2025-08-21 12:15:51テーマ:ブログ
長引く腰痛に悩んでいた50代男性患者さんの改善事例

「車の運転の乗り降りの動作の時腰が痛い」
「寝ている時の寝返りが痛くて目が覚めてしまう」
「朝起きた時にも腰が痛くて苦痛」
このようなお悩みがあるときはこのブログ内容がお役に立てるかもしれません。
50代男性の腰痛を改善する対策と予防法

こんにちは、鹿児島市玉里団地で坂元台整骨院を開業しております児玉寛武です。
この度のブログでは腰痛の原因、対策や予防法などについて書いております。
先日、長引く慢性的な腰痛に悩んでいた50代の男性患者さん(以下Oさん)が来院されました。
問診でお話を伺うと、お仕事は営業職で車の運転も多く、デスクワークと半々くらいの割合だということでした。
特に車の乗り降りの動作や、デスクワークでの立ったり座ったりの動作が辛く、自宅で寝ている時は寝返りが痛くて目が覚めてしまうとのことでした。とても辛かったことと思います。

最近では、長年続けている趣味のテニスも腰の痛みで出来なくなってきているのが辛いとのことでした。
ところが当院の治療を継続しつつあることに取り組んでいただくと、4週間経過した頃にはかなり腰痛が解消されていました。
Oさんは治療と一緒に、普段どんなことに取り組んで腰痛を解消されたのでしょうか?
詳しくブログにまとめておりますのでもし、腰痛にお悩みでしたらこのブログの内容がお役に立てると考えています。
ぜひ最後までお読みいただけますと幸いです。
なぜ今回腰痛は起こり、Oさんを苦しめ続けたのか?

Oさんは日々忙しい営業のお仕事をこなしていました。
会議やデスクワーク、外回りの営業で車の運転も多く、1日の中で座っている時間は相当長いとのことでした。
毎日、仕事が終わると疲れ果てて、そのままリビングのソファに寝落ちしてしまう日も増えてきたとおっしゃっていました。その頃から更に腰痛はひどくなっていったそうです。

そのまま腰痛を放置していたら、だんだん痛みも強くなってきて整形外科をはじめに受診したそうです。レントゲンではそこまでの異常はないとのことで、処方された筋弛緩剤(固まった筋肉を緩めるお薬)を飲み続けていたが一向に良くならなかったそうです。
そうこうしているうちに、長年趣味として続けているテニスもできない状態になってきたので困り果てていたとのこと。とても大変だったと思います。

問診でこのようなお話を伺った後、Oさんのお身体を検査させていただきました。
すると、毎日の座り時間の長い影響で腰から股関節、太ももにかけての筋肉や関節がカチカチに固くなっており、背中も猫背になっておりました。
こんな状態で仕事を余儀なくされるのは本当に大変だったことと思います。
私もサラリーマン時代には毎日長時間におよぶデスクワークをして、腰痛に悩まされていました。
今にして思えば、このような姿勢で座っていたことが原因だと気がつきました。

人間の身体は血の流れによって全身の筋肉や内臓、脳などといった組織に栄養と酸素を送り届けています。
腰や股関節、骨盤周囲の筋肉や関節が硬くなると血の循環が悪くなり、酸素や栄養を腰まわりの筋肉に送り届ける量は減ってしまいます。
ホースを曲げると水の出が悪くなるように、筋肉も硬くなってしまうと血管を押さえつけ、血の巡りが阻害されてしまうのです。
すると、血の巡りが悪くなることで、筋肉や関節の動きはさらに硬くなってしまい、悪循環に陥ってしまいます。

花も水や栄養を隅々にまで行き渡らせるように、人もこの酸素や栄養が常に全身へ行き届くことで良い状態を保つことができているのです。
特に、仕事柄座りっぱなしが多かったOさんは、腰や股関節などへの負荷は通常よりどうしても大きくなってしまいます。そのような状態が続いたことにより腰痛が悪化していったのです。
しかし、仕事柄、座りの時間が長くなってしまうのは仕方のないことだと思います。
では、今回のOさんのようなケースではどのようにして腰痛を予防・解消していけば良いのでしょうか?
日常生活での腰痛対策と予防法
Oさんは今まで病院で処方された筋弛緩剤(固まった筋肉を緩めるお薬)を飲み続けましたが、腰痛は全然改善しませんでした。
当院で施術を継続しつつ、普段からしていただくための簡単な腰痛対策や予防法を紹介させていただきました。
運転中は車の座席のシートと腰の間に丸めたバスタオルを挟んでおく

車の運転中はどうしても腰が丸まる形になりやすいです。腰が丸まった状態で長時間の運転を続けますと、どうしても腰痛の原因になります。
そこで、車の座席のシートと腰の間に丸めたバスタオルを挟んでおくと腰が丸まらずに済みますので腰痛の起こりにくい姿勢をキープすることができます。

30分に1回は座り直しをして姿勢をリセット
デスクワークや運転で同じ姿勢が続く時は、30分に1回は座り直しをします。
人間、座りはじめのうちはいい姿勢でいることができても、時間が経ってくるとだんだん背中が猫背気味になり、頭も前方へ突き出すような姿勢になっていくことが多いです。
ですので、30分に1回立ち上がって背筋を伸ばしてから座り直しをします。そうすることで偏りはじめた姿勢をリセットできます。
もし、お時間的に可能であれば、運転の合間に一旦車から降りてできると良いです。

睡眠は硬めの寝具に寝ていただく
今回Oさんの問診の時に、ソファに寝落ちすることが増えてから腰痛が更に悪化したお話を聞いていたので、硬めの寝具に寝ていただくことをお勧めしました。
そこそこ柔らかい、腰掛けると沈み込むようなソファに寝落ちしていたとのことでした。そのような沈み込む所に寝てしまうと身体が歪んでしまう原因になります。また、沈んでいるため、寝返りもしづらくなってしまいます。寝返りの減少は腰痛と大きく関係してきます。

試しにOさんには今回、畳部屋に敷き布団だけ敷いて寝ていただくようにしてもらいました。すると、寝返りの時痛みで目が覚めることがなくなり、起床時の腰痛が激減したそうです。

長引く腰痛に悩んでいた50代男性患者さんの声

お名前 O・Rさん 年齢50代 男性
施術期間 1ヶ月半 施術回数 7回
Qどのような症状、お悩みでご来院されましたか?
腰の痛み
Q実際に施術を受けられていかがでしたか?
人生で初めて整骨院で施術を受けました。(マッサージや整体の経験もなし)
立つ、座るがきつかったですが施術を何度か受けていくと大分痛みも軽くなり、昔から続けているテニスも痛みを気にせず行えるようになりました。
今回Oさんは当院の施術を継続しつつ、お伝えした腰痛対策・予防法に取り組んでいただきました。
施術を受けるごとに腰痛が改善していき、今ではまったく腰痛を感じることなく日常生活を送れています。
同じような症状でお困りの方々の励みになれば幸いです。
どこにいっても腰痛が良くならない…そんな時はご相談ください。

今回のご紹介した方法を毎日実践していただくことで、腰痛が解消される可能性があります。お悩みの方はぜひ実践してみてください。
しかし、実践を継続してもなかなかつらい腰痛が解消されない時は他にも原因が考えられるかもしれません。
そのような時は、お早めにご相談ください。
このブログが腰痛でお悩みの方のお役に立てれば幸いです。
最後までブログをお読みいただきありがとうございました。
(監修 柔道整復師 児玉寛武)