今回のブログでわかること(要約)

右側だけの肩こりが長年続く場合、肩そのものだけでなく、普段の姿勢や身体の使い方、さらには寝方のクセが関係していることがあります。

今回ご紹介する鹿児島市在住の40代女性も、10年以上右側だけの肩こりに悩まされ、最近では頭痛まで起こるようになっていました。身体全体のバランスを整える施術と、寝方を少し工夫していただいたことで、6週間・5回の施術で改善し、その後は月1回のメンテナンスを続けられています。

「右側だけ肩がこる」「何をしても改善しない」とお悩みの方は、ぜひ参考になさってください。

右側だけの肩こりが10年以上続いていた40代女性

今回ご紹介するのは、鹿児島市在住の40代女性です。

飲食店で勤務されており、立ち仕事や腕を使う作業が多い生活を送られていました。

10年以上前から右側だけの肩こりが続き、ご自身でもストレッチをしたり、肩こり用ネックレスを試したりと様々な対策を続けてこられました。

しかし、思うような改善はみられず、最近では右側の肩こりだけでなく頭痛まで起こるようになり、不安を感じて当院へ来院されました。

とてもお辛かったこととお察しいたします。

検査で分かったのは「右肩だけ強い巻き肩」

まずは身体全体の動きや姿勢を丁寧に確認しました。

すると、右肩が左肩よりも前に出ている状態、いわゆる「巻き肩」が強く見られました。

肩こりは肩だけを揉めば良くなるとは限りません。

家で例えるなら、壁にひびが入ったからといって壁だけ直しても、土台が傾いていればまた同じ場所に負担がかかります。

身体も同じで、肩だけではなく身体全体のバランスや生活習慣まで確認することが大切です。

お仕事や日常生活にも支障があり、お辛い日々だったことと思います。

問診で見えてきた意外な原因

さらに詳しく生活習慣についてお話を伺うと、患者さんは昔から「右肩を下にして寝るのが一番楽」という寝方を続けていることが分かりました。

もちろん寝方だけがすべての原因とは言い切れません。

しかし、毎日6〜8時間ほど同じ方向へ体重がかかる生活が何年、何十年と続けば、少しずつ身体のバランスへ影響することがあります。

重いカバンを毎日同じ肩に掛け続けると片方だけ疲れてしまうように、寝方も身体へ積み重なる負担の一つになることがあります。

今回の患者さんも、その積み重ねによって右肩の巻き肩が強くなり、右側だけへ負担が集中していた可能性が考えられました。

身体全体を整えながら寝方も少し工夫

施術では、ソフトなカイロプラクティックで身体全体のバランスを調整しました。

肩だけを施術するのではなく、背骨や骨盤など全身の動きを整え、右肩へ負担が集中しにくい身体づくりを目指しました。

また、施術で整えた状態をできるだけ維持するために、「無理のない範囲で仰向け寝にも挑戦してみましょう」とお伝えしました。

長年続いた寝方を急に変える必要はありません。

まずはできる範囲から少しずつ意識していただくことが大切です。

当院では、このような感じでお悩みに寄り添いながら、一人ひとりのお身体の状態に合わせた施術を行なっています。

6週間・5回の施術で右側の肩こりが改善

施術を重ねるごとに右肩の動きが少しずつ改善し、肩こりも徐々に軽くなっていきました。

6週間で5回の施術を終える頃には、長年悩まされていた右側の肩こりや頭痛もほとんど気にならなくなり、大変喜んでいただけました。

笑顔でお話しされる機会が増えて、私としてもとても嬉しい気持ちになりました。

現在は良い状態を維持するため、月に1回のメンテナンスで通院されています。

寝方や寝具が身体へ影響することもあります

今回のように、寝方や寝具が身体のバランスへ影響し、不調につながっている方は意外と少なくありません。

もちろん、すべての肩こりが寝方だけで起こるわけではありません。

仕事中の姿勢、運動不足、ストレス、身体の使い方など、さまざまな要因が重なっている場合もあります。

だからこそ当院では、肩だけを見るのではなく、生活習慣も含めて原因を一緒に探していくことを大切にしています。

もし「右側だけ肩がこる」「マッサージを受けてもすぐ元に戻る」とお悩みでしたら、一度身体全体のバランスを確認してみることをおすすめします。

ご相談・ご予約はこちらから

肩こりの治療に関する症例別ページはこちらからご覧になれます。

よくある質問(FAQ)

Q. 右側だけ肩こりになることはありますか?

あります。姿勢のクセや巻き肩、仕事での身体の使い方、寝方などにより、片側だけへ負担が集中することがあります。

実際に私自身もサラリーマン時代に肩こりがひどかった時は、いつも右側の肩こりでした。

Q. 寝方だけで肩こりになりますか?

寝方だけが原因とは限りませんが、毎日長時間続く習慣のため、身体へ影響することがあります。姿勢や生活習慣も合わせて確認することが大切です。

Q. 巻き肩は改善できますか?

状態によりますが、身体全体のバランスを整え、生活習慣を見直すことで改善が期待できるケースがあります。

Q. 肩こりと頭痛は関係がありますか?

肩や首周りの筋肉が緊張すると、頭痛につながることがあります。ただし、強い頭痛や急な症状がある場合は医療機関での診察をおすすめします。

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参考文献

日本整形外科学会. 『肩こり』
https://www.joa.or.jp/

日本運動器疼痛学会. 『運動器疼痛診療ガイドライン』

Côté P, et al. The Burden and Determinants of Neck Pain in Workers. Eur Spine J. 2008.

Gross AR, et al. Manipulation and mobilisation for neck pain. Cochrane Database Syst Rev. 2015.

(監修 柔道整復師 児玉寛武)