
今回のブログでわかること(要約)
オスグッド病は、成長期にスポーツを頑張るお子さんに多く見られる膝の痛みです。しかし、痛みの原因は膝だけにあるとは限りません。今回ご紹介する14歳・中学2年生の野球部の患者様は、病院で2ヶ月間リハビリを受けても症状が改善せず、思うように練習へ参加できない状態が続いていました。当院では膝だけではなく身体全体のバランスや動きを確認しながら施術を行った結果、5回・5週間の施術で通常どおり野球へ復帰することができました。このブログでは、オスグッド病が改善しにくい理由や、当院での施術経過についてご紹介します。
- 1. 今回のブログでわかること(要約)
- 2. このようなお悩みはありませんか?
- 3. 14歳・中学2年生の野球部の患者様について
- 4. なぜ2ヶ月間病院でリハビリを受けてもオスグッド病が改善しなかったのか?
- 5. 当院で行った施術内容と改善までの経過
- 6. オスグッド病は「成長が終わるまで我慢する」だけではありません
- 7. まとめ
- 8. よくある質問(FAQ)
- 8.1. Q. オスグッド病は自然に改善しますか?
- 8.2. Q. オスグッド病でもスポーツを続けられますか?
- 8.3. Q. 病院でリハビリを受けていますが、整骨院にも通えますか?
- 8.4. Q. オスグッド病は何回くらいで改善しますか?
- 9. 参考文献
このようなお悩みはありませんか?
「オスグッド病と診断され、なかなか改善しない」
「病院でリハビリを受けているが変化を感じない」
「野球やサッカーなどの練習中に膝が痛くなる」
「ダッシュやしゃがむ動作で膝のお皿の下が痛い」
「大会が近いのに思うように練習ができず不安」
「できれば手術をせずに改善を目指したい」
このようなお悩みがある方は、このブログがお役に立てるかもしれません。
14歳・中学2年生の野球部の患者様について

今回ご紹介する患者様は、14歳・中学2年生の野球部に所属する男子生徒です。
約2ヶ月前から膝のお皿の下に痛みが現れ、病院でオスグッド病と診断されました。
リハビリを受けながら様子をみていましたが、なかなか改善せず、練習ではダッシュや走塁、しゃがむ動作のたびに痛みを感じる状態が続いていました。
「このまま野球を続けられるのだろうか。」
そんな不安を抱え、ご家族と一緒に当院へ来院されました。
私も野球を学生時代していて、野球肘や骨折など経験しました。
そのような経験から、この男子生徒の不安になる気持ちはとても理解できました。
なぜ2ヶ月間病院でリハビリを受けてもオスグッド病が改善しなかったのか?

オスグッド病は、成長期のスポーツ選手によく見られる膝の痛みです。
一般的には、「成長期だから仕方がない」「太ももの筋肉が硬いことが原因」と説明されることが多く、ストレッチやリハビリ、安静を勧められるケースも少なくありません。
もちろん、それらが必要な場合もあります。
しかし、今回の患者様は2ヶ月間リハビリを続けても大きな変化は見られませんでした。
そこで当院では、膝だけではなく身体全体の状態を詳しく確認しました。
すると、膝そのものだけではなく、身体のバランスの乱れや、股関節・骨盤の動きにも負担がかかっていることが分かりました。
野球では、走る・止まる・投げる・打つなど、全身を使った動作を何度も繰り返します。
もし身体のバランスが崩れたままプレーを続けると、本来は股関節や体幹で分散されるはずの負担が膝へ集中しやすくなります。
その状態では、膝だけをケアしても改善しにくいことがあります。
当院では、膝の痛みだけを見るのではなく、「なぜ膝へ負担が集中してしまったのか」という原因を大切に考えながら施術を行いました。
当院で行った施術内容と改善までの経過

