今回のブログでわかること(要約文)

五十肩は、肩だけに原因があるとは限らず、姿勢の乱れや背骨のS字カーブの消失、肩甲骨の動きの低下が関係していることがあります。今回ご紹介する50代女性の患者様も、病院では大きな異常が見つからなかったものの、身体全体のバランスを整えながら施術とセルフケアを継続したことで、約5ヶ月かけて症状が改善していきました。このブログでは、五十肩の考え方や改善に至った経過、自宅で実践できるセルフケアについてご紹介します。

結論

五十肩は肩だけを治療するよりも、背骨・姿勢・肩甲骨の動きを含めて身体全体を整え、日常生活のセルフケアを継続することが改善への近道になることがあります。

つらい五十肩の痛みにお困りではありませんか?

こんにちは、鹿児島市玉里団地で坂元台整骨院を開院しております、院長の児玉寛武です。

以下のようなことにお困りではありませんか?

「肩が痛くて腕を上げられずに不便だ」

「夜中も肩の痛みが疼いてつらい」

「普段の着替えが五十肩のせいで苦痛だ」

このようなお悩みがあるときは、今回のブログがお役に立てるかもしれません。

つらい五十肩にお困りだったMさんの来院に至るまでの経緯

Mさんは半年くらい前から左の肩が痛くなりだして、動きもかなり制限された状態で過ごすようになったそうです。

お着替えも肩の痛みで苦痛をともない、寝ていても痛みで目が覚めてしまうことも多かったそうです。

大変おつらい状況だったとお察しします。

病院のレントゲン検査では「異常なし」とのことでリハビリを受けていましたが、なかなか良くならないということで、当院を受診することになりました。

五十肩とはどんな疾患なの?

五十肩(肩関節周囲炎)は、肩そのものが壊れているというより、肩の関節やその周りの筋肉・腱・関節を包む袋(関節包)が硬くなり、動きが悪くなって痛みが出る状態です。

わかりやすく例えるなら、

「五十肩は、“長い間動かしていなかったチャックや扉の蝶番(ちょうつがい)が固くなって動きにくくなる状態”に似ています。」

最初は少し引っかかる程度でも、無理に動かそうとすると痛みが強くなり、だんだん腕が上がらない・後ろに回らない・服を着るのがつらいなど日常生活に影響してきます。

肩だけの問題に見えても、実際には姿勢のクセや首・背中の硬さ、肩甲骨の動きの低下が関係していることもあります。

イメージとしては、

  • 正常な肩=油が差された滑らかなドア
  • 五十肩=サビついて開け閉めしづらくなったドア

という状態です。

私の見立て|Mさんの五十肩の原因について

Mさんのお身体の状態を、問診・検査を通じて診させていただきました。

私が特に気になったのがMさんの背骨のS字カーブの消失でした。

人の背骨は、本来ゆるやかなS字カーブをしています。これは車でいうとサスペンション(衝撃吸収装置)のような役割があり、頭や胴体の重さを分散しながら身体を支えてくれています。

ところが、長時間のスマホ・デスクワーク・猫背などが続いて、このS字カーブが失われると、背中が丸くなり首が前に出やすくなります。

すると本来は背中や胸郭(肋骨まわり)と一緒に動くはずの肩関節だけに負担が集中するようになります。

イメージとしては、

本来:背骨・肩甲骨・肩がチームで動く → 負担が分散

S字カーブ消失後:肩だけが頑張る → 使いすぎ・硬さ・炎症につながる

さらに猫背姿勢になると、肩甲骨が動きにくくなり、腕を上げる時に肩の腱や筋肉が挟まれやすくなります。これが続くことで、肩まわりが硬くなり、「腕が上がりにくい」「服を着るのがつらい」といった五十肩のような状態につながることがあります。

もちろん五十肩の原因は一つではなく、加齢による組織変化や生活習慣なども関係しますが、背骨のS字カーブの崩れによって肩に負担が集中しているケースも少なくありません。

つまり、肩だけを揉むよりも、背骨・姿勢・肩甲骨の動きを一緒に整えることが大切になってくるのです。

施術の経過|どのように改善していったのか?

