今回のブログでわかること(要約)

「肩こりがひどくなってきたけれど、運動する時間がない」

「マッサージを受けても、すぐ元に戻ってしまう」

「仕事も家事も育児も忙しく、自分の身体は後回しになっている」

このようなお悩みはありませんか。

40代になると、仕事だけでなく家事や育児も重なり、身体を動かす時間が減ってしまう方が少なくありません。その結果、肩こりが慢性化し、頭痛や疲れやすさまで感じるようになることもあります。

今回は、医療事務として働く40代女性が、長年悩んでいた肩こりを6週間・5回の施術で改善された症例をご紹介します。

運動不足と肩こりの関係や、改善につながった理由についても、できるだけわかりやすくお伝えします。

運動する時間がなく、肩こりに悩まれていた40代女性の症例

今回ご紹介するのは、医療事務として働く40代女性のOさんです。

毎日パソコンを使った事務作業が中心で、仕事が終わると家では家事や育児に追われる毎日でした。

「休みの日くらいは運動しよう。」

そう思っていても、身体を休めるだけで一日が終わってしまうことも多かったそうです。

最初は肩が少し重たい程度でした。

しかし年齢を重ねるにつれて肩こりは少しずつ強くなり、夕方になると首から肩にかけてガチガチに張るようになっていました。

肩を回してもすっきりせず、マッサージへ行っても数日すると元通り。

「もう体質だから仕方ないのかな。」

そんな気持ちで過ごされていたそうです。

心配されたご家族から当院をご紹介いただき、ご来院くださいました。

検査でわかったのは、肩だけの問題ではありませんでした

Oさんのお身体を詳しく検査すると、肩だけが悪いわけではありませんでした。

長時間のデスクワークによって肩甲骨の動きが小さくなり、背中から首にかけて筋肉が硬くなっていました。

さらに、身体全体のバランスも崩れ、姿勢を支える働きが十分にできなくなっていました。

その結果、肩の筋肉だけが頑張り続ける状態になっていたのです。

私は患者さんへ、「肩だけが悪いというより、身体全体で支えるはずの仕事を肩が一人で引き受けているような状態ですよ」とお話しすることがあります。

たとえるなら、4人で運ぶ荷物を1人だけで持ち続けているようなものです。

最初は持てても、時間が経つにつれて腕や肩は疲れ切ってしまいます。

身体も同じです。

本来は背中やお腹、骨盤まわりなど全身で姿勢を支えています。

しかし運動不足や長時間同じ姿勢が続くことで、その働きが弱くなると、肩だけへ負担が集中してしまいます。

Oさんの肩こりも、まさにそのような状態だったと考えられました。

毎日お仕事を頑張り、ご自宅では家事や育児にも一生懸命取り組まれていたからこそ、知らないうちに身体へ負担が積み重なっていたのだと思います。

なぜ運動不足で肩こりが悪化してしまうのでしょうか?

「運動不足になると肩こりが起こりやすい」と聞いたことがある方は多いかもしれません。

しかし、「どうして身体を動かさないだけで肩こりになるの?」と疑問に思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実は、運動不足による肩こりは一つの原因だけで起こるわけではありません。

