
「寒さがひどくなるにつれ、肩こり腰痛も余計につらくなってきた」
「寒い中歩いていると身体がこばわってきて、つまずきやすくなる」
「年中冷えを感じているが、冬場は特に冷えてつらい」
このような症状でお悩みの方はこの度のブログがお役に立てるかもしれません。
最近増加している、身体の冷えによる転倒についての対策・予防法について解説します
こんにちは、鹿児島市玉里団地で坂元台整骨院を開業しております、院長の児玉寛武です。
最近のニュースでも放送されていましたが、寒さにより筋肉がこわばってしまい、これが原因で転倒が増加しているそうです。
ご高齢の方などは特に、転倒してしまうと大怪我になってしまうこともよく聞きますよね。

また仕事や家事・育児に忙しい女性の方々からも、この時期はつらい冷えにお悩みのご相談を受けることが当院でもよくあります。
今までにも冷えにお悩みで、基礎体温が35度台だった方が、施術とセルフケアを継続することにより、36度台まで改善された患者さんも実際にいました。
今回のブログでは冷えが身体に与える影響と、転倒につながってしまう理由・予防法についてお伝えいたします。
ぜひ最後までお読みいただけますと幸いです。
なぜ、冷えによる筋肉のこわばりで転倒につながってしまうのか?
自律神経が乱れやすく筋肉が緊張しやすくなる

自律神経とは私たちの意思とは無関係に身体の機能を調整してくれる神経のことです。例えば、心臓の拍動、呼吸、消化、体温調節など、生命を維持するために必要な働きを24時間休まずにコントロールしています。
自律神経にはアクセルの役割をする交感神経と、ブレーキの役割をする副交感神経があります。この二つの神経がシーソーのようにバランスよく働くことで、身体の状態は安定します。
部屋と外の寒暖差に身体がついていけなかったり、寒さから身を守るために筋肉を収縮させようと交感神経が活発に働きます。冬は自律神経が乱れやすい時期です。このような状況で交感神経が活発になり自律神経が乱れると、筋肉がカチカチに固まってしまい本来のしなやかな身体の動きができなくなってしまいます。
人間が生きていくために持ち合わせている自然な現象ですので、致し方ないことですよね。
冷えによる血行不良が筋肉のこわばりを引き起こす
血行不良とは、簡単に言うと「身体の中を流れる血液」という水の流れが悪くなっている状態です。
血液は、身体のすみずみまで酸素や栄養を運ぶ「命の水」のようなもの。

その血液を流しているのが「ホース(血管)」です。
お庭でホースを使って花に水をあげる時のことを思い出してください。水の勢いが弱くなったり、途中で止まったりすることってありますよね。
それにはいくつかの原因があります。
1.ホースが折れ曲がっている→身体でいうと「筋肉のコリ」
長時間の同じ姿勢やストレスで筋肉が硬くなり、血管が押しつぶされて流れが悪くなります。
2.ホースの中に汚れがたまっている→「ドロドロ血」や「老廃物の滞り」
運動不足や不規則な生活で血液が濃くなり、流れがにぶります。
3.蛇口の水圧が弱い→「心臓や筋肉のポンプ力低下」
動かない生活が続くと、血を押し出す力が弱くなります。
4.寒さでホースが硬くなっている→「冷えによる血管の収縮」
身体が冷えると血管がキュッと細くなり、血液が流れにくくなります。
今回のブログで紹介している事例の血行不良は4に該当します。
このような血行不良が続くと、次第に筋肉のこわばりが引き起こされてきます。
筋肉は血流が悪くなると、酸素不足や老廃物の蓄積を起こし、次第に固くなっていくのです。
そして、筋肉が硬くなるとさらに血管を圧迫し、血流がさらに悪くなり、より筋肉が硬くなっていくという負のスパイラルに陥ってしまいかねません。

肩こりや腰痛がなかなか改善しない方の中には、この冷えによる筋肉の硬さが根本原因になっているケースも少なくありません。
このような方は、当院の施術で血流を良くしつつ、後でご説明する冷えへの対策を日常生活で実践していただくことによって肩こりや腰痛が改善していく可能性が高まります。
仕事や家事、育児に忙しい日々を過ごしていると、血行不良を起こしてしまうのも無理もないことです。
冷えが引き起こしてしまう「転倒リスク」

