
今回のブログでわかること(要約)
「前かがみになるたびに腰が痛い」「荷物を持つたびに腰がつらい」とお悩みではありませんか。
前かがみの腰痛は、筋肉だけではなく、普段の座り方や身体の使い方が積み重なって起こることがあります。
今回は、建設業で重い資材を運ぶ40代男性が、前かがみの腰痛と右足のしびれに悩み、10週間・8回の施術で改善した症例をご紹介します。
腰痛の原因や改善につながった生活習慣の工夫についても、わかりやすくお伝えします。
前かがみの腰痛と右足のしびれでお困りだった40代男性
今回ご紹介するのは、建設業で働く40代男性のYさんです。
毎日の仕事では重い資材を持ち運ぶことが多く、半年ほど前から前かがみになるたびに腰が痛むようになりました。
最初は「仕事の疲れだろう」と思っていましたが、少しずつ腰痛が強くなり、お尻から右太ももの後ろまでしびれを感じるようになりました。
心配になり整形外科を受診しましたが、レントゲンでは異常は見つかりませんでした。

湿布と痛み止めで様子を見ることになりましたが、大きな変化はなく、ご紹介で坂元台整骨院へ来院されました。
問診と検査で姿勢や身体の動きを詳しく確認すると、腰の状態だけではなく、日頃の座り方や荷物の持ち方にも改善の余地があることがわかりました。
腰は「バネ」のような形が大切でした
検査では、腰の骨は本来ゆるやかに前へカーブしているはずなのに、Yさんの腰は反対に丸くなっていました。
ちょうど弓がしなやかにしなることで力を分散するように、腰も自然なカーブがあることで身体への負担を減らしています。
ところが腰が丸くなると、クッションの役目をしている椎間板へ負担が集中しやすくなります。
問診票を書いていただいている姿勢も印象的でした。
椅子に浅く腰掛け、背もたれへ身体を預けるような座り方になっており、腰はずっと丸い状態でした。
仕事中だけではなく、自宅や車でも同じ姿勢が続けば、身体はその形を「いつもの姿勢」と覚えてしまいます。
毎日少しずつ曲がった状態で過ごすことで、腰へ負担が積み重なり、前かがみの動きで痛みが出やすくなっていたと考えられました。

身体のゆがみを整え、座り方と荷物の持ち方も見直した結果
施術では、身体全体の検査で問題が見つかった部分を、ソフトな整体(カイロプラクティック)でやさしく調整しました。
痛みのある場所だけではなく、身体全体のバランスを整えながら施術を進めました。
また、仕事で毎日荷物を持つため、持ち上げ方もお伝えしました。
重い物を身体から離したまま持つと、腰への負担は大きくなります。
長い棒の先を持つと重く感じるのと同じように、荷物も身体から離れるほど腰へ強い力がかかります。
そのため、荷物はできるだけ身体へ引き寄せ、腰は丸めず、膝の曲げ伸ばしを使って持ち上げる方法へ変更していただきました。

さらに、座るときはお尻を背もたれまでしっかり入れて深く腰掛ける習慣も続けていただきました。
施術を重ねるごとに腰痛としびれは少しずつ落ち着き、10週間・8回の施術で仕事にも支障がない状態まで改善しました。
現在も仕事は体力を使うため、月1回のメンテナンス施術を続けながら良い状態を維持されています。
改善できた理由は施術だけではありません。
座り方と荷物の持ち方を変えたことも、とても大きな要因だったと考えています。
Yさんから最後に、「腰を気にせず子どもと遊べるようになったことが一番うれしいです」という言葉をいただきました。
その笑顔を見たとき、私もうれしい気持ちになりました。
腰痛が改善すると、仕事だけではなく、大切な家族との時間まで変わることを改めて実感した症例でした。

前かがみの腰痛でお悩みの方へ

前かがみの腰痛は、年齢だけが原因ではありません。
姿勢や身体の使い方が積み重なることで起こる場合も少なくありません。
湿布や痛み止めだけで変化が少ないときは、身体全体の動きや生活習慣まで確認することが改善への近道になることがあります。
もし前かがみのたびに腰が痛む、荷物を持つ仕事がつらい、足のしびれも気になるという方は、一人で悩まずお気軽にご相談ください。
あなたの身体の状態を丁寧に確認し、一人ひとりに合わせた施術をご提案いたします。
よくある質問(FAQ)

Q1. 前かがみで腰が痛い原因は何ですか?
筋肉の疲れだけではなく、姿勢のくずれや身体のゆがみ、椎間板への負担、股関節の硬さなどが関係していることがあります。
Q2. レントゲンで異常がなくても腰痛は起こりますか?
はい。レントゲンでは骨の異常がなくても、筋肉や関節の動き、姿勢の問題によって腰痛が起こることは少なくありません。
Q3. 重い荷物を持つ仕事でも改善できますか?
仕事を続けながら改善された方も多くいらっしゃいます。身体の状態に合わせた施術に加え、荷物の持ち方や姿勢を見直すことも大切です。
Q4. 足のしびれがある場合も相談できますか?
はい。しびれの原因はさまざまです。まずは身体の状態を詳しく確認し、必要に応じて医療機関との連携も含めてご案内いたします。
参考文献
- 日本整形外科学会・日本腰痛学会監修. 腰痛診療ガイドライン2019(改訂第2版). 南江堂.
- 日本整形外科学会. 腰痛(一般向け解説)
- Andersson GBJ. Epidemiological features of chronic low-back pain. Lancet. 1999.
- NIOSH. Applications Manual for the Revised NIOSH Lifting Equation. National Institute for Occupational Safety and Health.
- McGill SM. Low Back Disorders: Evidence-Based Prevention and Rehabilitation. Human Kinetics.


