
「車の洗車が終わってスッキリした反面、腰が痛くなった」
「腰痛持ちだが、火山灰の影響で自分で洗車する機会が多くてつらい」
「今までに洗車の時にギックリ腰になってしまったことがある」
このようなお悩みがある時はこの度のブログ内容がお役に立てるかもしれません。
マッサージやストレッチで改善しない、洗車で引き起こされる腰痛の改善方法について紹介します。

こんにちは、鹿児島市玉里団地で坂元台整骨院を開業しております児玉寛武です。
私の住んでいる地域では桜島の火山灰がちょくちょく降るため、洗車のする機会の多い地域です。当院に来院される患者さんでも洗車で腰を痛めて来られる方も少なくありません。
車の洗車はスッキリして気持ちのいい反面、作業が終わった後に「腰が痛くなってしまった」と感じた経験はないでしょうか?
実は、洗車中の姿勢や動きには、腰に負担がかかる要素が多く含まれており、腰痛が起きやすい作業の一つと言えます。
この度のブログでは、なぜ洗車で腰痛が起きてしまうのか?そして洗車での腰痛をどのように予防・改善していけばいいのかを詳しくブログにまとめていますので、もしそのような腰痛にお悩みでしたらこのブログの内容がお役に立てると考えています。
ぜひ最後までお読みいただけますと幸いです。
なぜ洗車で腰痛が起きるのか?その原因について。
洗車では普段あまりしない不自然な姿勢を長時間続けることが多く、筋肉の緊張や関節の炎症を引き起こしやすくなりなす。ここでは代表的な3つの原因を紹介します。
・前かがみ(中腰)姿勢が続いてしまう

車の側面や下部を洗う時、拭き上げ作業の時など、どうしても前かがみ姿勢になってしまいます。
この姿勢は最も腰に負担のかかる姿勢になります。普通にまっすぐ立っている時より1.5倍~2.2倍もの負荷が腰にかかると言われています。
この姿勢は腰の筋肉に強い負担がかかり、緊張し続ける状態になります。腰の筋肉が伸ばされながら収縮するため、腰まわりの血流も悪化してしまいます。血の巡りが悪くなると、腰まわりの筋肉や組織に栄養を供給できなくなり、やがて腰痛を引き起こすことになります。
しかし、車をキレイにするためですので致し方ないですよね。
・身体をひねる動作が多い
洗車をする際はホイールを洗いながら状態を斜めに倒したり、車体を拭き上げる際などに身体を捻る動作も多く含まれます。
身体を捻る動作は腰の筋肉だけでなく、椎間関節(腰の骨と骨の間にある関節)や椎間板(骨と骨の間にあるクッション)にも負荷がかかり、筋肉の炎症や関節の痛みにつながる原因になりやすくなります。
また中腰姿勢で腰に負荷がかかった状態で、捻り動作まで加わるとさらに腰への負荷が強まって、腰痛の原因となってしまいます。
このような状態になってしまうのはとてもつらいことと思います。
・しゃがんだ姿勢での作業も多い

ホイールまわりや車体の下部を洗う時などはしゃがんだ状態での作業もあります。
しゃがむことで腰から背中の筋肉が引き伸ばされ、その状態が続くと徐々に血流が悪くなり筋肉が硬くなってしまいます。そして、しゃがんだ状態で股関節を大きく曲げた状態が続くと、脚の付け根の前側やその奥にある筋肉が縮こまってしまい、いざ立ち上がった時に股関節をスムーズに伸ばすことができず、結果として腰が伸びない、身体をまっすぐ起こすことができないということになってしまいます。
また、足首の硬い人や、股関節まわりの硬い人などは本来使うべき股関節や足首が動かないため、代わりに腰が無理に曲げるかたちに動いてしまい、腰への負荷が大きくなってしまう場合もあります。
さらには、腰を丸めた状態でしゃがみ続けると椎間板(腰の骨と骨の間にあるクッション)への圧力が増大し、腰痛やヘルニアの原因となってしまうこともありえます。
でも、しゃがまないとできない作業もあるのでこうなってしまうのも無理もないことです。
洗車で引き起こされる腰痛への対策・効果的な予防法
前かがみではなく股関節から曲げる

腰だけ曲げて前かがみになると腰に負担が集中してしまいます。ですので背筋を伸ばしたまま、股関節からお辞儀をするように倒すのがポイントになります。
この動き方をすることで、腰への負担を分散することができて効果的に腰痛を予防することができます。
実際に私もこの方法を実践して洗車を行うと、洗車後でも腰がつらくありません。ぜひ、皆さんも実践していただけたらと思います。
しゃがむ時は片脚をつく

腰から背中が丸まってしまうほど腰への負担が大きくなってしまうので、なるべく丸くならないようなしゃがみ姿勢をとることがポイントになります。
片脚は地面につけて、もう片方は膝を立てます。膝を立てている側の脚と身体の間に適度な大きさのクッションや折りたたんだバスタオルなどをかませてあげると無理なく自然に身体が起き上がります。
もし、しゃがみ姿勢の時間が長くなりそうであればこまめに立ち上がって伸び入れてあげるといいです。
洗車時のひねり動作を減らす動線を作る
洗車前に、腰をあまり捻らなくていいような動線を作ることで負担を軽減させます。
タオルやバケツを車のまわりに均等に配置して、必要な道具は手の届く範囲にまとめておきます。そしてなるべく前向きの動作で洗車をすることにより、無駄なひねり動作を避けることができます。
洗車で引き起こされた腰痛にお悩みだった患者様の声

お名前 H・Sさん 年齢80代
施術期間 2ヶ月 施術回数 7回
Qどのような症状、お悩みでご来院されましたか?
コシのいたみできました
Q実際に施術を受けられていかがでしたか?
コシのいたみがよくなりました。
夜よくねむります。
・現在は月1回のメンテナンス通院で良い状態をキープされております。
どこに行っても腰痛が良くならない...そんな時はご相談ください。

今回ご紹介した方法で洗車をしていただくことで、洗車後の腰痛が改善される可能性があります。お悩みの方はぜひ実践してみてください。
しかし、実践しても洗車後の腰痛が解消されないときは、他にも原因が考えられるかもしれません。
腰痛でお困りで不安な方は、当院の公式LINEやお電話でご相談も承っております。お気軽にご相談ください。
このブログが腰痛でお悩みの方のお役に立てれば幸いです。
最後までブログをお読みいただきありがとうございました。
(監修 柔道整復師 児玉寛武)


