
「長時間デスクワークした後立ち上がろうとすると腰が痛い。」
「家事や育児で忙しくて腰がいつも痛い。」
このようなお悩みがある時はこのブログ内容がお役に立てるかもしれません。
40代女性の腰痛を改善する対策と予防法

こんにちは、鹿児島市玉里団地で坂元台整骨院を開業しております児玉寛武です。
この度のブログでは腰痛の対策と予防法について書いております。
先日、慢性的な腰痛にお悩みの40代女性の患者さん(以下Tさん)が来院されました。
問診でお話を伺うと、慢性的に腰が痛くて仕事でも腰に負荷のかかる動作も多いとのこと。
最近ではお尻から太ももにかけてしびれも出てきて不安になり、知人の紹介で来院されました。
普段の仕事に加え、自宅に帰ると家事や育児で偏った体勢や姿勢になるためによけい腰が辛く、湿布やコルセットをまいて対応していたそうです。

ところが当院の治療を継続しつつあることに取り組んでいただくと、わずか4週間ほどで腰痛が解消されたのです。
それ以降、月に一回のメンテナンス通院をしながらTさんは仕事や家事、育児をしていても腰痛に悩まされることなく快適に過ごしておられます。
Tさんは治療と一緒に、普段どんなことに取り組んで腰痛を解消されたのでしょうか?
詳しくブログにまとめておりますのでもし、腰痛にお悩みでしたらこのブログの内容がお役に立てると考えています。
ぜひ最後までお読みいただけますと幸いです。
腰痛はどうして起こるのか?40代女性に多い生活習慣や姿勢との関係

Tさんは40代になると職場での役職も変わり、会議やデスクワークの量もどんどん増えていったそうです。
また、仕事が終わり帰宅すると家事や育児に追われる日々。身体への負担は日増しに増加する一方だったとのことです。
特に、仕事や日常生活で長時間同じ姿勢が続くと腰痛がきつくなり、しびれも酷くなるとおっしゃっていました。とても大変だったと思います。
問診でこのようなお話を伺った後、Tさんのお身体を検査させていただきました。すると、毎日長時間デスクワークで座りっぱなしの影響で腰から股関節、骨盤周囲の筋肉や関節の動きがかなり硬くなっており、背中が猫背ぎみで頭も前方へ突き出すような姿勢になっていました。
こんな状態で仕事を余儀なくされるのは本当に大変だったことと思います。

このような腰から股関節、骨盤周囲の筋肉は呼吸の働きを司る横隔膜(おうかくまく)と繋がっています。さらにTさんのような猫背姿勢になってしまうとより、横隔膜の機能を阻害してしまい呼吸が浅くなってしまうという悪循環に陥ってしまいます。

人間の身体は血の流れによって全身の筋肉や内臓、脳などといった組織に栄養と酸素を送り届けています。
腰や股関節、骨盤周囲の筋肉や関節が硬くなると血の循環が悪くなり、酸素や栄養を腰まわりの筋肉に送り届ける量は減ってしまいます。
ホースを曲げると水の出が悪くなるように、筋肉も硬くなってしまうと血管を押さえつけ、血の巡りが阻害されてしまうのです。

すると、血の巡りが悪くなることで、筋肉や関節の動きはさらに硬くなってしまい、悪循環に陥ってしまいます。
花も水や栄養を隅々にまで行き渡らせるように、人もこの酸素や栄養が常に全身へ行き届くことで良い状態を保つことができているのです。
特に、仕事柄座りっぱなしが多かったTさんは、腰や股関節などへの負荷は通常よりどうしても大きくなってしまいます。そのような状態が続いたことにより腰痛が悪化していったのです。
しかし、仕事や家事、育児をしていて座りっぱなしになったり立ちっぱなしになるのは仕方のないことだとおもいます。
では、腰痛を予防・解消するにはどのように対策していけばいいのでしょうか?
日常での腰痛対策と予防法
Tさんは今まで病院で処方された湿布を貼って、コルセットまでして生活していましたが腰痛は全然改善しませんでした。
当院で施術を継続しつつ、普段からしていただくための簡単な腰痛対策や予防法を紹介させていただきました。
まじめな性格のTさんは毎日コツコツお伝えしたことを実践し、徐々に腰痛は解消されていったのです。
お伝えした内容は以下になります。
30分に1回は座り直しをして姿勢をリセット
仕事や家事で同じ座り姿勢が続く際、30分に一回は座り直しをします。
人間、座りはじめのうちはいい姿勢でいることができても、時間が経ってくるとだんだん背中が猫背ぎみになり頭も前方へ突き出すような姿勢になっていくことが多いです。

ですので、30分に1回立ち上がって背筋を伸ばしから座り直しをします。そうすることで偏りはじめた姿勢をリセットできます。

ウォーキングの推奨

日頃から仕事や家事に追われているかたは、なかなかまとまった運動時間もとれないと思います。ですので、「エレベーターがあっても階段を使う」「近くのお店の買い物は車でなく徒歩で行く」など日常生活のついでになるべく歩いていただくようにしてもらいました。
歩行を増やすことで筋肉や関節に刺激が入り、血流もよくなります。日頃座り姿勢が多くて足のむくみやすい方にも有効です。
腹式呼吸の推奨
日頃忙しいTさんには腹式呼吸をしていただくようお伝えしました。
やり方としては、まず仰向けになり膝を立てます。次に鼻からゆっくりと息を吸い込み、おへその下に空気を溜めていくイメージでお腹を膨らませます。そして口からゆっくりと息を吐き出し、お腹をへこませます。この時、吸う時の倍くらいの時間をかけるつもりで吐くのがポイントです。
全て吐き出すイメージです。これを起床時や就寝前に各5回ずつ行います。

腹式呼吸に慣れてきたTさんは、今では仕事や家事の合間に立ったり、座ってる状態でもこの呼吸法をちょくちょくしているとのことです。
腹式呼吸は腰痛改善だけでなく自律神経の働きを整え、リラックス効果や免疫力アップなども期待できますので、習慣に取り入れることをおすすめします。
慢性的な腰痛にお悩みだった40代女性の患者さんの声

お名前 T・Kさん 年齢40代 女性
施術期間 1ヶ月 施術回数 5回
現在は1ヶ月に1回のメンテナンス通院
Qどのような症状、お悩みでご来院されましたか?
腰痛 おしりから太ももにかけてのしびれ
Q実際に施術を受けられていかがでしたか?
長年つらかった腰痛がウソのようによくなりました。
しびれもなくなり、仕事や家事も問題なくできています。
今は月に一度のペースでメンテナンスをしていただいています。
いつも助かってます。ありがとうございます。
今回Tさんは当院の施術を継続しつつ、お伝えした腰痛対策・予防法に取り組んでいただきました。
施術を受けるごとに腰痛が改善していき、今ではまったく腰痛を感じることなく日常生活を送れています。
現在は症状も落ち着いたことから、1ヶ月に1回のメンテナンスのみで良いお身体の状態をキープできております。
同じような症状でお困りの方々の励みになれば幸いです。
どこに行っても腰痛が良くならない..そんな時はご相談ください。

今回のご紹介した方法を毎日実践していただくことで、腰痛が解消される可能性があります。お悩みの方はぜひ実践してみてください。
しかし、実践を継続してもなかなかつらい腰痛が解消されない時は他にも原因が考えられるかもしれません。
そのような時は、お早めにご相談ください。
このブログが腰痛でお悩みの方のお役に立てれば幸いです。
最後までブログをお読みいただきありがとうございました。
(監修 柔道整復師 児玉寛武)