血のめぐりや筋肉の働き、姿勢、さらには自律神経など、いくつもの要素が重なって起こることが多いのです。

ここでは、当院でもよく見られる4つの原因についてご紹介します。

① 筋肉を動かさないことで血のめぐりが悪くなるため

筋肉には、身体を動かすだけでなく、血液を送り出すポンプのような役割があります。

歩いたり腕を動かしたりすると、筋肉が伸び縮みして血液の流れを助けてくれます。

ところが、デスクワークが続いて身体を動かす時間が減ると、このポンプの働きが弱くなってしまいます。

私は患者さんへ、「筋肉は第二の心臓とも呼ばれています」とお話しすることがあります。

ポンプの力が弱くなると、血液は流れにくくなります。

すると筋肉へ十分な酸素や栄養が届きにくくなり、疲れの原因となる老廃物もたまりやすくなります。

その結果、「肩が重い」「首が張る」「身体がだるい」といった症状が起こりやすくなります。

② 姿勢を支える筋肉が弱くなり、肩へ負担が集中するため

運動不足が続くと、姿勢を支える筋肉も少しずつ働きにくくなります。

すると猫背や前かがみの姿勢になりやすく、頭が前へ突き出た姿勢になってしまいます。

人の頭の重さは約5〜6kgあります。

これはボウリングの球ほどの重さです。

ボウリングの球を身体の近くで持つと、それほど重く感じません。

しかし、腕を伸ばして前へ持ち続けると、一気に重たく感じます。

頭も同じです。

頭が少し前へ出るだけでも、首や肩は何倍もの負担を支え続けることになります。

Oさんも検査では、肩甲骨の動きが小さくなり、頭が前へ出やすい姿勢になっていました。

③ 肩甲骨が動かなくなり、肩こりが慢性化するため

肩甲骨は、肩や腕をスムーズに動かすために欠かせない大切な部分です。

ところが、長時間同じ姿勢が続くと肩甲骨を動かす機会が減り、まわりの筋肉が硬くなってしまいます。

私は肩甲骨を、「肩のサスペンション」に例えることがあります。

車のサスペンションは、道路から伝わる衝撃をやわらげる役割があります。

もしサスペンションが固まってしまうと、小さな段差でも大きな衝撃を受けてしまいます。

身体も同じです。

肩甲骨の動きが悪くなると、肩や首へ負担が集中し、肩こりが慢性化しやすくなります。

④ 自律神経のバランスが乱れやすくなるため

適度に身体を動かすことは、筋肉だけでなく自律神経の働きを整えることにもつながります。

自律神経は、呼吸や血流、体温などを24時間休まず調整してくれている大切な神経です。

忙しい毎日が続き、身体を動かす時間も取れない状態では、ストレスがたまりやすくなります。

すると自律神経のバランスが乱れ、筋肉が無意識に緊張しやすくなります。

その結果、

「肩にずっと力が入っている」

「朝から肩が重たい」

「夜になっても疲れが抜けない」

といった状態が続き、肩こりが慢性化してしまうことも少なくありません。

Oさんも、お仕事だけでなく家事や育児を毎日こなされていました。

身体を休める時間はあっても、「身体を気持ちよく動かす時間」はほとんどありませんでした。

そのような生活が積み重なり、肩こりが少しずつ悪化していったと考えられます。

肩こりが6週間・5回で改善した理由とは?

Oさんは、これまでにもマッサージを受けたり、ご自身で肩を回したりしながら肩こりを何とかしようと努力されていました。

しかし、そのときは少し楽になっても、数日すると元の状態へ戻ってしまうことを繰り返していたそうです。

そこで当院では、肩だけを施術するのではなく、「なぜ肩に負担が集中しているのか」を大切に考えながら施術を進めました。

身体全体を検査し、本当の原因へアプローチしました

Oさんのお身体を検査すると、肩だけでなく、背骨や骨盤、肩甲骨の動きにも負担が見られました。

肩は結果としてつらくなっていましたが、原因は身体全体のバランスが崩れていたことにあったのです。

そこで、当院ではソフトな整体(カイロプラクティック)を用いて、検査で原因と考えられた部分をやさしく調整しました。

「整体」と聞くと、強く押したり、ボキボキと音を鳴らしたりする施術を思い浮かべる方もいらっしゃいます。

しかし、当院の施術は身体への負担が少ないソフトな方法です。

一人ひとりのお身体の状態に合わせながら、無理なく本来の動きを取り戻せるよう施術を行っています。

毎日の生活の中で「少し動く習慣」も取り入れていただきました

施術とあわせて、Oさんには生活の中で無理なく続けられる工夫もお伝えしました。

「運動してください」と言われても、仕事や家事、育児に忙しい毎日の中で、まとまった運動時間を確保するのは簡単ではありません。

そこで、

  • エレベーターではなく階段を使う
  • コピーを取りに行くときは少し遠回りして歩く
  • 1時間に1回は立ち上がって肩や肩甲骨を動かす
  • お風呂では湯船にゆっくり浸かる