施術内容といたしましては、ボキボキしないカイロプラクティック(整体)で身体のバランスを整えて、神経の流れも活性化させるように施しました。

その後、肩の炎症を早く引かせるために、海外より取り入れた微弱電流治療機器を肩の患部周辺に当てるという流れでした。

治療を受けた後は肩の痛みが楽になると、喜んでおられました。

基本的に五十肩の治療は時間がかかりますが、施術計画通りに治療を継続することによって、徐々に症状は改善していきました。

施術開始から5ヶ月ほどで症状はだいぶ落ち着きました。

その後Mさんは、1ヶ月に1回のメンテナンスに移行されました。

「肩を動かしても痛くなくて嬉しい」とMさんが喜んでいるお姿を見て、私もとても嬉しい気持ちになりました。

しかし、Mさんはただ施術を受けただけで改善したわけではありません。

普段の日常生活で行ってほしいセルフケアをお伝えして、Mさんは真面目に取り組みました。

このようなセルフケアの取り組みが、症状を改善させるためには必須になってきます。

歯医者で治療しても、毎日の歯磨きをしなければ、また虫歯になりやすいですよね?

身体も同じで、施術だけではなく、日常のセルフケアが改善を支える大切な土台になります。

五十肩の方に実践してほしいこととしてお伝えしたセルフケア

コッドマン体操

上記イラストの説明にあるように体操を実施します

これを朝、昼、夜と1セットずつ行います。

肩の指歩き運動

上記イラストの説明にあるように体操を実施します。

これを朝、昼、夜と1セットずつ行います。

五十肩の痛みにお悩みだった50代女性患者様の声

患者様の声【五十肩】1

お名前 M・Mさん 年齢70代 男性

施術期間 5ヶ月 施術回数 12回

Qどのような症状、お悩みでご来院されましたか?

左肩の痛みが急にひどくなって、可動域もなくなり、このままでは日常生活に支障があり来院した。

Q実際に施術を受けられていかがでしたか?

自分では動かすことが出来なかったが、少しずつ動かす幅も広がり、痛みも施術を受けた日には格段に違いが分かった。

痛みがある時の対処法なども教えてもらって良かった。

どこに行っても五十肩が良くならない...そんな時はご相談ください。

今回のMさんは当院での施術と日々のセルフケアに真面目に取り組んで、頑固な五十肩の症状を解消させることができました。

当院では施術者が施術だけを提供し、患者さんは施術だけを受けておけば身体は自然と良くなっていくとは考えておりません。

なぜなら、日常生活での過ごし方に慢性的な症状の原因があることがほとんどだからです。

そこを変えていかない限りは、施術で一時的に良くなったとしても、また時間が経つと元に戻ってしまいます。

そうならないためにも当院では患者さんのお話をよく聞きながら、二人三脚で原因の解明と解決策を作りあげて実践していただくことで、お喜びの声を多数いただいております。

「良薬は口に苦し」で最初のうちは日常生活の見直し、実践は大変かもしれません。

しかし、継続していくうちに自然と慣れて、それが当たり前になっていきますのでご安心ください。

五十肩でお困りで不安な方は、当院の公式LINEやお電話でご相談も承っております。お気軽にご相談ください。

このブログが五十肩でお悩みの方のお役に立てれば幸いです。

最後までブログをお読みいただきありがとうございました。

※この記事は、実際の患者様の改善事例をもとに作成しております。効果には個人差がありますので、ご了承ください。

五十肩について詳しい当院の考え方や施術内容については、こちらの五十肩の治療ページでも詳しく解説しております

⬇️

五十肩(肩関節周囲炎)の治療 | 鹿児島市の坂元台整骨院

このような症状でお悩みではありませんか?肩が痛くて腕が上げられない夜中寝ていても肩の痛みで目が覚めてしまう病院や他の治療院などに通っているが全然改善されない着…

【参考文献】

・Effectiveness of Therapeutical Interventions on the Scapulo-Thoracic Complex in Shoulder Pain: A Systematic Review
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2023年
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https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37092370/

・Scapular Dyskinesia, the forgotten culprit of shoulder pain and how to rehabilitate
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2019年
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https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC6701878/

・Which method for frozen shoulder mobilization: manual posterior capsule stretching or scapular mobilization?
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https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC6737560/

・Use of thoracic spine manipulation in the treatment of patients with shoulder pain: a case series
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https://www.jstage.jst.go.jp/article/rigaku/43/1/43_43-1kikaku_Muraki_Takayuki/_article/-char/en

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2023年
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https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC10474583/

(監修 柔道整復師 児玉寛武)