今回のブログでわかること【要約】

「夜中にふくらはぎがつって目が覚める」

「水分をとっているのに、こむら返りを繰り返す」

「年齢のせいだから仕方がないのかな」

夜中のこむら返りが何度も続くと、眠ることまで不安になりますよね。

こむら返りは、ふくらはぎの筋肉が急に強く縮むことで起こります。水分不足や筋肉の疲れ、運動量、薬の影響、身体の状態など、いくつもの要因が関係する場合があります。

今回は、冷え性があり、夜中のこむら返りに悩んでいた事務職の60代女性Hさんをご紹介します。

当院での施術とともに、水分補給、入浴、ストレッチ、身体を動かす習慣などを続けた結果、約3か月・8回の施術で症状は大幅に改善しました。

※施術の結果や改善までの期間には個人差があります。

夜中のこむら返りを繰り返していた60代女性

Hさんは、事務職として働く60代女性です。

もともと冷えを感じやすく、とくに足先やふくらはぎが冷たく感じることが多かったそうです。

さらに、仕事では長時間座っていることが多く、夕方になると脚のだるさを感じる日もありました。

一番つらかったのは夜でした。

眠っている途中で急にふくらはぎがつり、強い痛みで目が覚めてしまいます。

一度起こると、「また今夜もつるかもしれない」と気になり、眠ることまで不安になっていたそうです。

さぞおつらい思いをされていたことと思います。

Hさんは水分補給なども意識していましたが、こむら返りがなかなか減らず、知人の紹介で坂元台整骨院へ来院されました。

こむら返りはなぜ起こるのでしょうか?

こむら返りは、筋肉が自分の意思とは関係なく急に収縮して、元に戻りにくくなった状態です。

筋肉を「ゴム」にたとえると分かりやすいかもしれません。

元気なゴムなら伸びたり縮んだりできますが、疲れていたり、身体の状態が整っていなかったりすると、スムーズに動きにくくなることがあります。

夜間のこむら返りには、加齢、筋肉の疲れ、長時間同じ姿勢でいること、運動量の変化、水分や電解質の状態などが関係すると考えられています。

また、一部の薬や病気が関係する場合もあります。

そのため、「水を飲めば必ず治る」「冷えだけが原因」と一つに決めつけないことが大切です。

Hさんの場合は座る時間の長さと冷えも気になりました

Hさんのお話を聞くと、日中はデスクワークが中心でした。

長時間座っているため、ふくらはぎを動かす時間が少なくなりやすい生活でした。

ふくらはぎは「第二の心臓」と表現されることがあります。

歩いたり足首を動かしたりすると筋肉がポンプのように動きますが、座っている時間が長いと、その動きは少なくなります。

また、Hさん自身が強い冷えを感じていたため、当院では腰や脚だけでなく、身体全体の動きや生活習慣も確認しました。

そして、身体への負担が少ない施術を行いながら、毎日の過ごし方も一緒に見直していただきました。

Hさんはこれまで、つらい症状を耐えながらよく頑張ってこられました。

Hさんに実践していただいた4つのこむら返り対策

1.水分をこまめにとる

一度に大量に飲むのではなく、日中からこまめに水分をとってもらいました。

とくに暑い日や汗をかいた日は、食事も含めて水分や電解質を補うことが大切です。

ただし、心臓や腎臓の病気などで水分量を制限されている方は、主治医の指示を優先してください。

2.寝る前にふくらはぎをゆっくり伸ばす

就寝前には、ふくらはぎを無理のない範囲でゆっくり伸ばしてもらいました。

壁に手をつき、片足を後ろへ引いて、かかとを床につけたまま20〜30秒ほど伸ばします。

痛いほど伸ばす必要はありません。

毎日少しずつ続けることを優先しました。

3.お風呂で身体を温める

Hさんは冷えを感じやすかったため、体調のよい日は40℃ほどのお湯に10〜15分ほどつかってもらいました。

入浴だけでこむら返りが治るわけではありませんが、身体を温めてリラックスする時間をつくることは、冷えを感じる方には取り入れやすい習慣です。

4.仕事中も足を動かす

デスクワーク中は、長時間座ったままにしないよう意識してもらいました。

ときどき立ち上がる、少し歩く、イスに座ったまま足首を動かすなど、簡単な方法で構いません。

特別な運動を一度だけ頑張るより、毎日の生活のなかで少しずつ身体を動かすことが大切です。

こむら返りが起きたときはどうすればいい?

夜中にふくらはぎがつったときは、あわてて立ち上がらず、まず筋肉をゆっくり伸ばします。

ひざを伸ばし、つま先を身体のほうへゆっくり近づけるように足首を反らします。

手が届きにくい場合は、タオルを足先にかけてゆっくり引く方法もあります。

強く揉んだり、反動をつけて急に伸ばしたりせず、痛みが落ち着くまでゆっくり行いましょう。

約3か月・8回で夜中のこむら返りが大幅に改善

Hさんには、約3か月で8回の施術を受けていただきました。

同時に、水分補給、入浴、ストレッチ、仕事中に身体を動かす習慣も続けてもらいました。

少しずつ夜中に足がつる回数が減り、約3か月後には、来院前に悩んでいたこむら返りが大幅に改善しました。

「夜中につるのではと心配せず眠れるようになった」と話してくださったことが印象に残っています。

Hさんの場合、施術だけではなく、毎日の習慣を丁寧に続けてくださったことも大きかったと感じています。

何度もこむら返りが起こる場合は病院への相談も大切です

こむら返りの多くは一時的ですが、頻繁に起こる場合には病気や薬が関係していることもあります。

毎晩のように繰り返す、片脚だけが強く腫れる、赤みや熱感がある、強いしびれや筋力低下がある、歩きにくくなった場合などは、医療機関へご相談ください。

新しく薬を飲み始めてから増えた場合も、自己判断で薬を中止せず、医師や薬剤師へ確認しましょう。

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まとめ|夜中のこむら返りを「年齢のせい」とあきらめないでください

60代になると、「歳だから仕方がない」と考えてしまう方も少なくありません。

しかし、生活のなかに見直せる部分が残っていることもあります。

「夜中に何度も足がつる」

「冷えや脚のだるさも気になる」

「水分やストレッチを試しても変わらない」

鹿児島市で同じようなお悩みが続いている方は、坂元台整骨院へご相談ください。

こむら返りだけを見るのではなく、身体の状態や仕事中の過ごし方、毎日の生活まで確認しながら、一人ひとりに合った方法を一緒に考えていきます。

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参考文献

1.日本神経治療学会
『標準的神経治療:有痛性筋けいれん(こむら返り)』

2.Allen RE, Kirby KA.
Nocturnal Leg Cramps. American Family Physician. 2012;86(4):350-355.

3.Katzberg HD.
Neurogenic Muscle Cramps. Journal of Neurology. 2015;262(8):1814-1821.

4.Hallegraeff JM, et al.
Stretching before sleep reduces the frequency and severity of nocturnal leg cramps in older adults: a randomised trial.Journal of Physiotherapy. 2012;58(1):17-22.

5.Katzberg HD, Khan AH, So YT.
Assessment: Symptomatic treatment for muscle cramps. Neurology. 2010;74(8):691-696.

(監修 柔道整復師 児玉寛武)