意外に思われる方もいるかもしれませんが、冷えは転倒のリスクを高めてしまいます。
上記のような理由で、冷えにより筋肉が硬くなると、「関節の動きが悪くなる」「とっさの反応が遅れる」「足が上がりにくくなる」といった身体の変化が起こります。
特に冬場や朝晩の冷え込みが強い時間帯は、足元の感覚が鈍くなり、つまずきやすくなります。
高齢者の転倒事故が冬に増えるのも、冷えと深く関係しています。
寒い時期になってから、「ちょっとした段差でつまずくようになった」「最近、足がもつれる」ことが増えている方は冷えによる身体のサインかもしれません。
冷えによる身体の不調・転倒を防ぐための予防法
1.入浴で血行を良くする

お風呂でしっかりと湯船に浸かって温めることにより血流がよくなります。
血流が良くなれば筋肉内に溜まった老廃物を流してくれ、筋肉や内臓、脳といった全身の組織に栄養と酸素を送り届けてくれます。
40度程度のぬるめのお湯にゆっくりと10~15分程度浸かってリラックスすることを意識すると、自律神経の働きも整いますのでおすすめです。
一次的に身体が温まり、そこから徐々に熱が冷めていく過程で自然と眠気が促され、良質な睡眠へとつなげることもできます。
2.身体を冷やさないようにする

身体の中でも特に冷えやすいのが首や足首、お腹まわりなどです。それぞれに「マフラーやネックウォーマー」「レッグウォーマー」「腹巻き」などを活用することで、効率よく身体を温めることができます。
また、おへその下あたりにホッカイロを貼るのも効果的です。女性はここが冷えると腹痛・下痢・便秘・生理痛・冷え性につながりやすいからです。
低温やけどを防ぐためにも、必ず肌着の上から貼ることをおすすめします。

3.腹式呼吸を取り入れる

腹式呼吸の主な効能として、
・自律神経の働きを整えて、リラックス効果や免疫力アップなどが期待できる
・浅い呼吸が改善される
・横隔膜がしっかり動くことで、血流改善につながる
・体幹のインナーマッスルが鍛えられることにより姿勢が安定する
など冷え解消に良い影響を与えてくれます。
やり方としては鼻からゆっくりと息を吸いこみ、おへその下に空気を溜めていくイメージでお腹を膨らませます。そして口からゆっくりと息を吐き出し、お腹をへこませます。この時、吸う時の倍くらいの時間をかけるつもりで吐くのがポイントです。
これを朝、昼、夜に各5回ずつ行います。
運動の習慣をつける

適度な運動習慣は血流を良くし、自律神経の乱れを軽減するためにも非常に有効です。
運動習慣のない方は、無理に激しい運動を行うのではなくストレッチ、ラジオ体操などからはじめるといいです。
坂元台整骨院でできる冷え対策

坂元台整骨院では単にこわばった筋肉をほぐすとか、ホットパックで温めるなどの、その場しのぎの施術はいたしません。
冷えの原因そのものにアプローチした施術を行います。
血流を妨げている骨格のゆがみを調整することにより、自律神経が整います。すると、血流・内臓機能が向上し、熱を作り、運ぶ力が回復します。そして冷えにくい体へと徐々に変化していきます。
もしくは東洋医学的なツボを使ったアプローチで調整することもあります。アプローチ法は全然違いますが、改善していくメカニズムはゆがみの調整と同じです。
人の身体の体質は急には変化しません。定期的な施術をしながら上記の予防法を日常生活で実践していただき、徐々に変化していきます。まずは3ヶ月継続してみることをおすすめします。体質が変化していくには最低これくらいの期間は必要と考えます。
どこに行っても冷えが引き起こす不調が良くならない...そんな時はご相談ください。

「冷えは体質だから仕方ない」と諦めてしまう方も多いですが、冷えは身体からのSOSサインです。冷えを改善することで、転倒予防・肩こり・腹痛・疲れやすさなど、さまざまな不調が軽くなるケースも少なくありません。
今回のご紹介した方法を毎日実践していただくことで、冷えが引き起こす不調が解消される可能性があります。冬の冷え対策は、今ある不調を和らげるだけでなく、将来の健康を守ることにもつながります。お悩みの方はぜひ実践してみてください。
しかし、実践を継続してもなかなかつらい冷えが引き起こす不調が解消されない時は、他にも原因が考えられるかもしれません。
冷えが引き起こす不調でお困りで不安な方は、当院の公式LINEやお電話でご相談も承っております。お気軽にご相談ください。
このブログが腰痛でお悩みの方のお役に立てれば幸いです。
最後までブログをお読みいただきありがとうございました。
(監修 柔道整復師 児玉寛武)