初回の検査では、膝の状態だけではなく、姿勢や身体全体のバランス、股関節や骨盤の動きなどを詳しく確認しました。
その結果、野球で繰り返される動作によって身体のバランスが崩れ、膝へ負担が集中しやすい状態になっていました。
そこで当院では、膝だけに施術を行うのではなく、身体全体のバランスを整えながら、膝へかかる負担を減らすことを目的に施術を進めました。
今回は当院のボキボキしないソフトなカイロプラクティックと、ツボを使った東洋医学的なアプローチである遠絡療法という施術を用いて施術していきました。
施術を重ねるにつれて、
「走るときの痛みが少なくなってきました。」
「練習後の痛みが以前より楽です。」
と、少しずつ変化が見られるようになりました。
その後も身体の状態を確認しながら施術を継続した結果、5週間で5回の施術を終えた頃には、痛みを気にすることなく通常どおり野球の練習へ参加できるまでに改善しました。
現在も部活動へ復帰し、以前と同じように野球を楽しめています。

オスグッド病は「成長が終わるまで我慢する」だけではありません
オスグッド病は成長期に多い症状のため、「成長が終わるまで仕方がない」と言われることもあります。
しかし、すべてのお子さんが同じ経過をたどるわけではありません。
実際には、身体のバランスや動き方を見直すことで、スポーツを続けながら改善を目指せるケースもあります。
もし整骨院や鍼灸院などの治療院や、病院でリハビリを続けてもなかなか変化が見られず、お子さんが思うようにスポーツを楽しめない状態が続いているのであれば、一度身体全体の状態を確認してみることも大切です。
まとめ

オスグッド病は、成長期のスポーツ選手に多く見られる膝の痛みですが、「成長期だから仕方がない」とあきらめる必要はありません。
今回ご紹介した患者様も、病院で2ヶ月間リハビリを続けても改善が見られず、不安を抱えながら来院されました。しかし、膝だけではなく身体全体のバランスを確認しながら施術を進めたことで、5週間・5回の施術で通常どおり野球へ復帰することができました。
もちろん、オスグッド病の原因や改善までの期間には個人差があります。
だからこそ、膝だけを見るのではなく、「なぜ膝へ負担が集中しているのか」という原因まで確認し、一人ひとりに合わせた対応を行うことが大切だと当院では考えています。
もし、
「オスグッド病がなかなか改善しない」
「リハビリを続けても変化を感じられない」
「痛みで思うようにスポーツができない」
このようなお悩みがありましたら、お一人で悩まずお気軽にご相談ください。
よくある質問(FAQ)

Q. オスグッド病は自然に改善しますか?
成長とともに症状が落ち着くこともありますが、その間も痛みが続き、思うようにスポーツができない場合があります。改善しない場合は、一度身体全体の状態を確認することも大切です。
Q. オスグッド病でもスポーツを続けられますか?
痛みの程度によって異なります。無理をすると症状が悪化することもあるため、身体の状態を確認しながら運動量を調整することが大切です。
Q. 病院でリハビリを受けていますが、整骨院にも通えますか?
当院は健康保険の取り扱いをしていないため、病院と並行して通院することも可能になります。
病院での診断や治療を大切にしながら、身体全体のバランスや動きを確認し、膝への負担を減らすことを目的に施術も行っています。
また、そもそもオスグッド病は急性の怪我にはあたりませんので、整骨院での健康保険での施術対象外の疾患となりますのでご注意ください。
Q. オスグッド病は何回くらいで改善しますか?
改善までの期間や施術回数には個人差があります。今回ご紹介した患者様は5週間・5回の施術で野球へ復帰されましたが、症状や生活環境によって経過は異なります。
大まかな目安として、当院に来られる多くのオスグッドの患者さんは、1週間に1回の治療で大体3~5回くらいで症状が良くなるケースが多いです。
参考文献
- Maffulli N, Longo UG, Spiezia F, Denaro V.
Sports injuries in young athletes: long-term outcome and prevention strategies.
The Physician and Sportsmedicine. 2010;38(2):29-34.
https://doi.org/10.3810/psm.2010.06.1780 - American Academy of Orthopaedic Surgeons (AAOS)
Osgood-Schlatter Disease (Knee Pain).
https://orthoinfo.aaos.org/en/diseases--conditions/osgood-schlatter-disease-knee-pain/ - American Academy of Pediatrics
Osgood-Schlatter Disease.
https://healthychildren.org - 日本整形外科学会スポーツによる運動器障害(スポーツ障害)https://www.joa.or.jp/
- 公益財団法人 日本スポーツ協会(JSPO)スポーツによる障害予防・ジュニアアスリート支援https://www.japan-sports.or.jp/
(監修 柔道整復師 児玉寛武)


