今回のブログでわかること(要約文)
自律神経失調症による不調は、単なる疲れや年齢のせいではなく、生活習慣や睡眠、ストレス、自律神経のバランスの乱れが関係していることがあります。今回ご紹介する70代女性の患者様も、病院では大きな異常がないと言われながら、首・肩・腰のこり、冷え、倦怠感など長年の不調に悩まれていました。しかし、施術だけに頼るのではなく、身体の状態を整えながら、睡眠・入浴・運動・呼吸など日常生活の見直しにも継続して取り組んだことで、徐々に症状が落ち着いていきました。このブログでは、自律神経失調症とは何か、当院の考え方、改善に向けて実践していただいたセルフケアについてわかりやすく解説します。
- 1. 今回のブログでわかること(要約文)
- 2. 自律神経失調症のつらい症状にお困りではありませんか?
- 3. 長年のつらい自律神経失調症の症状にお困りだったAさんの来院に至るまでの経緯
- 4. 自律神経失調症とは?原因や症状について
- 5. 私の見立て
- 6. 施術の経過
- 7. 普段の日常生活で実践してほしいこととしてお伝えしたセルフケア
- 7.1. 規則正しい生活を送る
- 7.2. 入浴は湯船にゆっくり浸かる
- 7.3. 運動の習慣を取り入れる
- 7.4. 日頃から深呼吸を意識する
- 8. 自律神経失調症にお困りだった70代女性患者様の声
- 9. どこに行っても自律神経失調症が良くならない...そんな時はご相談ください。
自律神経失調症のつらい症状にお困りではありませんか?

こんにちは、鹿児島市玉里団地で坂元台整骨院を開院しております、院長の児玉寛武です。
以下のようなことにお困りではありませんか?
「自律神経の不調でめまいや頭痛、肩こりなどがひどくてしんどい」
「病院の検査では異常なしと言われたが、身体の調子がいまいちだ」
「身体が疲れやすくて、寝ても疲れが取れない」
このようなお悩みがあるときは今回のブログがお役に立てるかもしれません。
長年のつらい自律神経失調症の症状にお困りだったAさんの来院に至るまでの経緯
Aさんは3年以上前から、首から肩、背中から腰へのコリと、冷えや手足がつったり、倦怠感などで具合が悪くなるなどの身体の不調で悩んでいました。
さまざまな症状に苦しんで、とてもつらかったと思います。
病院では「特に異常はない」と告げられたそうですが、ご本人はとても症状がつらいとのことで、お友達の紹介で来院することとなりました。
自律神経失調症とは?原因や症状について

私たちの身体には、呼吸・心拍・体温・血流・消化・睡眠などを、意識しなくても24時間調整してくれている「自律神経」という仕組みがあります。
これは例えるなら、車のオートクルーズ機能や家のエアコンの自動温度調整機能のようなものです。
普段は暑ければ汗をかき、寒ければ身体を温め、昼は活動し、夜は眠るように、身体が自動でバランスを整えてくれています。
しかし、長期間のストレス、睡眠不足、疲労、生活リズムの乱れなどが続くと、この自動調整機能が少しずつ疲れてしまうことがあります。
すると本来なら自動で調整できていたことがうまくいかず、
- 疲れが取れない
- 肩こりや首こりが続く
- めまい・頭痛が起こる
- 動悸がする
- 夜眠れない
- 胃腸の調子が悪い
- 気分が落ち込みやすい
といった、さまざまな不調が現れることがあります。
例えるなら、夏にエアコンの温度センサーが壊れて、暑いのに冷えすぎたり、逆に冷えなかったりする状態に近いイメージです。
身体そのものが壊れているわけではなく、身体を調整している“司令塔”が少し疲れてしまっている状態とも言えます。
そのため、自律神経の不調は「休む」「整える」「身体のリズムを取り戻す」ことがとても大切になります。
私の見立て

