今回のブログでわかること(要約)

「生理になると腰が重だるくて動くのがつらい」「毎月のことだから仕方ないと我慢している」とお悩みではありませんか?

生理中の腰痛は珍しいことではありませんが、その原因は子宮の働きだけでなく、姿勢や身体のバランスの崩れが影響していることもあります。

今回は、学生時代から生理のたびに腰痛に悩まれていた30代女性の症例をご紹介します。生理中の腰痛が起こる理由や、整体でサポートできることについてもわかりやすく解説します。

学生時代から生理のたびに腰痛に悩んでいた30代女性

今回ご紹介するのは30代女性のSさんです。

学生時代から、生理が始まるたびに腰が重く痛くなり、ひどい日は家事や仕事にも集中できない状態が続いていました。

鎮痛薬でしのぐことはできても、「毎月同じことの繰り返し」ということに不安を感じていたそうです。

「少しでも楽に過ごせるようになりたい。」

そんな思いで坂元台整骨院へ来院されました。

痛みを抱えながら毎日を過ごされることは、ご本人にしか分からないご苦労があったことと思います。

生理になると腰痛になるのはなぜ?

「生理なのに、どうして腰まで痛くなるの?」と疑問に思われる方も多いでしょう。

最も大きな理由の一つが、子宮を収縮させる『プロスタグランジン』という物質です。

生理では子宮が内膜を体の外へ押し出すために収縮します。その働きが強くなると、子宮の周囲にある腰や骨盤周りの筋肉まで緊張しやすくなります。

例えるなら、お腹の奥で小さな握力ボールを何度もギュッと握っているような状態です。その振動が近くにある腰へ伝わり、腰痛として感じることがあります。

さらに、「長時間の座り姿勢」「猫背」「骨盤のバランスの崩れ」「腰やお尻の筋肉の硬さ」などが重なることで、生理中の腰への負担がさらに大きくなることがあります。

このような状態で毎日を過ごされることは、本当に大変ですよね。

検査で分かった身体の状態

Sさんの身体を検査すると、

  • 骨盤のゆがみ
  • 背骨の動きの低下
  • 腰からお尻にかけての筋肉の緊張
  • 長年の姿勢のクセ

がみられました。

家で例えるなら、土台が少し傾いている家は、一部にばかり負担がかかります。

身体も同じように、骨盤や背骨のバランスが崩れると腰へ負担が集中し、生理中にはその負担をさらに強く感じやすくなると考えられます。

お仕事や家事をこなしながら、このような痛みと向き合ってこられたことは、本当に大変だったことと思います。

当院で行った整体

当院では、生理そのものを治療することはできません。

しかし、腰へ負担をかけている身体全体のバランスを整えることはできます。

Sさんにはソフトなカイロプラクティックによる整体で、「骨盤」「背骨」の動き・バランスを整え、腰へ集中していた負担を軽減していきました。

強く押したり痛みを伴う施術ではなく、身体への負担が少ないやさしい施術です。

また、座り姿勢や日常生活で気を付けるポイントについてもアドバイスを行いました。

施術後の経過

施術を続けるにつれて、普段の腰の重だるさが軽くなり、生理中の腰痛も少しずつ改善していきました。

約3か月、9回の施術後には、「生理中の腰痛が以前よりかなり楽になった」「鎮痛薬に頼る回数が減った」「普段の生活が快適になった」という変化がみられました。

現在は月に1回のメンテナンスを続けながら、楽な状態を維持されています。

来院当初は暗い表情だったSさんでしたが、今では明るい表情でお話をするお姿を見て、私としてもとても嬉しい気持ちになりました。

こんな腰痛は婦人科を受診しましょう

生理中の腰痛の多くは月経に伴う症状ですが、次のような場合は婦人科で相談することをおすすめします。

  • 市販の痛み止めが効かない
  • 年々痛みが強くなっている
  • 生理以外の日も腰が痛い
  • 出血量が非常に多い
  • 強い下腹部痛や発熱を伴う

このような場合は、

  • 子宮内膜症
  • 子宮腺筋症
  • 子宮筋腫

などの婦人科疾患が隠れていることもあります。

まずは病院で適切な診断を受けることが大切です。

まとめ

生理中の腰痛は、子宮の収縮だけでなく、姿勢や骨盤・背骨のバランスが影響していることも少なくありません。

今回のSさんも、生理そのものが変わったわけではありませんが、身体全体のバランスを整えたことで腰への負担が減り、生理中も以前より快適に過ごせるようになりました。

毎月の腰痛を「体質だから仕方ない」と諦めず、一度ご自身の身体の状態を見直してみることも大切です。

生理中の腰痛でお困りで不安な方は、当院のWEB予約機能付き公式LINEやお電話でご相談も承っております。お気軽にご相談ください。

ご相談・ご予約はこちらから

当院の腰痛の治療に関する症状別ページはこちらから

よくある質問(FAQ)

Q. 生理中でも整体は受けられますか?

体調が良ければ施術は可能です。ただし、出血量が多い日や体調が優れない日は無理をせずご相談ください。

Q. 整体で生理痛は治りますか?

整体は生理そのものを治す治療ではありません。姿勢や身体のバランスを整え、腰への負担を軽減することを目的としています。

その結果として生理中の腰痛が軽減された方は多くいらっしゃいます。

Q. 生理中の腰痛は温めた方がいいですか?

血流が良くなり筋肉の緊張が和らぐため、温めることで楽になる方が多くみられます。

Q. 生理のたびに腰痛がある場合は病気ですか?

必ずしも病気ではありませんが、痛みが強い場合や年々悪化している場合は婦人科で検査を受けることをおすすめします。

参考文献

日本産科婦人科学会「月経困難症診療ガイドライン」

日本婦人科腫瘍学会「子宮内膜症診療ガイドライン」

MSDマニュアル家庭版「月経困難症」

厚生労働省「女性の健康づくりに関する情報」

日本整形外科学会「腰痛診療ガイドライン」

(監修 柔道整復師 児玉寛武)