
今回のブログでわかること(要約)
朝起きた瞬間から首や肩が重い、日中より朝の方がつらいという肩こりは、姿勢だけでなく、枕の高さが関係していることがあります。
今回ご紹介するのは、3年以上肩こりに悩み続けた40代女性の症例です。検査と問診を行った結果、猫背やストレートネックのような姿勢に加え、高すぎる枕が身体へ負担をかけていた可能性が見えてきました。
身体全体のバランスを整える施術と枕の高さを見直したことで、約7週間・6回の施術で改善し、現在は毎朝すっきり起きられるようになっています。
「肩こりがなかなか良くならない」「朝起きると首や肩がつらい」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
3年以上肩こりに悩んでいた40代女性
今回ご紹介するのは、鹿児島市在住の40代女性・Kさんです。
保育士として毎日元気いっぱいの子どもたちと接し、ご自宅では幼稚園に通う娘さんと小学生の息子さんを育てるお母さんでもあります。

仕事でも家庭でも忙しく、自分の身体を休める時間はほとんどありませんでした。
3年以上前から肩こりが続き、とくに朝起きたときには首から肩にかけて重だるく、毎日気持ちよく一日を始められない状態でした。
YouTubeを見ながらストレッチを続けたり、マッサージへ通ったりしていましたが、その場は少し楽になっても翌朝には元通り。
「年齢のせいなのかな…」
そんな不安を感じ始めた頃、知人の紹介で坂元台整骨院へ来院されました。
検査で見えてきた原因は「高すぎる枕」だった可能性
まずは姿勢や身体全体の動きを確認しました。
すると、猫背気味で頭が前へ出ており、いわゆるストレートネックのような姿勢がみられました。
さらに気になったのが、「一番身体が回復しているはずの朝が一番つらい」というお話でした。
身体は寝ている間に休息します。
それにもかかわらず朝が一番つらい場合は、寝ている間の姿勢にも目を向ける必要があります。
そこで寝具について詳しく伺うと、3年ほど前から高めの枕を使っていることが分かりました。
高すぎる枕では、寝ている間も首が前へ曲がった姿勢になりやすくなります。
例えるなら、ソファに座ってスマートフォンを何時間も見続けている姿勢が、そのまま一晩続くようなイメージです。

もちろん肩こりの原因は枕だけではありません。
しかし、毎日6〜8時間続く寝姿勢は、少しずつ身体へ負担を積み重ねてしまうことがあります。
Kさんも、その積み重ねが肩こりを長引かせていた可能性が考えられました。
あなたの枕は合っていますか?セルフチェック
次の項目に当てはまるものはありませんか?
- 朝起きると首や肩が一番つらい
- 枕を外して寝た方が楽に感じることがある
- あごが胸へ近づくような姿勢で寝ている
- 横向きになると肩が圧迫される
- 寝ても疲れが取れた感じがしない
2つ以上当てはまる場合は、枕の高さが身体に合っていない可能性があります。
身体全体を整えながら枕の高さも見直した結果、朝が変わった
施術では、ソフトな整体(カイロプラクティック)で、検査から分かった身体のゆがみをやさしく整えました。
肩だけではなく、背骨や骨盤の動きも調整し、首や肩へ負担が集中しにくい身体づくりを目指しました。
さらに、ご自宅では枕の代わりにバスタオルを四つ折りにしたものを2枚重ねた高さで寝ていただきました。
もちろん、いきなり高さを変えたわけではありません。
当院で実際に寝ていただき、「この高さなら安心して眠れそうですね」と確認した高さをお伝えしています。
セルフケアとして行っていただいたのは、次の運動です。
壁押し深呼吸
- 壁に背中をつけて立つ
- 後頭部を壁につける
- 首の後ろが伸びる感覚が出るまで軽くあごを引く
- 後頭部で壁を軽く押しながら深呼吸を10回
- 息を吐く時間は吸う時間の約2倍かける
首や肩へ力を入れるのではなく、深呼吸をしながら姿勢を整えることがポイントです。
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約7週間・6回の施術を終える頃には、朝起きたときの首や肩のつらさはほとんど気にならなくなりました。

現在は月1回のメンテナンスを続けられており、「朝からすっきり起きられる毎日が本当にうれしいです」と笑顔で話してくださいました。
肩こりは肩だけが原因とは限りません。
姿勢や生活習慣、そして毎日使う枕も関係している場合があります。
もし長年肩こりでお悩みでしたら、一度身体全体と寝る環境を一緒に見直してみませんか。
肩こりでお困りで不安な方は、当院の公式LINEやお電話でご相談も承っております。お気軽にご相談ください。
当院の肩こりの治療の症状別ページはこちらからご覧になれます。
最後までブログをお読みいただきありがとうございました。
よくある質問(FAQ)

Q. 肩こりは枕を変えるだけで改善しますか?
枕だけが原因とは限りません。姿勢や身体の使い方、生活習慣など複数の要因が重なっていることが多いため、身体全体を確認することが大切です。
Q. 高い枕は肩こりに良くないのでしょうか?
体格によって適した高さは異なります。ただし、高すぎる枕は首が前へ曲がった姿勢になりやすく、負担につながる場合があります。
Q. バスタオルで枕を作っても大丈夫ですか?
高さが合えば一時的な調整方法として役立つことがあります。ただし、体格や寝姿勢によって適した高さは違うため、自分に合った高さを確認することが大切です。
Q. 朝だけ肩こりがひどいのはなぜですか?
寝姿勢や枕の高さ、寝返りのしやすさなどが関係している場合があります。一度寝る環境を見直してみることをおすすめします。
参考文献
- 日本整形外科学会「肩こり」
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/stiffed_neck.html - Cary D, Briffa K, McKenna L. Examining Relationships Between Sleep Posture, Waking Spinal Symptoms and Quality of Sleep. PLOS ONE. 2021.
https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0260582 - Cary D, Briffa K, McKenna L. Identifying Relationships Between Sleep Posture and Non-Specific Spinal Symptoms in Adults: A Scoping Review. BMJ Open. 2019.
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC6609073/ - Gross AR, et al. Manipulation and mobilisation for neck pain contrasted against an inactive control or another active treatment. Cochrane Database Syst Rev. 2015.
https://www.cochranelibrary.com/cdsr/doi/10.1002/14651858.CD004249.pub4/full
(監修:柔道整復師 児玉寛武)

