今回のブログでわかること【要約】

「急に腰へ激痛が走って動けない」「ぎっくり腰になったら安静にしたほうがいいの?」と不安になっていませんか?

ぎっくり腰は、重い物を持ったときだけでなく、イスから立ちあがる、身体をひねる、くしゃみをするといった何気ない動作でも起こることがあります。

今回ご紹介するのは、仕事中にイスから立ちあがった瞬間、ぎっくり腰になった60代女性Mさんです。

来院時は腰をまっすぐ伸ばせず、歩くこともつらい状態でした。当院で身体の状態を確認しながら施術を行い、生活での過ごし方も見直していただいた結果、5日間・2回の施術で日常生活に支障がない状態まで改善しました。

私自身も過去に仕事中のぎっくり腰を経験しています。

経験したからこそ分かる「あの動くのも怖い痛み」について、Mさんの症例をもとに、ぎっくり腰の原因や対処法、早めに病院を受診したほうがよい症状まで分かりやすくお伝えします。

※施術による変化や回復までの期間には個人差があります。


ぎっくり腰の痛みは経験した人にしか分からないほどつらいものです

こんにちは。鹿児島市玉里団地の坂元台整骨院、院長の児玉寛武です。

実は、私自身も以前ぎっくり腰になった経験があります。

仕事中、かがんだ姿勢から立ちあがろうとした瞬間でした。

腰に突然、激しい痛みが走り、「これはまずい」と思ったことを今でも覚えています。

仕事中だったため休むわけにもいかず、脂汗をかきながら痛みをこらえて仕事を続けました。

ぎっくり腰になると、「また動いたら痛くなるのでは?」という怖さまで出てきます。

患者さんから「動くのが怖いです」と言われると、私自身の経験と重なる部分があります。

だからこそ、強い腰痛で来院された方には、なるべく身体へ負担をかけず、必要な確認をすばやく行うことを心がけています。


イスから立ちあがった瞬間にぎっくり腰になった60代女性

Mさんは、お仕事で長時間のデスクワークをされている60代女性です。

もともと慢性的な腰痛がありましたが、ある日、仕事中にイスから立ちあがろうとした瞬間、腰に激痛が走りました。

当院へ来られたときには腰をまっすぐ伸ばせず、身体を前へ曲げるようにして痛みをかばっていました。

歩くこともつらく、普段の生活にもかなり支障が出ていました。

ぎっくり腰は「重たい物を持ったから起きる」と思われがちですが、必ずしも大きな動作で起こるとは限りません。

長時間同じ姿勢が続いたあとに立ちあがったり、身体をひねったりしただけで急激な腰痛が起こることもあります。

この度のMさんはとてもつらかったことと思います。


60代女性がぎっくり腰になった背景として考えられた3つのこと

Mさんのお話を聞き、身体を確認すると、日常生活のなかに腰へ負担がかかりやすい要素がいくつかありました。

1.長時間のデスクワーク

Mさんは仕事で座っている時間が長く、腰や股関節まわりの動きもかたくなっていました。

長時間座ったあとに急に立ちあがるのは、しばらく動かしていなかった機械を突然大きく動かすようなものです。

座りっぱなしが続く方は、ときどき立ちあがって身体を動かすことをおすすめします。

2.重たい書類を持つことが多かった

Mさんは仕事で重たい書類を運ぶことも多かったそうです。

荷物を身体から離して、腰だけを曲げて持ちあげると腰への負担が大きくなります。

荷物を持つときは、できるだけ身体へ近づけ、膝や股関節も使って持ちあげましょう。

3.仕事や家事による疲れが重なっていた

Mさんは仕事だけでなく家事もあり、忙しい毎日を送っていました。

腰痛は身体だけの問題で説明できないこともあります。

睡眠不足や心理的なストレスなど、さまざまな要素が腰痛にかかわることが知られています。

忙しい毎日では、自分の身体を休ませる時間まで削ってしまいがちです。

Mさんが悪かったわけではありません。

少しずつ重なった負担の先に、今回のぎっくり腰が起きた可能性があると考えました。


坂元台整骨院で行った施術と改善までの経過

患者様の声【ぎっくり腰】5

当院では、痛む腰だけを見るのではなく、動ける範囲で身体全体を確認しました。

そして、強い刺激を加えないよう注意しながら、身体の状態に合わせて施術を行いました。

初回の施術後には、来院時より身体を起こして歩けるようになり、Mさんからも「動きやすくなりました」と喜んでいただけました。

さらに自宅での過ごし方もお伝えし、5日後に2回目の施術を行いました。

その結果、5日間・2回の施術で、ぎっくり腰による日常生活への支障はなくなりました。

もともと慢性的な腰痛もあったため、その後さらに3回施術を続け、現在は月1回程度のメンテナンスへ移行しています。

Mさんからは、

「真っすぐに伸びれなかったが、一回の施術で翌日には日常生活に支障なくなった」

という声もいただきました。