など、日常生活の中で取り入れやすい方法をご提案しました。

運動というと、「30分歩かなければ」「ジムへ行かなければ」と考えてしまいがちです。

しかし、身体は少し動かすだけでも良い刺激を受けます。

私は患者さんへ、「貯金と同じで、身体への良い習慣も毎日少しずつ積み重ねることが大切ですよ。」とお話ししています。

一度に大きく頑張るより、小さな積み重ねを続ける方が、身体は少しずつ良い方向へ変わっていきます。

肩こりだけでなく、毎日の生活も楽になりました

施術を続けるうちに、

「夕方になっても肩が前ほど重くならなくなりました。」

「仕事に集中しやすくなりました。」

「家に帰ってからも以前より身体が軽く感じます。」

というお声をいただけるようになりました。

そして、6週間・5回の施術で肩こりは大きく改善しました。

現在は、お仕事や家事・育児を続けながらも、良い状態を維持するために月1回のメンテナンスで通院されています。

運動不足による肩こりでお悩みの方へ

肩こりは、「年齢のせいだから」「仕事柄仕方がないから」と我慢してしまう方が少なくありません。

しかし、今回ご紹介したOさんのように、原因を確認し、身体全体のバランスを整えることで改善が期待できるケースは多くあります。

特に40代は、仕事で責任が増え、家では家事や育児に忙しく、ご自身の身体のことを後回しにしやすい年代です。

だからこそ、「少し肩が張るだけだから」と無理を続けてしまうと、肩こりだけでなく、首こりや頭痛、疲れやすさなど、さまざまな不調につながることもあります。

当院では、肩こりがある部分だけを見るのではなく、身体全体を丁寧に検査し、一人ひとりに合った施術をご提案しています。

「どこへ行っても肩こりが良くならない」

「その場は楽でも、すぐ元に戻ってしまう」

そのようなお悩みがありましたら、一人で抱え込まず、お気軽にご相談ください。

毎日を少しでも快適に過ごし、仕事や家事、ご家族との時間を笑顔で楽しめるよう、お手伝いできれば幸いです。

ご相談・ご予約はこちらから

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よくある質問(FAQ)

Q1. 運動不足が原因の肩こりは、本当に改善しますか?

A. はい、改善が期待できます。

ただし、肩こりの原因は運動不足だけとは限りません。姿勢のくせや身体全体のバランス、仕事や家事による負担など、いくつかの要因が重なっていることも多くあります。

原因に合わせて施術や生活習慣を見直すことで、改善を目指せるケースは少なくありません。


Q2. 忙しくて運動する時間がありません。それでも大丈夫ですか?

A. はい、大丈夫です。

「運動しなければ」と考えると負担に感じてしまいますが、日常生活の中で身体を動かす時間を少し増やすだけでも違います。

例えば、

  • 階段を使う
  • 1時間に1回立ち上がる
  • 肩や肩甲骨を軽く動かす

といった小さな積み重ねが、肩こりの予防や改善につながります。


Q3. マッサージと整体は何が違うのでしょうか?

A. マッサージは、硬くなった筋肉をほぐして一時的に楽になることがあります。

一方で、姿勢や身体全体のバランスに原因がある場合は、時間が経つと元の状態へ戻ってしまうこともあります。

当院では、肩だけを見るのではなく、身体全体を検査し、肩へ負担が集中している原因を見つけながら施術を行っています。


Q4. 肩こりがあるときは、どのような場合に医療機関を受診した方がよいですか?

A. 次のような症状がある場合は、肩こり以外の病気が隠れている可能性もあります。

  • 手や腕に強いしびれがある
  • 激しい頭痛や吐き気を伴う
  • 発熱や急激な体重減少がある
  • 安静にしていても強い痛みが続く

このような場合は、まず医療機関で検査を受けることをおすすめします。

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(監修 柔道整復師 児玉寛武)