今回のブログでわかること(要約)

坐骨神経痛は、お尻から太もも、ふくらはぎにかけて痛みやしびれが現れる症状です。今回ご紹介するのは、30代の出産後から坐骨神経痛に悩み続けていた40代女性の症例です。保険診療の整骨院や鍼灸院、マッサージへ通っても改善せず、ご家族との時間までつらくなっていました。当院では身体全体の検査を行い、骨盤、とくに仙骨の状態に着目して施術を実施。その結果、約6週間・5回の施術で症状は大幅に改善し、現在は月1回のメンテナンスで良い状態を維持されています。今回は、坐骨神経痛と整体の関係や改善までの経過をご紹介します。

このようなお悩みはありませんか?

「お尻から足にかけて痛みやしびれがある」

「長時間の運転がつらい」

「子育てや家事をするのが苦痛」

「マッサージや鍼灸院へ通っても改善しない」

「坐骨神経痛を整体で改善できるのか知りたい」

このようなお悩みがある方は、今回の症例がお役に立てるかもしれません。

40代女性・子育て中の患者様について

こんにちは。

鹿児島市玉里団地で坂元台整骨院を開業しております、院長の児玉寛武です。

今回ご紹介するHさんは40代女性です。

30代で出産されてから、お尻から足にかけて痛みやしびれが出るようになりました。

仕事では車での移動や荷物を運ぶことが多く、帰宅後は家事や育児と毎日休む間もありませんでした。

最初は我慢できる程度だった症状も少しずつ悪化し、「子どもを抱っこするのもつらい」「運転しているだけで足がしびれてくる」そんな状態になっていました。

保険診療の整骨院や鍼灸院、マッサージにも通われましたが改善せず、身体がきついため、お子さんへイライラしてしまうことも増え、「このままではいけない」と知人の紹介で当院へ来院されました。

このような状態で毎日を過ごされるのは、本当にお辛かったことと思います。

坐骨神経痛は整体で改善するのでしょうか?

坐骨神経痛とは病名ではなく、お尻から足にかけて現れる痛みやしびれなどの症状の総称です。

原因はさまざまで、

  • 椎間板ヘルニア(骨と骨の間にあるクッションが飛び出して神経に当たってしまう状態)
  • 腰部脊柱管狭窄症[ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう](神経の通り道が狭くなり、神経が圧迫されて痛みやしびれが出る状態)
  • 梨状筋症候群[りじょうきんしょうこうぐん](お尻の筋肉が硬くなり、坐骨神経を圧迫して痛みやしびれが出る状態)
  • 骨盤や姿勢の乱れ

などが関係することがあります。

ただし、突然足に力が入らなくなったり、排尿・排便の異常がある場合、発熱や急激な激痛を伴う場合は重大な病気が隠れていることがあります

このような場合は整体を受ける前に、まず医療機関を受診してください。

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なぜ今回の患者様は坐骨神経痛になったのでしょうか?