Mさんの笑顔を見て私もとても嬉しい気持ちになりました。

※個人の感想であり、施術効果を保証するものではありません。


ぎっくり腰になったときに気をつけたい3つのこと

動ける場合は安静にしすぎない

強い痛みがあると、「寝ていたほうがいいのでは」と思いますよね。

しかし、重大な病気やけががなく、自力で動ける場合には、長く寝たきりになるよりも痛みの少ない範囲で普段の活動を続けることが一般的にすすめられています。

無理に運動するという意味ではありません。

トイレへ行く、家の中を少し歩くなど、できる範囲から始めましょう。

コルセットだけに頼りすぎない

ぎっくり腰の痛みが強い時期には、コルセットによって動きやすく感じる方もいます。

ただし、ずっと着けていれば早く治るとは限りません。

症状を確認しながら、必要な場面で使うことが大切です。

温める・冷やすを決めつけない

「ぎっくり腰は絶対に冷やす」と思っている方もいますが、一律に決める必要はありません。

温めたほうが楽に感じる場合には、無理のない範囲で入浴などを利用してもよいでしょう。

反対に、温めると痛みが強くなる場合には無理をしないでください。


ぎっくり腰でも病院を受診したほうがよい場合があります

ぎっくり腰と思っていても、別の病気が隠れている場合があります。

とくに、脚に強い力の入りにくさがある、排尿・排便がおかしい、股のまわりに感覚異常がある、発熱をともなう、大きな転倒や事故のあとから痛いなどの場合は、まず医療機関へ相談してください。

60代以降では骨粗しょう症による圧迫骨折などにも注意が必要です。

「整骨院へ行っていい腰痛なのか分からない」という場合も、無理に自己判断する必要はありません。

関連記事はこちら⬇️

腰痛の危険サイン(レッドフラッグ)とは?病院を受診すべき症状を解説

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まとめ|ぎっくり腰は痛みだけでなく再発しにくい身体づくりも大切です

ぎっくり腰になると、立つ、座る、着替える、トイレへ行くという普段なら何でもない動作までつらくなります。

私自身も経験しているため、あの痛みと不安はよく分かります。

今回の60代女性Mさんは、施術に加えて日常生活での過ごし方も見直し、5日間・2回の施術で日常生活に支障がない状態まで改善しました。

しかし、ぎっくり腰が落ち着いたら終わりではありません。

何度も繰り返している方は、座りっぱなし、身体の使い方、運動不足など、普段の生活にも目を向けることが大切です。

鹿児島市でぎっくり腰になり、「動くのもつらい」「どうしたらいいか分からない」とお困りの方は、坂元台整骨院へご相談ください。

私自身の経験も踏まえながら、身体の状態を確認し、その方に合わせた改善方法をご提案いたします。

ご相談・ご予約はこちらから

ギックリ腰の治療に関する症例別ページはこちらから


ぎっくり腰についてよくある質問

Q1.ぎっくり腰は何日くらいで治りますか?

回復までの期間には個人差があります。数日でかなり楽になる方もいれば、症状が長く続く方もいます。強い痛みが続く場合や症状が悪化する場合は、医療機関へ相談しましょう。

Q2.ぎっくり腰は安静にしたほうがいいですか?

重大な病気やけががなく動ける状態であれば、長期間の安静より、痛みに合わせてできる範囲で日常生活を続けることがすすめられています。

Q3.ぎっくり腰は温めても大丈夫ですか?

温めて楽に感じる場合には、無理のない範囲で利用できます。ただし、温めることで痛みが強くなる場合は中止してください。

Q4.ぎっくり腰は繰り返しますか?

繰り返す方もいます。症状が落ち着いたあとも、適度な運動や長時間の座りっぱなしを避けるなど、腰への負担を減らす生活を続けることが大切です。


参考文献

今回の記事であれば、参考文献は多くしすぎず、次の3つ程度に絞ると読みやすいと思います。

1.American College of Physicians|Noninvasive Treatments for Acute, Subacute, and Chronic Low Back Pain
急性・亜急性・慢性腰痛に対する非侵襲的治療をまとめた診療ガイドラインです。
PubMedで文献を見る

2.Cochrane|Advice to stay active as a single treatment for low-back pain and sciatica
腰痛時の安静と身体活動について考えるうえで参考になるレビューです。
PubMedで文献を見る

3.The Lancet|Non-specific low back pain
腰痛には身体的な要素だけでなく、さまざまな要因がかかわることを解説した総説です。
PubMedで文献を見る

監修:柔道整復師 児玉寛武