
今回のブログでわかること(要約文)
天気の変わり目になると肩こりや頭痛が悪化する場合、それは単なる気のせいや疲れではなく、気圧変化による自律神経の乱れや身体の反応が関係している可能性があります。
実際に当院へ来院される患者様の中にも、「雨の前になると肩が重くなる」「肩こりだけでなく頭痛やめまいまで出る」とお悩みの方は少なくありません。
私自身も以前、天気(気圧)の変化によって肩こりや頭痛が強く出る時期がありました。しかし、生活習慣や呼吸、睡眠、身体の整え方を見直していくことで大幅に改善した経験があります。
このブログでは、天気痛(気象病)と呼ばれる不調の原因、自律神経や内耳との関係、そして今日から取り入れやすいセルフケアについてわかりやすく解説します。
- 1. 今回のブログでわかること(要約文)
- 2. こんな症状にお困りではありませんか?
- 3. 頭痛や吐き気まで引き起こす、天気痛からくる肩こりについての関係性を解説します
- 4. 天気痛で起こりやすい症状について
- 5. 天気痛が起こる原因について解説します。
- 5.1. 自律神経が乱れてしまう
- 5.2. 梅雨時期などの雨の多い日は高湿度による水分代謝の低下
- 6. 天気痛で肩こりがひどくなる方の対策と予防法
- 6.1. 規則正しい生活を送る
- 6.2. 日頃から深呼吸を意識する
- 6.3. 入浴は湯船にゆっくり浸かる
- 6.4. 運動の習慣を取り入れる
- 7. 天気痛にお悩みの方からよくいただくご質問
- 7.1. Q1. 天気が悪い日に肩こりと一緒に頭痛が出るのはなぜですか?
- 7.2. Q2. 天気痛による肩こりはストレッチだけで改善しますか?
- 7.3. Q3. 肩こりだけではなく、めまいや吐き気もあります。受診した方がいいですか?
- 8. どこに行っても肩こりがよくならない...そんな時はご相談ください
- 8.1. 参考文献
こんな症状にお困りではありませんか?
「雨が降る前になると肩こりがひどくなる」
「季節の変わり目は調子が悪くなる」
「天気の変わり目は肩こりだけでなく頭痛までしてしまう」
このような症状でお悩みの方はこの度のブログがお役に立てるかもしれません。
頭痛や吐き気まで引き起こす、天気痛からくる肩こりについての関係性を解説します
こんにちは、鹿児島市玉里団地で坂元台整骨院を開業しております児玉寛武です。
当院では日々、多くの肩こりの患者さんが来院されます。その中で「天気の変わり目になると肩こりが余計につらくなる」とおしゃる方も少なくありません。それは単なる気のせいではなく、気圧の変化が身体に影響を与えている可能性があります。
近年では、こうした症状を「天気痛」「気象病」などと呼ぶこともあり、多くの人が悩まされています。今回は、天気(気圧)の変わり目に起こる不調の原因と、今日からできる対策について詳しくブログにまとめていますので、もしそのような肩こりでお悩みでしたらこのブログ内容がお役に立てると考えています。
ぜひ最後までお読みいただけますと幸いです。
天気痛で起こりやすい症状について

気圧が下がったり急に変化したりすると、次のような症状が現れやすくなりなす。
・頭痛、片頭痛
・首や肩のこり、痛み
・めまい、ふらつき
・耳の詰まり感
・全身のだるさ、疲労感
・古傷や関節の痛み
・気分の落ち込み、不安感
・寝つきが悪い、眠りが浅い
特に低気圧が近づくタイミングや、季節の変わり目に症状を感じる人が多いのが特徴です。
私も以前はよく天気(気圧)の変わり目に頭痛と肩こりがして悩んでおりました。しかし、後ほどご説明する対処法を実践することによって大幅に頭痛と肩こりが改善した経験がございます。
天気痛が起こる原因について解説します。
自律神経が乱れてしまう

自律神経とは私たちの意思とは無関係に身体の機能を調整してくれる神経のことです。例えば、心臓の拍動、呼吸、消化、体温調節など、生命を維持するために必要な働きを24時間休まずにコントロールしています。
自律神経にはアクセルの役割をする交感神経と、ブレーキの役割をする副交感神経があります。この二つの神経がシーソーのようにバランスよく働くことで、身体の状態は安定します。
しかし、ストレスを強く受ける環境下に置かれたり、生活リズムが崩れている場合には自律神経のバランスが乱れやすくなります。
気温や気圧などの環境変化にも対応するように、自律神経が常に働いていますが、もともと自律神経が乱れがちな方は気象の変化に敏感に反応しやすくなり、その調整が追いつかずに自律神経のバランスが乱れてしまいます。
また、耳の奥にある内耳というところは、気圧の変化を感知するセンサーの役割をしております。気圧の変化により内耳が刺激され、その情報が脳に伝わることで自律神経が過剰に反応してしまい、不調の出る原因となってしまいます。

近年では、こうした症状は“天気痛(気象病)”として研究されており、内耳や自律神経との関係が注目されています。
そうは言ってもストレスの多い現代社会で日々忙しく生活していると、自律神経が乱れやすくなってしまうのも無理もないことですよね。
梅雨時期などの雨の多い日は高湿度による水分代謝の低下
梅雨時期などの雨の多い時期は、湿度が高く、汗が蒸発しにくくなります。
本来、身体は汗をかいて余分な水分を排出していますが、湿度が高いとその機能が低下します。
すると、「むくみ」「手足の重だるさ」「関節の痛み」「胃腸の不調」などが起こりやすくなります。
スポンジが水を吸いすぎて重たくなった状態をイメージすると分かりやすいです。
天気痛で肩こりがひどくなる方の対策と予防法
規則正しい生活を送る