上記で説明したように、自律神経とは私たちの意思とは無関係に身体の機能を調整してくれる神経のことです。例えば、心臓の拍動、呼吸、消化、体温調節など、生命を維持するために必要な働きを24時間休まずにコントロールしています。
自律神経にはアクセルの役割をする交感神経と、ブレーキの役割をする副交感神経があります。この二つの神経がシーソーのようにバランスよく働くことで、身体の状態は安定します。
今回のAさんはブレーキの役割をする副交感神経の機能が低下して、アクセルを踏みっぱなしで交感神経が優位になった状態であると判断しました。
その影響で上半身のこりがひどく、眠りも浅く、倦怠感を感じていたのでしょう。
このような状態でずっと生活していたのは、とても大変だったこととお察しします。
施術の経過

初回、施術内容といたしましては東洋医学的なアプローチ(遠絡療法)と、スーパーライザーによる星状神経節照射(せいじょうしんけいせつしょうしゃ)で自律神経の調整を行い、全身の血流の循環も底上げするかたちで終了しました。
詳しい施術内容を知りたい方はこちらをご参照ください。
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1週間後、2回目の来院をした際に「初回の施術後の後は眠気とだるさがあった」とおっしゃっておりました。
次の日には眠気とだるさはなくなり、少し今までよりも身体が楽になったそうです。
これは施術後の「好転反応」といい、眠気やだるさは一般的ですが、頭痛が出たり、便が異常に出たり、アレルギーが今までよりきつく出たりする場合もあります。
痛みの場所が変わったり、痛みが強くなったり、シビレが痛みに変わったりする場合もあります。
それは血流の上昇や、今まで活動していなかった神経が働きだしたり、自分自身で身体を治す時に起こる正常な反応です。
初回の受診後は、必ず皆様にお伝えしている事項であります。
その後も施術計画通りに治療を継続することによって、徐々に症状は改善していきました。
施術開始から3ヶ月ほどで症状はだいぶ落ち着きました。
Aさんはこの状態を維持したいということで、そのまま1ヶ月に1回のメンテナンスに移行しました。
Aさんのような症状は改善までに多少お時間がかかりますが、無事に症状が落ち着いて喜んでいるお姿を見て、こちらとしても嬉しく思いました。
しかし、Aさんはただ施術を受けただけで改善したわけではありません。
普段の日常生活で気をつけておくべきことをいくつかお伝えして、Aさんは真面目に取り組みました。
このようなセルフケアの取り組みが症状を改善させるためには必須になってきます。
歯医者で治療しても、毎日の歯磨きをしなければ、また虫歯になりやすいですよね?
身体も同じで、施術だけでなく、日常のセルフケアが改善を支える大切な土台になります。
普段の日常生活で実践してほしいこととしてお伝えしたセルフケア
規則正しい生活を送る

まず第一に規則正しい生活を心がけることが大切です。
睡眠時間は一日6~8時間を目安に、夜更かししてスマホやPCを見ることを控えて、早めに就寝することが大切です。
また、朝起きた際にはまずカーテンを開け、太陽の光を浴びてコップ一杯の水(白湯)を飲むという習慣を意識してみていただけたらと思います。
入浴は湯船にゆっくり浸かる

入浴はシャワーで済ませているという方は、ぜひこの機会に湯船に浸かる習慣を意識してみてください。
温度は高すぎると交感神経を高めてしまい、寝つきづらくなる恐れもありますので、40度程度のぬるめのお湯にゆっくりと10~15分程度浸かってリラックスすることを意識することが大切です。
ゆっくり深呼吸も数回行ってみてください。
一時的に体が温まり、そこから徐々に熱が冷めていく過程で自然と眠気が促され、良質な睡眠へとつなげることができます。
運動の習慣を取り入れる

適度な運動習慣は、自律神経の乱れを軽減するために非常に有効です。
運動習慣のない方は、無理に激しい運動を行うのではなく、ウォーキングやストレッチ、ラジオ体操などからはじめるといいでしょう。
日頃から深呼吸を意識する

自律神経の乱れで緊張した筋肉の回復をさせていくためには、全身に運ばれていく血液内に含まれる酸素が重要になってきます。また、普段から自律神経を整えておく手段として深呼吸は手軽にできて効果的です。
そこでおすすめなのが、30分に1回の深呼吸です。
深呼吸のポイントとしては3秒かけて息を鼻から吸い、6秒かけて息を吐き出す感じで、吸うと吐くを1:2の割合にします。息を吐き出す方を長めにするのがポイントです。
30分に1回と書いていますが気づいた時で構いません。また、10分に1回とかもっと頻繁に行っていただくとさらに良いです。
いつでも、どこでも簡単にできる方法ですのでぜひ日常生活の中に取り入れてみてください。
自律神経失調症にお困りだった70代女性患者様の声