当院で詳しく検査を行うと、骨盤の中でも仙骨と呼ばれる部分に大きな問題がみられました。

Hさんは「出産してから症状が始まった」と話してくださいました。

出産では骨盤に大きな負担がかかります。

例えるなら、一度大きく開いた扉は、蝶番が少しゆるむと閉まり方が変わることがあります。

身体も同じように、出産をきっかけに骨盤のバランスが崩れ、その状態で長年生活を続けると、少しずつ腰やお尻へ負担が蓄積することがあります。

さらにHさんは仕事で長時間車を運転されていました。

同じ姿勢を続けることで骨盤周囲への負担が積み重なり、坐骨神経痛が悪化した可能性が高いと考えました。

長い間、お辛い状況の中で本当によく頑張ってこられましたね。

当院で行った整体と改善までの経過

検査で導き出した施術ポイントに対して、ボキボキしないソフトなカイロプラクティックで身体全体のバランスを整えていきました。

痛みのある部分だけではなく、骨盤・背骨・股関節まで確認し、本来の動きを取り戻せるよう施術を行いました。

施術を重ねるにつれて、「運転が楽になってきました」「子どもを抱っこしても以前ほど痛くありません」という変化がみられるようになりました。

約6週間・5回の施術を終える頃には坐骨神経痛は大幅に改善。

患者様が一番喜ばれたのは、「子どもにイライラしなくなりました」ということでした。

身体が楽になることで心にも余裕が生まれ、家族との時間を笑顔で過ごせるようになったそうです。

このような報告を聞いた時、私もとても嬉しい気持ちになりました。

現在は月1回のメンテナンス施術で良い状態を維持されています。

日常生活でお伝えした2つのポイント

① 運転中は丸めたバスタオルを腰へ

腰とシートの隙間へ丸めたバスタオルを入れることで骨盤が安定しやすくなり、長時間運転による負担を軽減しやすくなります。

② 30〜60分に1回は車を降りて身体を動かす

どんなに良い姿勢でも、同じ姿勢を続けることは身体への負担になります。

信号待ちでエンジンをかけっぱなしにするより、少し走らせた方が車の調子が良いように、人の身体もこまめに動かすことで筋肉や関節への負担を減らすことができます。

まとめ

坐骨神経痛は整体で改善が期待できるケースもありますが、大切なのは痛みだけを見るのではなく、「なぜ坐骨神経痛が起こったのか」という原因を見つけることです。

今回の患者様は、出産後の骨盤への負担と長時間の運転が重なり、身体全体のバランスが崩れていました。

身体全体を整える施術と生活習慣の見直しを続けた結果、約6週間・5回で改善し、現在は月1回のメンテナンスで良い状態を維持されています。

「坐骨神経痛で仕事や育児がつらい」「整体で改善できるか相談したい」という方は、当院の公式LINEやお電話でご相談も承っております。お気軽にご相談ください。

ご相談・ご予約はこちらから

当院の坐骨神経痛の治療についての詳しい症状別ページはこちらからご覧になれます。

よくある質問(FAQ)

Q1. 坐骨神経痛は整体で改善しますか?
原因によって異なりますが、姿勢や骨盤のバランスが関係している場合は改善が期待できることがあります。

Q2. 出産後から坐骨神経痛になりました。関係がありますか?
出産による骨盤への負担が影響するケースもあります。身体全体の状態を確認することが大切です。

Q3. 長時間運転すると悪化するのはなぜですか?
同じ姿勢が続くことで骨盤や腰への負担が増え、症状が強くなることがあります。

Q4. 危険な坐骨神経痛はありますか?
足に力が入らない、排尿・排便障害、発熱、急激な激痛などを伴う場合は重大な病気の可能性もあるため、速やかに医療機関を受診してください。

Q5. 改善後も通院した方が良いですか?
再発予防のため、月1回程度のメンテナンス施術を受けられる方が多くいらっしゃいます。

歯医者さんで虫歯の治療を終えても、その後に歯磨きをせず、定期検診も受けなければ、また虫歯になる可能性がありますよね。

身体も同じで、痛みが改善しても、日常生活の負担や姿勢のクセが積み重なると、再び不調が現れることがあります。

そのため当院では、良い状態を維持し、不調を予防するために、定期的なメンテナンス施術をおすすめしています。実際に、症状が改善した後も、健康維持を目的に継続して通われている患者さんが多くいらっしゃいます。

「痛くなってから治療する」のではなく、「痛くなりにくい身体を維持する」ことも大切だと当院では考えています。

参考文献

日本整形外科学会(JOA)
腰痛・坐骨神経痛に関する情報
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbago.html

(腰痛や坐骨神経痛の原因・症状・治療について一般向けにわかりやすく解説されています。)


Delitto A, George SZ, Van Dillen LR, et al.
Interventions for the Management of Acute and Chronic Low Back Pain: Revision 2021 Clinical Practice Guideline.
Journal of Orthopaedic & Sports Physical Therapy. 2021.
https://www.jospt.org/doi/10.2519/jospt.2021.0304

(腰痛および関連症状に対する評価・運動療法・保存療法についてまとめられた国際的な診療ガイドライン。)


National Institute for Health and Care Excellence (NICE)
Low back pain and sciatica in over 16s: assessment and management (NG59)
https://www.nice.org.uk/guidance/ng59

(16歳以上の腰痛・坐骨神経痛に対する評価・保存療法・受診の目安などをまとめた英国の診療ガイドライン。)


厚生労働省
職場における腰痛予防対策指針
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_20685.html

(腰痛予防のための姿勢や作業環境、運転・重量物の取り扱いなどについてまとめられています。)