まず第一に規則正しい生活を心がけることが大切です。
睡眠時間は一日6~8時間を目安に、夜更かししてスマホやPCを見ることを控えて、早めに就寝することが大切です。
また、朝起きた際にはまずカーテンを開け、太陽の光を浴びてコップ一杯の水(白湯)を飲むという習慣を意識してみていただけたらと思います。
日頃から深呼吸を意識する

自律神経の乱れで緊張した筋肉の回復をさせていくためには、全身に運ばれていく血液内に含まれる酸素が重要になってきます。また、普段から自律神経を整えておく手段として深呼吸は手軽にできて効果的です。
そこでおすすめなのが、30分に1回の深呼吸です。
深呼吸のポイントとしては3秒かけて息を鼻から吸い、6秒かけて息を吐き出す感じで、吸うと吐くを1:2の割合にします。息を吐き出す方を長めにするのがポイントです。
30分に1回と書いていますが気づいた時で構いません。また、10分に1回とかもっと頻繁に行っていただくとさらに良いです。
いつでも、どこでも簡単にできる方法ですのでぜひ日常生活の中に取り入れてみてください。
入浴は湯船にゆっくり浸かる

入浴はシャワーで済ませているという方は、ぜひこの機会に湯船に浸かる習慣を意識してみてください。
温度は高すぎると交感神経を高めてしまい、寝つきづらくなる恐れもありますので、40度程度のぬるめのお湯にゆっくりと10~15分程度浸かってリラックスすることを意識することが大切です。
一時的に体が温まり、そこから徐々に熱が冷めていく過程で自然と眠気が促され、良質な睡眠へとつなげることができます。
運動の習慣を取り入れる

適度な運動習慣は、自律神経の乱れを軽減するために非常に有効です。
運動習慣のない方は、無理に激しい運動を行うのではなく、ウォーキングやストレッチ、ラジオ体操などからはじめるといいでしょう。
天気痛にお悩みの方からよくいただくご質問
Q1. 天気が悪い日に肩こりと一緒に頭痛が出るのはなぜですか?
気圧の変化によって身体がストレスを受け、自律神経が過敏に反応することで、首や肩の筋肉が緊張しやすくなることがあります。
その結果、肩こりだけでなく頭痛や首の重だるさにつながるケースがあります。
睡眠不足や疲労が重なっている時は、より症状を感じやすくなることがあります。
Q2. 天気痛による肩こりはストレッチだけで改善しますか?
ストレッチが役立つ方もいますが、それだけでは十分ではない場合があります。
生活リズム、睡眠、呼吸、運動習慣、ストレス管理なども身体の状態に影響することがあります。
無理なく続けられるセルフケアを組み合わせることが大切です。
Q3. 肩こりだけではなく、めまいや吐き気もあります。受診した方がいいですか?
肩こり以外に、
・強い頭痛
・めまい
・吐き気
・手足のしびれ
・夜も眠れない痛み
などがある場合は、セルフケアだけで判断せず、専門家へ相談した方が安心な場合があります。
無理をせず、早めに身体の状態を確認することをおすすめします。
どこに行っても肩こりがよくならない...そんな時はご相談ください

今回のご紹介した方法を毎日実践していただくことで、天気(気圧)の変わり目にひどくなる肩こりが解消される可能性があります。お悩みの方はぜひ実践してみてください。
しかし、実践を継続してもなかなかつらい肩こりが解消されない時は他にも原因が考えられるかもしれません。
肩こりでお困りで不安な方は、当院の公式LINEやお電話でご相談も承っております。お気軽にご相談ください。
このブログが肩こりでお悩みの方のお役に立てれば幸いです。
最後までブログをお読みいただきありがとうございました。
自律神経系の症状について詳しい当院の考え方や施術内容については、こちらの自律神経系ページでも詳しく解説しております。
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参考文献
Meteoropathy: a review on the current state of knowledge
Hoxha M, Zappacosta B.
2023, Journal of Clinical Medicine
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC10478667/
気象変化によって頭痛、倦怠感、痛み、不安感などの症状が起こる「気象病(Meteoropathy)」についてまとめたレビュー論文です。気圧や気温変化が自律神経や身体症状へ影響する可能性が示されています。
Lowering barometric pressure induces neuronal activation in the superior vestibular nucleus in mice
Sato J, et al.
2019, PLOS ONE
https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0211297
低気圧環境によって内耳(前庭系)に関連する神経活動が活性化される可能性を示した研究です。気圧変化を内耳が感知し、自律神経系や痛みの反応に影響する仕組みの理解につながる研究として引用できます。
Mechanism of weather-related pain
佐藤純
2020, Pain Research(日本疼痛学会関連誌)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/pain/34/4/34_3/_article/-char/en
気圧変化によって慢性疼痛や不調が悪化する仕組みについて解説した日本語論文です。内耳による気圧感知と自律神経のバランス変化が、痛みや不調の悪化に関係している可能性が示されています。
Effects of stretching exercise training and ergonomic modifications on musculoskeletal discomforts of office workers
Shariat A, Cleland JA, Danaee M, et al.
2018, Brazilian Journal of Physical Therapy
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28688597/
ストレッチや生活環境の改善、身体活動が筋骨格系の不調軽減につながる可能性を示した研究です。肩こりや姿勢、日常生活改善の重要性を説明する際に参考になります。
Sleep and autonomic nervous system regulation in health and disease
Trinder J, et al.
2012, Sleep Medicine Reviews
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22024179/
睡眠と自律神経機能との関係についてまとめたレビューです。睡眠不足や生活リズムの乱れが自律神経バランスへ影響することが示されており、規則正しい生活や睡眠改善を推奨する根拠として使いやすい文献です。
(監修 柔道整復師 児玉寛武)