お名前 A・Kさん 年齢70代 女性
施術期間 3ヶ月 施術回数 8回
Qどのような症状、お悩みでご来院されましたか?
首から肩、腰へとこりと痛み、冷えると手足のつり 気分まで悪くなり体の不調で悩んでいました。
Q実際に施術を受けられていかがでしたか?
感じの良い院に入り新しい感覚の施術、先生の誠実な治療を受け、回を重ねるごとに体が軽くなり改善されていくのを実感するようになっています。何よりの喜びです。
元気に過ごしていくためにも続けていきたいと思います。
坂元台整骨院さまとの出会いに感謝して!!
どこに行っても自律神経失調症が良くならない...そんな時はご相談ください。

今回のAさんは当院での施術と日々のセルフケアに真面目に取り組んで、長年の症状を解消させることができました。
当院では施術者が施術だけを提供し、患者さんは施術だけを受けておけば身体は自然と良くなっていくとは考えておりません。
なぜなら、日常生活での過ごし方に慢性的な症状の原因があることがほとんどだからです。
そこを変えていかない限りは、施術で一時的に良くなったとしても、また時間が経つと元に戻ってしまいます。
そうならないためにも当院では患者さんのお話をよく聞きながら、二人三脚で原因の解明と解決策を作りあげて実践していただくことで、お喜びの声を多数いただいております。
「良薬は口に苦し」で最初のうちは日常生活の見直し、実践は大変かもしれません。
しかし、継続していくうちに自然と慣れて、それが当たり前になっていきますのでご安心ください。
腰痛でお困りで不安な方は、当院の公式LINEやお電話でご相談も承っております。お気軽にご相談ください。
このブログが自律神経失調症でお悩みの方のお役に立てれば幸いです。
最後までブログをお読みいただきありがとうございました。
※この記事は、実際の患者様の改善事例をもとに作成しております。効果には個人差がありますので、ご了承ください。
自律神経失調症について詳しい当院の考え方や施術内容については、こちらの自律神経失調症の治療ページでも詳しく解説しております。
⬇️
https://sakamotodai-seikotsu.com/symptoms/自律神経の不調など、不定愁訴の治療/
参考文献
Clinical efficacy and safety of acupuncture in modulating autonomic nervous function: a meta-analysis of randomized controlled trials
https://doi.org/10.3389/fnins.2025.1694110
鍼刺激は、自律神経機能(特に心拍変動指標)に一定の影響を与える可能性が示されました。ただし、自律神経失調症そのものへの効果を直接示した研究ではなく、自律神経機能の変化を評価した研究です。
Efficacy of Stellate Ganglion Blockade Applied with Light Irradiation: A Systemic Review and Meta-analysis
https://doi.org/10.1097/PHM.0000000000000675
星状神経節付近への光照射は、交感神経の過緊張と関連する症状に対して有効性が示唆されました。スーパーライザーによる星状神経節近傍照射の背景資料として参考になります。
Effects of Linearly Polarized Near-Infrared Irradiation Near the Stellate Ganglion Region on Pain and Heart Rate Variability in Patients with Neuropathic Pain
https://doi.org/10.1093/pm/pnw145
直線偏光近赤外線照射により、疼痛症状や心拍変動の改善が報告され、自律神経バランスへの影響が示唆されました。
Acupuncture Effect and Central Autonomic Regulation
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC3677642/
鍼刺激が中枢神経を介して自律神経の調整に関与する可能性についてまとめられたレビュー論文です。東洋医学的アプローチの理論背景として参考になります。
Regulation of autonomic nervous system by acupuncture
https://www.frontiersin.org/journals/human-neuroscience/articles/10.3389/fnhum.2025.1676863/full
鍼刺激や灸刺激が、自律神経活動や身体ストレス指標へ与える影響について検討され、迷走神経活動や自律神経バランスとの関連が示されています。
(監修 柔道整復師 児玉寛武)

