
「長時間パソコン作業して目が疲れてくると肩こりがひどくなる」
「スマホをずっと見ていると目がかすんで肩もこってくる」
「目の疲れから肩こりだけでなく、頭痛・吐き気・めまいまでしてしまう」
このような症状でお悩みの方はこの度のブログがお役に立てるかもしれません。
- 1. 頭痛や吐き気まで引き起こす、眼精疲労からくる肩こりについて解説します
- 2. そもそも眼精疲労とは何なのか?
- 3. なぜ眼精疲労が肩こりを引き起こすのか?原因・関係性について
- 3.1. 1.目と首・肩の筋肉は神経でつながっている
- 3.2. 2.血流低下による疲労物質の蓄積
- 3.3. 3.前かがみ姿勢による負担の増加
- 4. 薬やサプリに頼らない眼精疲労による肩こりへの対策・治し方
- 4.1. 1.目を休ませる習慣をつくる
- 4.2. ホットアイマスクを使用してみる
- 4.3. 3.画面環境を見直してみる
- 5. 専門家に相談した方がいい場合もあります
- 6. どこに行っても肩こりが良くならない...そんな時はご相談ください
頭痛や吐き気まで引き起こす、眼精疲労からくる肩こりについて解説します

こんにちは、鹿児島市玉里団地で坂元台整骨院を開業しております児玉寛武です。
肩こりの患者さんは当院にも日々たくさん来院されます。そうした中で、肩がこる原因は姿勢の悪さや運動不足であると思われがちなのですが、実は眼精疲労が大きく関係しているケースも少なくありません。
スマホやパソコンが欠かせない現代社会では、目を酷使する時間が圧倒的に増え、その影響が首や肩の筋肉にまで及んでいます。
今回のブログでは、眼精疲労が肩こりとどのように関係しているのか?そして改善のために何ができるのかを詳しくブログにまとめていますので、もしそのような肩こりにお悩みでしたらこのブログの内容がお役に立てると考えています。
ぜひ最後までお読みいただけますと幸いです。
そもそも眼精疲労とは何なのか?

眼精疲労とは単なる目の疲れとは異なり、休息や睡眠をとっても回復しにくい目の不調のことを指します。
症状は目だけにとどまらず、次のような全身症状を伴うことが特徴です。
・目の奥の痛み
・かすみ目、充血、ピントが合いにくい
・頭痛
・首・肩のこり
・吐き気やめまい
・集中力の低下
特に、目の疲れと同時に肩こりがひどくなるという方は、眼精疲労が原因となっている可能性が高いと言えます。
なぜ眼精疲労が肩こりを引き起こすのか?原因・関係性について
1.目と首・肩の筋肉は神経でつながっている
目の動きやピント調整は、脳からの神経指令によって行われています。
長時間の近距離作業(スマホ・パソコン・読書など)により目を酷使すると、目の働きを調節する視神経や自律神経が緊張状態になります。
これらの神経の緊張は、目の周囲だけでなく、首・肩の筋肉にも影響を与え、無意識のうちに筋肉がこわばってしまうのです。
しかし、パソコンやスマホを使わないわけにはいかない世の中になっていますので、こうなってしまうのも無理もないことです。
2.血流低下による疲労物質の蓄積
目や首肩の筋肉が緊張すると、血管が圧迫されて血流が低下します。
血行不良とは、簡単に言うと「身体の中を流れる血液」という水の流れが悪くなっている状態です。
血液は、身体のすみずみまで酸素や栄養を運ぶ「命の水」のようなもの。
その血液を流しているのが「ホース(血管)」です。
お庭でホースを使って花に水をあげる時のことを思い出してください。ホースを踏むと水の勢いが弱くなったり、途中で止まったりすることってありますよね。
目の働きを調整する視神経や自律神経が緊張して、血管が収縮すると言うことはこれと同じことが身体の中で起こっていることになります。
人の身体は血の巡りによって全身に酸素や栄養を送り届けます。また、この血の巡りによって疲労物質や老廃物を回収してくれる働きもあります。ですので、血の巡りが阻害されてしまうことによって肩こりの原因となってしまいます。
このような状態でお仕事や家事を続けるのはとても大変なことですよね。

3.前かがみ姿勢による負担の増加
眼精疲労が起こる場面では、多くの場合、次のような姿勢になっています。
・顔を画面に近づける
・頭が前に突き出る
・猫背になる
このような姿勢では、頭の重さ(約5~6キロ)が首や肩に大きな負担をかけます。目を凝らすほど姿勢が崩れ、首・肩の筋肉が常に緊張状態となり、血流が悪化します。
一生懸命お仕事を頑張るからこそ、このような状態になりがちです。この状態で仕事を続けなければならないのは、とてもつらいことと思います。

薬やサプリに頼らない眼精疲労による肩こりへの対策・治し方
1.目を休ませる習慣をつくる

できれば1時間に1回は目を休ませることが理想的です。その際にしてほしいこととして、
・画面から目を離し、20秒以上遠くを見る
・まばたきを意識的に増やす
・目を閉じて深呼吸する
深呼吸のポイントとしては3秒かけて息を鼻から吸い、6秒かけて息を吐き出す感じで、吸うと吐くを1:2の割合にします。息を吐き出す方を長めにするのがポイントです。
上記のことを実践していただくだけでも、目の緊張は大きく軽減されます。
ホットアイマスクを使用してみる

目の周囲を温めると血流が良くなり、眼精疲労の回復を助けます。蒸しタオルや市販のホットアイマスクを1日10分程度使用するのがおすすめです。
目の血流が改善すると、眼精疲労からくる首・肩の緊張も自然と緩みやすくなります。
3.画面環境を見直してみる
画面環境を見直すポイントとしては
・画面の高さを目線と同じかやや下にする
・文字サイズを大きくする
・画面との距離を40センチ以上保つ
・部屋の明るさと画面の明るさを調整する(画面だけが明るすぎたり、部屋が暗すぎたりしない状態がベストです)

専門家に相談した方がいい場合もあります
肩こり以外に以下のような症状があるときは、専門家に相談した方が良いでしょう。セルフケアだけでは難しいかもしれません。
・腕や手指にしびれや強い痛みを感じる
・めまいや吐き気を伴う場合
・夜中、痛みで目が覚めてしまう
・片側だけに症状が強く出ている
このような場合はセルフケアだけでは難しい問題が潜んでいることが多いのが実情です。
セルフケアと当院での施術を組み合わせることにより、改善された患者さんは多数いらしゃいます。
どこに行っても肩こりが良くならない...そんな時はご相談ください

今回のご紹介した方法を毎日実践していただくことで、眼精疲労が原因の肩こりが解消される可能性があります。お悩みの方はぜひ実践してみてください。
しかし、実践を継続してもなかなかつらい肩こりが解消されない時は他にも原因が考えられるかもしれません。
肩こりでお困りで不安な方は、当院の公式LINEやお電話でご相談も承っております。お気軽にご相談ください。
このブログが肩こりでお悩みの方のお役に立てれば幸いです。
最後までブログをお読みいただきありがとうございました。
(監修 柔道整復師 児玉寛武)


