2025-07-14 22:40:59テーマ:ブログ

こんにちは、鹿児島市玉里団地で坂元台整骨院を開業しています院長の児玉寛武です。


最近子供が体調を崩しやすくなってます。」と保護者の方々からお話を聞くことが増えてきました。


もしかしてうちの子熱中症かな?でもどう対処すればいいのだろう?


もしそのような事でお悩みでしたらこのブログがお役に立てると思いますのでぜひ最後までお読みいただけますと幸いです。

ここ最近、鹿児島市では30℃を超える暑い日が続いています。


昨年の総務省のデータを見ると、6月末日から7月にかけて熱中症で搬送される方が急増する傾向があります。そのような状況から令和7年6月1日より厚生労働省は、熱中症の重篤化を防止するため、労働安全衛生規則が改正され熱中症予防を呼びかけています。

このような状況ですので特に子供自身は体調の変化に気付かないことや、伝えられないこともあるため、 周囲の大人が顔色や汗の量などに気を配る必要があります。

熱中症の症状について


症状①:めまいや顔のほてり

めまいや立ちくらみ、顔がほてるなどの症状が出たら、熱中症のサインです。 一時的に意識が遠のく、あるいは腹痛といった症状が出る場合もあります。


症状②:筋肉痛や筋肉のけいれん

「こむら返り」と呼ばれる、手足の筋肉がつるなどの症状が出る場合があります。筋肉がけいれんすることもあります。


症状③:体のだるさや吐き気

体のだるさ、吐き気やおう吐、頭痛などを伴う場合もあります。


症状④:汗のかきかたがおかしい

ふいてもふいても汗がでる、もしくはまったく汗をかいていないなど、汗のかきかたに異常がある場合には、熱中症にかかっている危険性があります。


症状⑤:体温が高い、皮ふの異常

体温が高く皮ふを触るととても熱い、皮ふが赤く乾いているなどの症状も熱中症のサインです。


症状⑥:呼びかけに反応しない、まっすぐ歩けない

声をかけても反応がない、おかしな返答をする、体がひきつけを起こす、まっすぐ歩けないなどの異常があるときは、重度の熱中症にかかっています。すぐ医療機関を受診しましょう。


症状⑦:水分補給ができない

呼びかけに反応しないなど、自分で上手に水分補給ができない場合は大変危険な状態です。この場合には、無理やり水分を口から飲ませることはせず、すぐ医療機関を受診しましょう。


熱中症に関する、こどもの特徴・行動等について


①こどもは大人より暑さに弱い

こども(乳幼児・幼児)は体温調節機能が未発達です。
特に汗をかく機能が未熟で、大人と比べると暑さを感じてから汗をかくまでに時間がかかり、体温を下げるのにも時間がかかってしまうため、体に熱がこもりやすく体温が上昇しやすくなります。

熱中症予防のポイント


• 日頃から栄養バランスの良い食事や適度な運動、十分な睡眠を通して、暑さに負けない体作りをしましょう。


• 普段から徐々に暑さに身体を慣れさせましょう。


②こどもは周囲の環境の影響を受けやすく、熱しやすく冷めやすい

こどもは体重に比べて体表面積が広い分、外気温の影響などを受けやすいと言えます。また、幼少期の子どもは大人よりも身長が低い為、地面からの照り返しの影響を強く受けます。


熱中症予防のポイント


• こどもは大人よりも高温の環境にさらされていると考え、体調の変化に注意しましょう。


• 通気性の良い服を選ぶなど外出時の服装に注意し、帽子も忘れずに被らせましょう。


• 暑い環境で長い時間過ごす場合には、適宜、涼しい場所での休憩と、十分な水分・適度な塩分の補給を行ってください。


③こども自身では予防できない

こどもは屋外でずっと遊んでいると、その楽しさに夢中になってしまい、身体に異変が起きていても気づかないことがあります。
また、こどもは自分で自らの体調の変化を訴えられず、服装などでの暑さ調節がうまくできないこともあるため、周囲の大人が顔色や汗の量などに気を配る必要があります。

熱中症予防のポイント


• こどもの様子を十分に観察しましょう。


顔が赤い、ひどく汗をかいているなどこどもに異変がある場合には、涼しい環境で十分に休息させましょう。


• こまめに水分や塩分を補給し、特に遊びの最中には、定期的な休憩を取らせましょう。


• 屋内で熱中症になることもあるため、エアコンや扇風機を適切に使いましょう。


熱中症になった場合の対処法

*エアコン・扇風機・うちわなどで風を送り、涼しい場所に寝かせましょう。


めまいや大量の発汗など、軽症の熱中症症状が見られる人がいたら、すぐに風通しの良い日陰やクーラーが効いている室内など涼しい場所へ移しましょう。
涼しい場所に避難した後も、しばらくは症状が急変する恐れがあります。熱中症の疑いがある人を一人にしないようにしましょう。


*飲めるようであれば水分をこまめに摂らせましょう。

冷たい飲み物は胃の表面から体の熱を奪うと同時に、水分補給にも繋がります。応答が明瞭で、意識がはっきりしているなら、冷たい飲み物を持たせて、自分で飲んでもらいましょう。
大量の発汗があった場合には、汗で失われた塩分も適切に補える経口補水液やスポーツドリンクなどが最適です。


*太い血管のあるところ(わきの下、首の周り、太ももの付け根)を冷やしましょう。

衣服を緩める、体に水をかける、ぬれタオルをあてて扇ぐなどにより、体から熱を放散させ冷やします。
自動販売機やコンビニで、冷えた飲料水のペットボトル、ビニール袋入りのかち割氷、氷のうなどを手に入れ、それを首の付け根の両側、脇の下、鼠径部(大腿の付け根の前面、股関節部)に広く当てて、皮膚直下を流れている血液を冷やすことも有効です。軽症の場合、この方法でよくなることがあります。


*意識状態が悪いときには、救急車を呼んでください。


自力での水分の摂取ができない場合や、意識障害が見られる場合は、症状が重くなっていると考えられます。救急車を呼ぶなど、すぐに病院に搬送する手段をとりましょう。
ペットボトル飲料のフタを自力で開けられるかどうかも、判断材料のひとつになります。自力でフタが開けられない場合は、すぐに病院に搬送しましょう。


子供の体調管理をサポートする坂元台整骨院の取り組み


坂元台整骨院では、こども達を熱中症から守るための活動も継続しております。


活動の内容につきましては下記ブログをご覧ください。

辻ヶ丘幼稚園に熱中症を予防する経口補水液を寄付

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この暑い夏を乗り切るための体調管理の一つとして、免疫力を向上させる当院の施術は効果的です。
ご自身やご家族の体調が崩れやすいなどお困りなら一度、当院までご相談ください。


最後までブログをお読みいただきありがとうございました。


このブログがお子様の熱中症予防にお役に立てれば幸いです。

(監修 柔道整復師 児玉寛武)