこで当院では、肩や首だけではなく、身体全体の状態を詳しく確認しました。

すると、

  • 長時間のデスクワークによる姿勢の乱れ
  • 背骨や骨盤を含めた身体全体のバランスの崩れ
  • 肩甲骨の動きの低下
  • 呼吸が浅くなりやすい状態

などが重なり、本来は身体全体で分散されるはずの負担が首や肩へ集中していることが分かりました。

身体は、それぞれの部分が連動して動くことで負担を分散しています。

しかし、そのバランスが崩れてしまうと、一部の筋肉だけが頑張り続ける状態になり、肩こりや頭痛を繰り返しやすくなります。

そのため当院では、「肩が痛いから肩だけを施術する」のではなく、「なぜ肩へ負担が集中してしまったのか」という原因を重視しながら施術を進めました。

それが、今回の患者様が改善へ向かった大きな理由の一つだと考えています。

当院で行った施術内容と改善までの経過

初回の検査では、肩や首の状態だけではなく、姿勢や身体全体のバランス、背骨や肩甲骨の動き、呼吸の状態まで詳しく確認しました。

その結果、長時間のデスクワークによって身体全体のバランスが崩れ、肩や首の筋肉へ負担が集中していることが分かりました。

そこで当院では、ボキボキしないソフトなカイロプラクティック(詳しい施術内容はこちらから)を用いて身体全体のバランスを整え、本来の自然な動きを取り戻せるよう施術を行いました。

肩や首だけをほぐすのではなく、背骨や肩甲骨、骨盤まで含めて身体全体がスムーズに動ける状態を目指したことが、今回の改善につながった大きなポイントです。

施術を重ねるにつれて、「仕事中の肩こりが少し楽になってきました」「以前ほど頭痛が出なくなりました」という変化がみられるようになりました。

さらに施術を続けることで、頭痛や吐き気が起こる頻度も徐々に減少し、約2か月・6回の施術を終えた頃には、肩こりからくる頭痛や吐き気をほとんど気にすることなく過ごせるようになりました。

患者様からは、「休日に久しぶりにゆっくり本を読むことができました」という嬉しいお言葉もいただきました。

現在では、お仕事だけでなく、趣味だった読書も以前のように楽しめるようになり、良い状態を維持するために定期的なメンテナンス施術を続けられています。

日常生活でお伝えした2つのポイント

施術だけで良い状態を維持することは難しく、日常生活での身体の使い方もとても大切です。

そこで今回の患者様には、無理なく続けられる次の2つをお伝えしました。

① 30分に1回、深呼吸をする

デスクワークが続くと、知らないうちに呼吸が浅くなり、首や肩へ余計な力が入りやすくなります。

そのため、3秒かけて鼻から息を吸い、6秒かけてゆっくり口から吐くという深呼吸を、30分に1回行っていただきました。

深呼吸を行うことで肩の力が抜けやすくなり、長時間のパソコン作業による緊張をリセットしやすくなります。


② 30分に1回立ち上がり、姿勢をリセットする

どれだけ良い姿勢を意識していても、同じ姿勢を長時間続けること自体が身体への負担になります。

そのため患者様には、「30分に1回は立ち上がり、軽く背伸びをしたり肩を回したりして身体を動かしてください。」とお伝えしました。

例えるなら、同じ姿勢を続けることは、車のエンジンをかけたまま停車し続けているようなものです。

少し身体を動かすだけでも筋肉の緊張が和らぎ、肩や首への負担を減らすことにつながります。

特別な運動をする必要はありません。

大切なのは、「悪くなってから身体を動かす」のではなく、「悪くならないようにこまめにリセットする」という習慣です。

今回の患者様も、施術だけでなく、この2つの習慣を無理なく続けていただいたことで、良い状態を維持しやすくなりました。

まとめ

肩こりから頭痛や吐き気が起こる原因は、肩だけの問題とは限りません。

長時間のデスクワークによる姿勢の乱れや、身体全体のバランスの崩れによって、首や肩へ負担が集中していることも少なくありません。

今回ご紹介した30代女性の患者様も、マッサージや鍼灸院、整体院へ通っても改善がみられませんでしたが、身体全体のバランスを整える施術と、日常生活での姿勢や呼吸を見直したことで、約2ヶ月・6回の施術で大幅に改善し、趣味だった読書も再び楽しめるようになりました。

もちろん、改善までの期間には個人差があります。

だからこそ当院では、痛みが出ている肩だけを見るのではなく、「なぜ肩へ負担が集中しているのか」という原因を大切にしながら、一人ひとりに合わせた施術を行っています。

もし、「肩こりから頭痛や吐き気が続いている」「マッサージや整体へ通っても改善しない」「仕事や趣味をもっと快適に楽しみたい」このようなお悩みがございましたら、お気軽にご相談ください。

ご相談・ご予約はこちらから

当院の肩こりの治療についての症状別ページはこちらからご覧になれます。

よくある質問(FAQ)

Q1. 肩こりから頭痛や吐き気が起こることはありますか?

はい、あります。

長時間のデスクワークや姿勢の乱れによって首や肩の筋肉へ負担がかかると、肩こりだけでなく頭痛や吐き気を伴うことがあります。

ただし、突然の激しい頭痛や発熱、手足の麻痺などを伴う場合は、脳や内科の病気が隠れていることもありますので、速やかに医療機関を受診してください。


Q2. マッサージを受けても改善しないのはなぜですか?

肩こりの原因が、姿勢や身体全体のバランスの乱れにある場合は、肩だけをほぐしても症状を繰り返してしまうことがあります。

当院では、肩だけでなく身体全体の状態を確認しながら施術を行っています。


Q3. デスクワーク中に気を付けることはありますか?

同じ姿勢を長時間続けないことが大切です。

30分に1回程度立ち上がって身体を動かしたり、深呼吸を行ったりするだけでも、首や肩への負担を軽減しやすくなります。


Q4. どのくらいで改善しますか?

改善までの期間には個人差があります。

今回ご紹介した患者様は約2ヶ月・6回の施術で大幅に改善されましたが、症状の程度や生活環境によって施術回数は異なります。


Q5. 症状が改善した後も通った方がいいですか?

症状が改善した後も、良い状態を維持するために定期的なメンテナンス施術を受けられている患者さんが多くいらっしゃいます。

身体は日常生活の影響を受けやすいため、定期的にバランスを整えることで、不調の予防にもつながります。

当院のメンテナンス施術に対する考え方はこちらからご覧になれます。

参考文献

Blanpied PR, Gross AR, Elliott JM, et al.
Neck Pain: Revision 2017 Clinical Practice Guidelines.
Journal of Orthopaedic & Sports Physical Therapy. 2017;47(7):A1-A83.
https://www.jospt.org/doi/10.2519/jospt.2017.0302

(首や肩の痛みに対する運動療法や姿勢指導についてまとめられた診療ガイドライン)


Côté P, Wong JJ, Sutton D, et al.
Management of Neck Pain and Associated Disorders: A Clinical Practice Guideline.
European Spine Journal. 2016.

(首の痛みに対する評価や保存療法についてまとめられた国際的なガイドライン)


Shan Z, Deng G, Li J, et al.
Musculoskeletal disorder and pain associated with smartphone use: A systematic review of biomechanical evidence.
Journal of Bodywork and Movement Therapies. 2019.
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC6405356/

(スマートフォンやデスクワークによる姿勢と首・肩への負担についてまとめたシステマティックレビュー)


日本整形外科学会(JOA)
頚部痛・肩こりに関する情報
https://www.joa.or.jp/

(監修 柔道整復師 児玉寛武)