今回のブログでわかること(要約)

「右側のお尻から太ももの裏がしびれる」

「長時間、車を運転すると右足がつらくなる」

「マッサージへ通っているけれど、坐骨神経痛がなかなか良くならない」

そんなお悩みはありませんか。

今回ご紹介するのは、慢性的な腰痛があり、半年ほど前から右側のお尻から太ももの裏にしびれが出るようになった40代男性ドライバーの症例です。

身体をくわしく確認すると、長時間の運転による姿勢のくずれや、腰・骨盤・股関節まわりの強い緊張がみられました。

そこで、身体全体のバランスを整える施術に加えて、運転中の休憩や座り方、歩く習慣も見直していただきました。

約7週間・6回の施術で右側のしびれは改善し、仕事もスムーズにできるようになりました。

今回は「坐骨神経痛がなぜ右側に出たのか」という点と、ドライバーの方に実践していただきたい3つの対策を、実際の症例をもとにご紹介します。

坐骨神経痛が右側に出て運転がつらい|40代男性ドライバーの症例

今回ご紹介するのは、ドライバーとして働いている40代男性のAさんです。

もともと慢性的な腰痛がありましたが、仕事が忙しいため、腰のつらさを我慢しながら長年働いていました。

ところが半年ほど前から、腰痛だけでなく、右側のお尻から太ももの裏にかけてしびれを感じるようになりました。

はじめは我慢できる程度でしたが、少しずつ症状が気になるようになり、長時間の運転にも支障が出てきました。

ドライバーの方にとって、運転中にお尻や足がしびれるのは本当につらいと思います。

休みたくても仕事なので運転しなければならず、「このまま悪くなったら仕事を続けられるだろうか」と不安になる方も少なくありません。

Aさんは近所のマッサージ店へ定期的に通いましたが、思うような改善はみられませんでした。

そこで、知り合いの方からの紹介で坂元台整骨院へ来院されました。

坐骨神経痛は病名そのものではなく、腰からお尻、太ももや足にかけてあらわれる痛みやしびれなどの症状を指します。

原因には腰椎椎間板ヘルニアなどが関係する場合もあるため、症状を決めつけず、身体の状態を確認することが大切です。

Aさんを検査すると、腰に本来あるゆるやかなカーブが少なくなり、背中が丸く、頭が前へ出た姿勢がみられました。

さらに腸腰筋(ちょうようきん)の緊張も強く、股関節から骨盤まわりまで全体的にかたくなっていました。

長時間、車のシートに座っていると、骨盤は後ろへ倒れ、腰や背中が丸くなりやすくなります。

身体を積み木にたとえてみましょう。

一番下にある積み木が傾けば、その上にある積み木もバランスを取るために位置を変えます。

身体も骨盤の位置が変わると、腰や背中、首などへ負担が広がることがあります。

Aさんの場合も、骨盤が後ろへ倒れた猫背ぎみの姿勢で長時間の運転を続けたことが、腰や骨盤まわりへの負担を増やし、右側の症状にも影響した可能性があると考えました。

右側の坐骨神経痛を身体全体から確認|施術と3つの生活改善

当院では、しびれている右のお尻や太ももだけを確認するのではなく、身体全体を検査しました。

検査でとくに気になったのが、骨盤にある仙骨、腰椎(腰の骨)、そして頚椎(首の骨)の3か所でした。

そこで、検査で見つかったポイントを中心に、身体への負担が少ないソフトなカイロプラクティックで調整しました。

強く押したり、無理にボキボキ鳴らしたりする施術ではありません。

そして、今回とくに大切にしたのが「施術と一緒に普段の生活を変えること」でした。

Aさんは仕事を辞めるわけではありません。

施術で身体を整えても、毎日同じ運転姿勢を長時間続ければ、腰や骨盤にはふたたび負担がかかります。

たとえるなら、水があふれている床を毎日ふきながら、蛇口を開けたままにしているようなものです。

床をふくことも大切ですが、同時に蛇口を調整しなければ、水はまたたまってしまいます。

そこでAさんには、次の3つを実践していただきました。

1.1時間を目安に車から降りる

長時間の運転では、できる範囲で1時間に1回ほど休憩を取り、車から降りて軽く身体を動かしていただきました。

数分歩くだけでもかまいません。

大切なのは、同じ姿勢を長時間続けないことです。

2.腰とシートの間に丸めたバスタオルを入れる

運転中に骨盤が後ろへ倒れ、腰が丸くなりすぎないよう、腰とシートの間に丸めたバスタオルを入れていただきました。

厚くしすぎず、腰が自然に支えられていると感じる程度に調整します。

3.普段から歩く時間を少し増やす

