「雨が降る前になると肩こりがひどくなる」

「季節の変わり目は調子が悪くなる」

「天気の変わり目は肩こりだけでなく頭痛までしてしまう」

このような症状でお悩みの方はこの度のブログがお役に立てるかもしれません。

頭痛や吐き気まで引き起こす、天気(気圧)の変わり目からくる肩こりについての関係性を解説します

こんにちは、鹿児島市玉里団地で坂元台整骨院を開業しております児玉寛武です。

当院では日々、多くの肩こりの患者さんが来院されます。その中で「天気の変わり目になると肩こりが余計につらくなる」とおしゃる方も少なくありません。それは単なる気のせいではなく、気圧の変化が身体に影響を与えている可能性があります。

近年では、こうした症状を「天気痛」「気象病」などと呼ぶこともあり、多くの人が悩まされています。今回は、天気(気圧)の変わり目に起こる不調の原因と、今日からできる対策について詳しくブログにまとめていますので、もしそのような肩こりでお悩みでしたらこのブログ内容がお役に立てると考えています。

ぜひ最後までお読みいただけますと幸いです。

天気(気圧)の変わり目に起こりやすい症状について

気圧が下がったり急に変化したりすると、次のような症状が現れやすくなりなす。

・頭痛、片頭痛

・首や肩のこり、痛み

・めまい、ふらつき

・耳の詰まり感

・全身のだるさ、疲労感

・古傷や関節の痛み

・気分の落ち込み、不安感

・寝つきが悪い、眠りが浅い

特に低気圧が近づくタイミングや、季節の変わり目に症状を感じる人が多いのが特徴です。

私も以前はよく天気(気圧)の変わり目に頭痛と肩こりがして悩んでおりました。しかし、後ほどご説明する対処法を実践することによって大幅に頭痛と肩こりが改善した経験がございます。

天気(気圧)の変わり目に不調が起こる原因について解説します。

自律神経が乱れてしまう

自律神経とは私たちの意思とは無関係に身体の機能を調整してくれる神経のことです。例えば、心臓の拍動、呼吸、消化、体温調節など、生命を維持するために必要な働きを24時間休まずにコントロールしています。

自律神経にはアクセルの役割をする交感神経と、ブレーキの役割をする副交感神経があります。この二つの神経がシーソーのようにバランスよく働くことで、身体の状態は安定します。

しかし、ストレスを強く受ける環境下に置かれたり、生活リズムが崩れている場合には自律神経のバランスが乱れやすくなります。

気温や気圧などの環境変化にも対応するように、自律神経が常に働いていますが、もともと自律神経が乱れがちな方は気象の変化に敏感に反応しやすくなり、その調整が追いつかずに自律神経のバランスが乱れてしまいます。

また、耳の奥にある内耳というところは、気圧の変化を感知するセンサーの役割をしております。気圧の変化により内耳が刺激され、その情報が脳に伝わることで自律神経が過剰に反応してしまい、不調の出る原因となってしまいます。

そうは言ってもストレスの多い現代社会で日々忙しく生活していると、自律神経が乱れやすくなってしまうのも無理もないことですよね。

天気(気圧)の変わり目に肩こりがひどくなる方の対策と予防法

規則正しい生活を送る

まず第一に規則正しい生活を心がけることが大切です。

睡眠時間は一日6~8時間を目安に、夜更かししてスマホやPCを見ることを控えて、早めに就寝することが大切です。

また、朝起きた際にはまずカーテンを開け、太陽の光を浴びてコップ一杯の水(白湯)を飲むという習慣を意識してみていただけたらと思います。

日頃から深呼吸を意識する

自律神経の乱れで緊張した筋肉の回復をさせていくためには、全身に運ばれていく血液内に含まれる酸素が重要になってきます。また、普段から自律神経を整えておく手段として深呼吸は手軽にできて効果的です。

そこでおすすめなのが、30分に1回の深呼吸です。

深呼吸のポイントとしては3秒かけて息を鼻から吸い、6秒かけて息を吐き出す感じで、吸うと吐くを1:2の割合にします。息を吐き出す方を長めにするのがポイントです。

30分に1回と書いていますが気づいた時で構いません。また、10分に1回とかもっと頻繁に行っていただくとさらに良いです。

いつでも、どこでも簡単にできる方法ですのでぜひ日常生活の中に取り入れてみてください。

入浴は湯船にゆっくり浸かる

入浴はシャワーで済ませているという方は、ぜひこの機会に湯船に浸かる習慣を意識してみてください。

温度は高すぎると交感神経を高めてしまい、寝つきづらくなる恐れもありますので、40度程度のぬるめのお湯にゆっくりと10~15分程度浸かってリラックスすることを意識することが大切です。

一時的に体が温まり、そこから徐々に熱が冷めていく過程で自然と眠気が促され、良質な睡眠へとつなげることができます。

運動の習慣を取り入れる

適度な運動習慣は、自律神経の乱れを軽減するために非常に有効です。

運動習慣のない方は、無理に激しい運動を行うのではなく、ウォーキングやストレッチ、ラジオ体操などからはじめるといいでしょう。

専門家に相談した方がいい場合もあります

肩こり以外に以下のような症状があるときは、専門家に相談した方が良いでしょう。セルフケアだけでは難しいかもしれません。

・腕や手指にしびれや強い痛みを感じる

・めまいや吐き気を伴う場合

・夜中、痛みで目が覚めてしまう

・片側だけに症状が強く出ている

このような場合はセルフケアだけでは難しい問題が潜んでいることが多いのが実情です。

セルフケアと当院での施術を組み合わせることにより、改善された患者さんは多数いらしゃいます。

どこに行っても肩こりがよくならない...そんな時はご相談ください

今回のご紹介した方法を毎日実践していただくことで、天気(気圧)の変わり目にひどくなる肩こりが解消される可能性があります。お悩みの方はぜひ実践してみてください。

しかし、実践を継続してもなかなかつらい肩こりが解消されない時は他にも原因が考えられるかもしれません。

肩こりでお困りで不安な方は、当院の公式LINEやお電話でご相談も承っております。お気軽にご相談ください。

このブログが肩こりでお悩みの方のお役に立てれば幸いです。

最後までブログをお読みいただきありがとうございました。

(監修 柔道整復師 児玉寛武)