仕事で長時間座っている分、日常生活では歩く時間を少し増やしていただきました。

「近い場所なら歩く」「休憩中に少し歩く」など、小さなことからで十分です。

仕事をしながら身体を変えていくためには、続けられる方法を選ぶことが大切です。

約7週間・6回で坐骨神経痛のしびれが改善|仕事もスムーズに

Aさんには施術を受けていただきながら、3つの生活改善も続けていただきました。

すると、施術を重ねるにつれて、右側のお尻から太ももの裏に感じていたしびれが少しずつ軽くなっていきました。

そして約7週間・6回の施術を終えるころには、坐骨神経痛のしびれは大きく改善しました。

なにより喜ばれていたのが、仕事をスムーズにできるようになったことです。

「運転すると、またしびれるかもしれない」という不安が減り、以前より安心して仕事ができるようになりました。

今後もドライバーのお仕事を続けるため、現在は月1回のメンテナンスを行いながら良い状態を維持されています。

身体を整えることと、毎日の身体の使い方を見直すこと。

当院では、どちらも大切だと考えています。

「右側の坐骨神経痛がなかなか良くならない」

「長時間の運転でお尻や足がしびれる」

「マッサージを受けても、また症状が戻ってしまう」

そんなお悩みがありましたら、一人で我慢を続けず、お気軽に坂元台整骨院へご相談ください。

普段のお仕事や生活までお聞きしたうえで、身体の状態をくわしく確認させていただきます。

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※施術による変化や必要な期間には個人差があります。

※足に力が入りにくい、急にしびれが強くなった、排尿・排便に異常がある、股のまわりに感覚の異常がある場合などは、早めに医療機関を受診してください。

よくある質問(FAQ)

Q1.坐骨神経痛は右側だけに出ることがありますか?

はい。坐骨神経痛による痛みやしびれは、右側または左側だけに出る場合があります。ただし、症状の原因は一人ひとり違うため、長く続く場合は検査を受けることが大切です。

Q2.長時間の運転で坐骨神経痛が悪化することはありますか?

長く座り続けることで腰や股関節を動かす時間が減り、運転姿勢によって腰やお尻への負担が増える場合があります。こまめに休憩して姿勢を変えることも大切です。

Q3.運転するときに腰へタオルを入れても大丈夫ですか?

腰を軽く支える程度であれば、姿勢を保つ方法として取り入れられます。ただし、厚すぎると腰を反らせすぎる場合があります。痛みや違和感が増す場合は使用を中止してください。

Q4.マッサージで改善しない坐骨神経痛でも相談できますか?

はい。当院では症状がある場所だけでなく、骨盤や腰、股関節、背骨など身体全体の状態を確認します。ただし、症状によっては医療機関での検査をおすすめする場合もあります。

参考文献

・日本整形外科学会
「坐骨神経痛」一般向け疾患情報
https://www.joa.or.jp/

・日本整形外科学会・日本腰痛学会 編
『腰痛診療ガイドライン2019 改訂第2版』
https://minds.jcqhc.or.jp/

・Stafford MA, Peng P, Hill DA.
Sciatica: a review of history, epidemiology, pathogenesis, and the role of epidural steroid injection in management. British Journal of Anaesthesia. 2007.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/17347184/

・Porter JM, Gyi DE.
The prevalence of musculoskeletal troubles among car drivers. Occupational Medicine. 2002.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/12356949/

・Yoon TL, et al.
The effect of walking on chronic low back pain: a meta-analysis. Clinical Rehabilitation. 2021.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34092136/

(監修 柔道整復師 児玉寛武)